おむつからお手軽パスタソースまで。【マザーズセレクション大賞2025】選出商品がママ・パパのベストバイだらけだった!
子育て期のママ・パパによる投票で選出される「第17回 マザーズセレクション大賞 2025」の受賞発表会が、12月3日に行われました。「使ってよかった」「リピートしている」などの生の声のみで選出された、ママ・パパの2025年のベストバイを紹介します。
- ふわりぃランドセル/株式会社協和
- かんぽ生命の学資保険 はじめのかんぽ/株式会社かんぽ生命保険
- 母乳バッグ、哺乳びん用インナーバッグ/カネソン株式会社
- 「明治ほほえみ」らくらくキューブ らくらくミルク らくらくミルクアタッチメントII/株式会社明治
- Ergobaby OMNIシリーズ/株式会社ダッドウェイ
- 豊潤サジー/株式会社フィネス
- ムーニーマン/ユニ・チャーム株式会社
- アロベビー ベビーソープ、アロベビー フォーキッズ ボディソープ/株式会社SOLIA
- パ・キット/株式会社永谷園
- 「パンパース」はじめての肌へのいちばん テープ はじめての肌へのいちばん テープ3S さらさらケア テープ/P&Gジャパン合同会社
子育て中、「これ、いいな」と手に取った商品や気になったサービスに、こんな冠がついていることはないでしょうか。
<マザーズセレクション大賞>
主催するのは、ベストマザー賞を主催していることでも知られる「一般社団法人日本マザーズ協会」。
2009年よりスタートしたこの賞は、全国の複合型商業施設やオンライン上にて育児期のママ・パパの投票を募り集計され、その得票結果のみで選出されるという、まさにママ・パパの生の声が反映されたもの。先輩ママ・パパが選んだ魅力的な商品やサービスが、次世代の消費者へ伝わることーーそれが同賞の意義だといいます。
今年も1年かけて投票を収集していた同賞ですが、ついに大賞に選出された30商品・サービスが決定! 12月3日、東京・浜離宮朝日ホールにて行われた「第17回 マザーズセレクション大賞 2025」受賞発表会で紹介された30商品・サービスのうち、まずは10の商品・サービスを紹介します。
調査投票数:のべ23,771票
投票期間:2024年9月1日~2025年8月31日
投票方法:イベント会場、協会公式サイト、連携・消費者団体リンク、健康保険組合から産後ママにお届けの媒体社メルマガ・SNSからの投票、SNS経由、子育てEWBサイト投票、インフィード型告知からの投票、ネットリサーチアンケート、顧問・大使のSNS経由、等(複数回答可能なアンケート方式)
授賞式には、同協会の特別顧問を務める蓮舫参議院議員がコメントを寄せ、ゲストとして元バドミントン選手でリオ五輪金メダリストの髙橋礼華さんが登壇した。
ふわりぃランドセル/株式会社協和
1948年の創業以来ランドセルを作り続けている同社の「ふわりぃランドセル」。
最大の特徴は、マチ幅13.5cmの収納力と、880gという軽さ。安全に通学できるようにと、肩や背中へ負担軽減のためクッション性にもこだわり、チェストベルトをつけて安定させることで背負い心地も追求しています。
障害のあるお子さまへのオーダーメイドランドセルにも取り組んでおり、「すべての子どもが安心して通えるように、日々努力している」と代表取締役社長の古田嶋さんが力強く話しました。
かんぽ生命の学資保険 はじめのかんぽ/株式会社かんぽ生命保険
その歴史は古く、1971年の簡易生命保険の時代から実施され、2023年にリニューアルした「学資保険 はじめのかんぽ」。
子どもの教育資金づくりの第一歩を踏み出すママ・パパへ、計画的な準備のサポートを担う学資保険です。登壇した同社の山田さんは、「販売することが目標ではなく、学資保険をお買い求めいただいたお客さまが、しっかりと将来を持って育まれるような手伝いが、少しでもできれば」と力を込めました。
全国2万拠点の郵便局で展開することで、「全国津々浦々のお客さまを支えたい」と話していました。
母乳バッグ、哺乳びん用インナーバッグ/カネソン株式会社
乳児を育てる多くのママが重宝してきた「母乳バッグ」。その誕生のきっかけは1961年、「直接母乳をあげられないお母さんたちの子どもに、母乳を飲ませる手段はないのか」という小児科医からの要望でした。そして1977年に待望の発売となって以来、一般家庭のほか多くの病産院・NICUでも使用されているといいます。
同社では、母乳育児へのこだわり、安全性へのこだわり、素材へのこだわり、使いやすさへのこだわりーー4つのこだわりを実現し続け、一滴の母乳も残さず安心してあげられるようにと、家族の寄り添い歩み続けています。
また、2021年に登場した「哺乳瓶用インナーバッグ」も同時選出。哺乳瓶の内側にセットすることで、哺乳瓶本体の洗浄・消毒の負担を減らし、外出時の授乳や夜間授乳のストレスを軽減するといいます。
SNS上で「洗い物が減った」「外出が楽になった」という口コミもあり、さらに防災グッズとしても重宝する、時代に即した商品であることがうかがえました。
「明治ほほえみ」らくらくキューブ らくらくミルク らくらくミルクアタッチメントII/株式会社明治
