- 掲載
- 2026年08月01日 17:01
「塾なし&独学」で大学受験レベルの数学に挑む小6。その自走力の原点とは?
大学入試レベルの勉強に塾なし・独学で取り組む小学6年生。その学びの原動力は、親からの強制ではなく、「いいね!」「やってみよう」という日々の前向きなリアクションでした。
6歳で天文宇宙検定3級に最年少合格、小学3年生で数学検定2級――“宇宙少年”として注目を集める、小学6年生の大森陽生さん。
大森家が実践してきたのは、“ほめる・叱る”に頼らず、親の「リアクション」にフォーカスした独自の子育てメソッド。この考え方をまとめた書籍書籍『みるみる自走する! 子育てはリアクションが9割』(著:大森治幸、大森陽生/新潮社)が、このたび刊行されました。
本記事では、親の何気ないリアクションが、なぜ子どもの主体性や知的好奇心を引き出すのか――大森家の実体験に基づいた内容から、そのヒントを一部抜粋してご紹介します。
リアクションって何がいいの?
なぜこの本が生まれたのか
ごくごく普通の地方公務員である私が、なぜ子育てについての本を執筆するのか、疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。それは、息子(と私たち家族)がちょっとだけ変わっているからにほかなりません。
息子は現在小学6年生ですが、独学で大学受験レベルの数学に打ち込んでいるほか、英語も英語検定準1級合格をめざしています。宇宙好きの少年として、テレビ番組の『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』に「宇宙博士ちゃん」として出演したり、元宇宙飛行士の向井千秋さんとイベントで対談したり、地元のテレビ番組で芸能界屈指の博学として知られる伊集院光さんとクイズ対決をしたりしたこともあります。
──なんて書くと、なんだか我が子自慢をながなが書いているようですが、お伝えしたいのはそこではありません。息子は天才肌というわけではないですし、勉強面ではもっとすごいお子さんは星の数ほどいらっしゃると思うのですが、今回、なぜ出版社から本にしないかというお声がけをいただいたかというと、「大森さんたちが、親子でとっても楽しそうに学んでいたから」という理由でした。
「親子でおもしろがる」という魔法
今でこそ地方公務員として働く私ですが、教育者を志し、英語の先生の資格を取った身です。けれども、我が家では、親が勉強を強制することはなく、それどころか、日常生活で交わす会話のなかで「勉強」という単語が出てくることはほとんどありません。息子にとって学ぶことは好きなことや得意なことを追求することであり、遊びの延長なのだと感じています。たまにさせていただく講演などでそう話すと、「我が子が陽生くんみたいな子だったら苦労はない」などと言われることもあります。
では、息子が特別なのでしょうか?
私は、そうではないと思います。もちろん、いわゆる「学校の勉強」については、得意不得意がそれぞれあるでしょう。けれども、もともと人間、特に子どもには好奇心があり、学ぶ楽しみを見出す生き物だと思っています。
息子と過ごすなかで、私が一番大事だと感じていることは、いたってシンプル。「親子でおもしろがる」ということです。何じゃそりゃ、と思いますか? 私は、息子と向き合うなかで、「それはおもしろい!」「めっちゃいいやん」「そんな考えがあったかぁ!」と感じるままに声を上げ、息子がうれしそうな時は「いえーい!」と思いっきり体をのけぞらせる。そんな、お笑い芸人ばりのリアクションを大切にしてきました。
リアクションで子どもが自走する!?
親といえば、「子どもに何かを教え、導くものだ」と思っていませんか?
もちろん、親ですから、そういう指導的な側面はあります。道路に飛び出してはいけないとか、嘘をついてはいけないとか……。命にかかわるようなことや、社会生活を営む上でのルールなど、親が子どもに教えていくことはあります。
でも、それは親の役割の「1割」に過ぎないと私は思うのです。
そして、残りの「9割」が、子どもが発する言葉や行動にどう反応するか。つまり「リアクション」です。9割というのは、決して大袈裟な数字ではありません。親のリアクション次第で、子どもは勝手に自走し始めます。
なぜなら、どの子どもの中にも、元々すさまじい「やる気」が眠っているからです。
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続きはぜひ書籍でご覧ください。
※本記事は、『みるみる自走する! 子育てはリアクションが9割』<著:大森治幸、大森陽生/新潮社>より抜粋・再編集して作成しました。
