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2025年05月10日 11:31 更新

お米で作ったキャラメルが誕生!? 江崎グリコが2025年大阪・関西万博で来場者に配布

江崎グリコが1922年の創業以来培ってきたキャラメルの製造技術を生かし、「米」のもつ可能性に着目した「お米のキャラメル」を開発しました。4月30日(水)に大阪・関西万博会場内の「EXPOサロン」で行われた発表会のレポートをお届けします!

「お米のキャラメル」開発は大きなチャレンジ

2025年大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」は放送作家の小山薫堂氏がプロデュースする「食を通じて、いのちを考える」をテーマにしたパビリオン。パビリオンでは、世界に共有したい日本発の25点の食材「EARTH FOODS 25」として「米(米粉)」が最初にリスト化されています。そこで江崎グリコは「EARTH MART」と協賛し、新しいお菓子のコンセプトを検討。日本人にとって最もなじみの深い主食である「米(米粉)」を使った「お米のキャラメル」を開発しました。

これまで同社がキャラメル製品では扱ってこなかった「米」を原料にすることは、大きなチャレンジだったそう。
一般的にキャラメルを作るには乳製品を使用しますが、「お米のキャラメル」は⽶由来の風味を生かすため、乳由来の素材や添加物は一切使っていません。厳選したシンプルな素材のみで作っているため、理想的なハートの形や食感を実現することが難しく、製造工程を何度も見直し、温度や時間を微調整しながら開発されたそうです。

同社は創業以来培ってきた知見や製造技術などのノウハウを駆使し、2022年から3年かけて開発。一から配合を見直し100回以上の試作を経て「お米のキャラメル」が誕生しました。

米由来の素材にこだわり、お米の純粋なおいしさを追求したキャラメルに

「EARTH MART」内に展示されているお米のキャラメル
「EARTH MART」内に展示されているお米のキャラメル

砂糖以外の原材料は米飴、米粉、米たんぱく、米油のみ。日本古来の甘味料とも言われる米飴はコクのあるやさしい甘さと独特な食感をもたらし、米粉はキャラメルに米の風味を加えます。米たんぱくは米由来のたんぱく質で、炊き上げたときの香ばしい香りを生み出し、キャラメルの形状を安定化させる役割も。米油は米ぬかから作る油で、食感のなめらかさや粘着性を調整するために加えられています。

「お米のキャラメル」は、同社が1922年に販売を始めた「グリコ」と同じハート型。米が持つ香りと味わいが口の中でゆっくりと広がるような風味と食感が特徴的です。

お米の新たな魅力や可能性を感じられそうな「お米のキャラメル」ですが、残念ながら一般販売の予定はないのだとか。大阪・関西万博 シグネチャーパビリオン「EARTH MART」内で来場者1人に対し1粒配布します。期間は5月末から閉幕までとなっています。

食といのちの循環に触れ、未来へのヒントと出会う空想のスーパーマーケットをイメージした「EARTH MART」
食といのちの循環に触れ、未来へのヒントと出会う空想のスーパーマーケットをイメージした「EARTH MART」

まとめ

「お米のキャラメル」の原料となる米は、ほぼ国産を使用。日本人にとって最も身近な食材である米のキャラメルとは、ぜひその味を確かめてみたいものです。万博閉幕まで「EARTH MART」内で配布しているので、万博を訪れた際にはぜひチェックしてみてくださいね。

大阪・関西万博 EARTH MART
https://expo2025earthmart.jp/

江崎グリコ
https://www.glico.com/jp/

(文・早川奈緒子)

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