ライフ ライフ
2026年06月06日 11:31 更新

福井・鯖江で開催 子どもが夢中、大人もほっと一息。地域で広がる“子育て応援フェスタ”の現場

子どもが思いきり遊び、そのそばで大人が少し肩の力を抜ける——。そんな時間が広がるイベントが、福井県鯖江市で開かれました。5月23日に開催された「子育て応援フェスタ」。会場には親子連れはもちろん、高校生ボランティアや地域の子育てサポーターなどが集まり、多世代が自然につながる光景が見られました。

子育て世代の声から生まれた「つながりの場」

少子化や核家族化が進む中、子育てを取り巻く環境は大きく変化しています。

「子どもを安心して遊ばせる場所が少ない」
「子育て中に孤立を感じる」
「気軽に相談できる相手や場所が近くにない」


子育ての悩みは、家庭だけでは解決が難しいケースも少なくありません。
鯖江市でも、天候に左右されず子どもが遊べる場所や、保護者同士が気軽に交流できる場を求める声が寄せられてきたといいます。

こうした声を受けて、「地域で子育てを支えたい」という思いを持つ市民団体「COSAPO」などが中心となり、親子が安心して集える場づくりに取り組んでいます。

「子育て応援フェスタ」もその活動のひとつ。

令和5年7月の第1回開催以降、「はいはいよちよちレース」や「1日くらげ水族館」、「リトミック」、「木育」、「親子運動会」など、親子で楽しめるさまざまな体験企画を実施。子どもたちの遊び場としてだけでなく、保護者同士の交流や地域とのつながりが生まれる場として継続的に開催されてきました。

COSAPOの石田会長は、「親子が安心して過ごせる場所をつくり、地域全体で子どもを見守る空気を広げていきたい」と話します。

親子の笑顔が広がる会場。中高生ボランティアも活躍

イベント当日は、多くの親子連れで会場がにぎわい、子どもたちはさまざまな遊びや体験に夢中になっていました。

会場では、中高生ボランティアが子どもたちと一緒に遊んだり、来場者をサポートしたりする姿も。子どもたちに優しく声をかける様子や、自然と笑顔が生まれる場面が印象的で、子育てを「家庭だけで頑張るもの」にしない——そんな地域の温かさが感じられる時間となっていました。

来場した保護者からは、「天候や気温に左右されず、子どもが安心して遊べる場所があるのはありがたい」「同じ子育て世代の方と話せて安心しました」「地域の人たちが見守ってくれている感じがして心強い」といった声が聞かれ、イベントが子どもの遊び場としてだけでなく、地域とのつながりや安心を感じられる場として受け入れられていることがわかります。

(大勢の来場客でにぎわう会場)
(射的のブース。中高生ボランティアが支援しています)
(木育広場の様子)

行政と地域が連携、“ひとりで抱えない子育て”へ

鯖江市では、安心して子育てができる環境づくりを目指し、子育て支援施策を展開しています。

妊娠・出産から子育て期まで切れ目なく支援を行うべく、新米パパママ教室や乳児期の子育て家庭を対象にした赤ちゃん訪問時のデジタルギフト配布、育児用品3R事業など、子育て世代に寄り添った取り組みが進められています。

また、保健師が継続的に関わることで、子育て中の不安や悩みを気軽に相談できる体制づくりも推進。子育て家庭の孤立を防ぎ、“ひとりで抱え込まない子育て”を支えています。

加えて、市内各地区の子育て支援ネットワーク委員会と協働し、お子さんが生後6か月を迎えた家庭を祝福する「ハーフバースデー事業」もあります。赤ちゃんと過ごす毎日が楽しくなる遊びを紹介したり、同じ月齢のお子さんをもつ保護者同士の交流の機会を設けたりすることで、子育ての悩みや喜びを共有できるつながりづくりを支援しています。

さらに、地区公民館に簡易遊具などを設置し、親子が気軽に集える遊び場を設ける「子どものびのび広場」など、身近な地域の中で親子が交流できる環境づくりも進められています。

こうした行政の取り組みに加え、市民団体や地域住民、高校生など多世代が関わることで、地域全体で子育てを支える環境が広がっています。

子どもを真ん中に、広がるつながり

子育ては、家庭だけで頑張るものではなく、地域みんなで支えていくもの。「子育て応援フェスタ」では、子どもを真ん中に、保護者や地域の大人、高校生など多世代が自然につながる、鯖江市らしい温かな風景が広がっていました。

鯖江市では今後も、地域とのつながりを大切にしながら、子育てを楽しい・嬉しいと実感しながら安心して子どもを育てられる環境づくりを進めていくとしています。

(マイナビ子育て編集部)

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-