- 掲載
- 2026年09月04日 10:11
- 更新
- 2026年09月04日 11:38
「学校に来ないのに芸能活動はできるの?」起立性調節障害で登校できず女子全員にハブられたみりちゃむさん、母がかけた言葉とは
9月1日放送の『上田と女がDEEPに吠える夜』(日本テレビ系)では、「10代のメンタルヘルス」をテーマに、タレントのファーストサマーウイカさんやモデル・タレントのみりちゃむさんらが出演。自身の経験やSNS時代の人間関係の悩みについて率直に語りあいました。
起立性調節障害で不登校に「怠けている」と誤解された過去
番組では、小中学生の不登校が約35万人、いじめの認知件数が約77万件、2025年の中高生における自殺者数が528人と、いずれも過去最多であることが紹介されました。若年層のメンタルヘルスが深刻な課題となっている現状が浮き彫りになっています。
また、ユニセフの「子どもの幸福度」に関する調査では、日本は「精神的幸福度32位」と低く、「子どもが社会を変えられると感じている割合」も最も低い国だといいます。一方で、幸福度の高い国では、子どもの意見が十分に尊重され、子どもの権利が社会に浸透していることが特徴として紹介されました。
ゲストも自身の苦しい経験を振り返ります。ファーストサマーウイカさんは、小学生時代に転校先で制服の準備が間に合わず、以前の学校の制服で約1カ月通学した結果、「菌がうつる」といじめられた経験を告白。高校生インフルエンサーの長浜広奈さんも、小学校時代に声や仕草を理由に「ぶりっ子」と言われ、仲間外れにされたことがあると明かしました。
みりちゃむさんは、中学生の頃に起立性調節障害を抱え、学校へ行けない日々が続いたと回想。しかし症状が外から見えにくかったため、「怠けている」と誤解されていたそうです。さらに、学校へ通えない時期に芸能活動を始めたことで、「なんで学校に来てないのに芸能活動はできるの」と不興を買い、女子生徒全員からハブられてしまったと告白。しばらく登校できなくなったと語りました。
「学校に行きたくない」と母親に相談したとき、「そんな感じなら学校行かなくていいよ」と言われたことが大きな救いになったと振り返った、みりちゃむさん。現在はメンタルを保つために、「世界はそこだけじゃない」「全員と仲良くならなくていい」と考えるようにしているといい、「何事も60点でやろう」と意識し、頑張りすぎないことを大切にしていると語ります。
長浜さんも、「もう無理だと思ったら抱え込まず、関わらないようにして逃げることを意識している」と話しました。
また、SNS時代ならではの悩みにも言及。みりちゃむさんの高校生の弟の周囲では、グループLINEで1人だけ返信されないことや、突然フォローを外されること、Instagramの「親しい友達」に入れてもらえないことなどが原因でトラブルになることがあるといいます。
これに現役高校生の長浜さんや22歳のモデル・ゆめぽてさんも共感。ストーリーズやBeReal.などで「今を共有するのが当たり前」になっていることから、「SNSで全部人間関係まで見えてしまうのがしんどい」「自分が共有されていないとわかったときに不安を覚えることがある」と語りました。
一方で、みりちゃむさんは不登校だった時期、インターネット上だけでつながる「ネッ友」に救われたことも明かします。顔を知らない相手だからこそ打ち明けられることもあり、大きな心の支えになったと話しました。
ゲストたちの体験談を受け、MCの上田晋也さんは「逃げるって大事。考えようによっては次の世界に進んだということ」「今がすべてじゃないよ」と呼びかけ。さらに番組では、スウェーデンやフィンランド、フランスなど、子どもの権利を大切にする国々の取り組みも紹介。児童精神科医の小澤いぶき先生は、「子どもの権利を土台とした風土」は心の健康を支えるうえで非常に重要だと強調しました。
また、メンタルヘルスの不調は個人の問題ではなく社会環境の問題でもあると指摘。「しんどい」「苦しい」という子どもたちのSOSは、社会の課題を教えてくれる重要なサインだとして、「子どもにとって本当に心地いい社会」をつくっていきたいと締めくくりました。
(マイナビ子育て編集部)