その歴史はなんと100年! 1923年に日本で初めてオリザニン(ビタミンB1)を添付した乳児用ミルク「パトローゲン」を発売して以来、赤ちゃんの成長を支えてきた粉ミルクブランドは、たえず研究し続け時代とともに進化してきました。
2025年11月25日に発売したばかりの最新商品「明治ほほえみ らくらくキューブ」は、日本で初めてビフィズス菌調整粉乳の製造に関する承認を取得した商品だそう。
初代・らくらくキューブのはじまりは2007年、世界ではじめての負担軽減のためにキューブタイプの粉ミルクとして発売され、さらに2019年には液体ミルクを発売。「調味不要ということで、年々利用が広がっている」と福本さんが話します。
長年の「母乳サイエンス」の結晶が詰まった同社の商品について、「これからも育児軽減に貢献したい」と語ってくれました。
Ergobaby OMNIシリーズ/株式会社ダッドウェイ
2003年、ハワイ在住のママでありのちの創業者となるカリン・フロストさんの「ずっと抱っこしていたい」という想いから誕生したエルゴベビー。その想いを元に、親子で動きやすく快適な抱っこ紐の開発に着手したことが始まりです。
人間工学に基づき作られた、大人とは異なる骨格である赤ちゃんの柔らかい体、M字の足、筋肉のつき方に合わせ、自然な姿勢をキープできるのがエルゴベビーの特徴です。
そんな抱っこ紐の中でも快適性と充実の機能を備えた「オムニシリーズ」が、多くのママ・パパの支持を得て選出となったのでした。
豊潤サジー/株式会社フィネス
栄養価の非常に高いスーパーフード「サジーベリー」の果実をまるごとピューレしたドリンク「豊潤サジー」。どれほどスーパーなのかというと、ビタミンA・C・E、必須アミノ酸、鉄分などを含む200種類以上の栄養素が摂れるのだそう。
さらに、保存料、着色料、香料など使われておらず、老若男女、家族問わず飲みやすさに配慮されているところが、育児家庭に評価されたのでしょう。
ムーニーマン/ユニ・チャーム株式会社
乳幼児育児経験者の“当たり前”として存在する「テープ型紙おむつ」ですが、日本に誕生したのは1980年代、初代ムーニーによる日本初の試みでした。以来44年の間に、立体ギャザーの漏れ軽減や世界初となるパンツ型の誕生など、現在も成長段階に合わせた設計を提案し続けているといいます。
選出された最新のムーニーマンは、マシュマロのような優しい肌触りが特徴のマシュマロフィット設計。ウエストまですっぽり覆える設計で、漏れにも安心な作りになっています。
さらに寝返りからハイハイ時期の赤ちゃん向けに、背中へのうんち漏れを軽減するために「ゆるうんちポケット」がついたおむつもラインナップされ、それぞれ赤ちゃんの快適さはもちろん、お世話のしやすさにも徹底的に配慮した姿勢がうかがえました。
アロベビー ベビーソープ、アロベビー フォーキッズ ボディソープ/株式会社SOLIA
2013年に誕生した国産オーガニックのベビースキンブランドから、ベビーソープと、キッズラインのボディソープが選出。
「赤ちゃんとのふれあいを奏で、『愛』育む」をコンセプトに、国産オーガニック、99%以上天然由来成分、8つの無添加、新生児から使えるーーという4つのこだわりが詰まった商品は、ベビーソープのほか保湿ケア、マタニティケア、UVケアと多岐にわたっています。
「ひとりでも多くの赤ちゃん、ママ・パパの生活を彩れるようにつとめたい」と、同社の大澤さんが話しました。
パ・キット/株式会社永谷園
袋の中にパキっと折ったパスタを入れ、軽くもみ、13分間レンジで温めれば完成してしまうという、余力1%でも作れる超時短パスタソース「パ・キット」。袋の中でパスタを茹でてしまうという大胆な発想が、忙しい共働きママパパの心をつかみ、見事選出となりました。
手軽すぎる調理方法もさることながら、計5種類のパスタソースが楽しめるフレーバーの美味しさと充実度も人気の秘訣ではないでしょうか。
「お皿に盛らず、袋のまま食べてしまう」というユーザーの声も多いそうで、同社の三田さんは「そういった食べ方もぜひやっていただきたい」と薦めていました。
「パンパース」はじめての肌へのいちばん テープ はじめての肌へのいちばん テープ3S さらさらケア テープ/P&Gジャパン合同会社
1950年代に紙おむつの開発を開始し、1962年に初代パンパースを発売して以来、130カ国、5千万人以上の赤ちゃんが利用しているという「パンパース」。選出となったのは、スタンダードな「さらさらケア テープ」と、特に刺激からお肌を優しく守ることを徹底した「はじめての肌へのいちばん」でした。
「はじめての肌へのいちばん」は、新生児など肌が特に敏感な赤ちゃんのための設計に徹底。コットンのようなふわふわ素材、ワセリン配合シートでの摩擦防止、そして3D穴開きメッシュで「ゆるうんち」を素早く吸収し、おしりを優しく守ります。
同社の大木さんは、「今後もおむつ関連の悩みをサポートしていきたい」と展望を語りました。
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赤ちゃんに直接かかわわる商品からママ・パパをサポートする商品、そして生活を豊かに導く商品など、個性豊かな選出となったマザーズセレクション大賞。たしかに次世代のママ・パパに伝えたくなる、納得の商品ばかりですね。
(取材・文=有山千春)
