- 掲載
- 2026年10月31日 07:31
せっかく用意した衣装に「この仮装、嫌だった」親たちがハロウィンで“もう勘弁して”と思った瞬間
子どもたちが思い思いの仮装を楽しむハロウィン。その裏では、衣装やお菓子を用意し、当日の機嫌を取り、保護者同士の調整まで担っている親が、すっかり疲れ切っていることも……。
今回は、小学生以下の子どもを持つ20~40代の男女を対象に、子どものハロウィンで、親として「もう勘弁して……」と思った出来事を聞きました。寄せられた回答から、忘れられないハロウィンのエピソードを紹介します。
せっかく用意した衣装を「着たくない!」
親を悩ませていたのが、時間やお金をかけて準備した衣装を、子どもが当日になって嫌がること。着心地が気になったり、急に気が変わったりと、親の予定どおりにはいかないようです。
●当時5歳だった娘と、友人宅でのハロウィンパーティーに参加しました。事前に買っておいたドレス風の魔女の衣装を、当日の朝に着せた途端、「首のところがチクチクして痛い!」「レースがかゆい!」と大号泣。タグを切ったり、下に長袖のインナーを着せたりしましたが、頑なに拒否されました。結局、家を出る直前にトレーナーと長ズボンに着替え、カチューシャとマントだけを付けて参加。準備や機嫌取りで、私だけヘトヘトになりました。(女性/46歳/子ども6歳)
●地域のハロウィンイベントの仮装大会に参加しました。前もって用意していたキャラクターの仮装に子どもが納得せず、直前まで「これは嫌!」と駄々をこねられました。最終的には、友達が「その仮装いいね、似合っているよ」と声をかけてくれ、やっと参加できました。友達がいなかったらと思うと、やるせなかったです。それ以来、仮装はせず、お菓子交換くらいで楽しんでいます。(女性/31歳/子ども9歳)
●習い事のハロウィンイベントで、本人が希望した仮装を用意しました。しかし、ほかの子が思いのほか気合いの入った仮装をしていたため、子どもから「この仮装、嫌だった」と言われ、「勘弁してくれ」と思いました。(女性/39歳/子ども4歳)
3万円の衣装が、わずか数時間でボロボロに
子どもが衣装の扱いを気にせず、いつもどおり思いきり遊んだ結果、痛い出費になってしまった家庭もありました。
●5歳の長男と保育園のイベントに参加しました。オーダーで作ってもらったディズニーのカストーディアルキャストの衣装は3万円。翌年は下の子にも着せようと思っていたのですが、本人は衣装より友達と遊ぶことに夢中で、走ったり跳んだりしていました。その結果、ズボンは破れ、袖もほつれてボロボロに。高かった衣装が、ほんの数時間で傷んでしまい、「勘弁してほしい」と思いました。(女性/32歳/子ども3歳・6歳)
●子どもが通う英語教室のハロウィンイベントに参加しました。衣装を購入しましたが、思った以上に高くつきました。ところが翌年になると、子どもから「去年と同じ衣装は嫌だ」と言われ、新しいものを買う羽目に。年に一度しか着ないうえ、成長すれば翌年は使えない衣装に毎年お金を費やすのは、正直しんどいです。(女性/45歳/子ども5歳)
衣装はイベントが終われば役目を終え、翌年にはサイズアウトする可能性もあります。その一日のために、どこまでお金と時間をかけるのか。親にとっては悩ましい問題です。
周りは本格的! 「もっとちゃんと仮装したかった」
簡単な仮装で参加したところ、周りとのあまりの差に戸惑ったという声も聞かれました。
衣装を用意するだけでも大変なのに、いざ会場へ行けば、ほかの家庭と比較されることも。子どものための仮装が、いつの間にか親同士の張り合いのように感じられてしまうこともあるようです。
●地域のイベントで、どの程度の仮装をすればよいのかわからないまま準備しました。参加してみると、本格的な仮装をした家族が多く、子どもから「もっとちゃんと仮装したかった」と言われました。こちらもお金をかけて用意したのに……と思いました。(女性/37歳/子ども6歳)
●1歳の娘と地元の交流センターのイベントに参加し、量販店で買った安価なドレスを着せました。しかし、周りには仮装に気合いを入れている保護者が多く、衣装の値段を当てられたり、自慢話をされたりして疲れました。(女性/32歳/子ども1歳)
●2歳の息子と4歳の娘を連れて、地域のハロウィンイベントに参加しました。会場に娘の好きなキャラクターの仮装をした子がいて、娘から突然「あの仮装がしたい」と言われました。当日なので無理だと断ると号泣。疲れました。(女性/25歳/子ども2歳・4歳)
●英会話スクールのイベントで、友達の女の子の仮装が毎年グレードアップしています。うちの子もレベルを上げなければ、というプレッシャーがすごいです。(女性/41歳/子ども5歳)
ゾンビメイクに本人が号泣、別の子まで泣き出した
ハロウィンならではのメイクも、思いがけない事態を招くことがあります。
●地域のハロウィンイベントに、5歳の子どもと参加しました。500円で顔にペイントしてもらえるということで、本人の希望でゾンビメイクに。しかし、完成した自分の顔を見た本人が怖がって号泣しました。子どもの仮装は、あまり本格的にしすぎないほうがよいと学びました。(女性/36歳/子ども6歳)
●近所の数家族と、自宅でハロウィンパーティーを開きました。子どもたちは全員4歳でした。直前になって息子が「全身ゾンビになって、顔を真っ青にして血だらけになりたい」と言い出し、譲りません。慌てて顔に絵の具を塗り、傷メイクをしましたが、パーティーが始まると、怖がりなほかの子が息子を見て大号泣。場の空気が凍りつき、私は謝って回る羽目になりました。(女性/27歳/子ども5歳)
●幼稚園の友達とホームパーティーをしました。娘はネイルや血のりを用意し、大興奮で遊んでいましたが、案の定、会場の家具を汚してしまいました。申し訳ない気持ちになり、お詫び代もかかりました。(女性/35歳/子どもの年齢は不詳)
●ボディペイントをした際、事前の説明では、クレンジングできれいに落ちると聞いていました。しかし、実際にはインクがまったく落ちず、お風呂も汚れ、子どもの肌も荒れてしまいました。勘弁してほしいと思いました。(女性/39歳/子どもの年齢は不詳)
楽しいはずのメイクが、本人や周りの子を泣かせたり、後始末や謝罪の原因になったりすることも。本格的なメイクをするときは、仕上がりだけでなく、落としやすさや周りの子の反応にも注意が必要かもしれません。
お菓子交換にも「かわいさ」のプレッシャー
ハロウィンの準備は、衣装だけではありません。誰に、どの程度のお菓子を用意するかも、親を悩ませています。
●小学校低学年の娘と、保育園時代の同級生やママたちとのハロウィンパーティーに参加しました。お菓子交換用に個包装のお菓子を何種類か買って準備したのですが、娘から「これだとかわいくない」「あの子はもっといいお菓子を持ってくると思う」とダメ出しされ、別のお菓子を買い足すことに。たかがお菓子交換なのに、こんなに気を遣うのかと疲れました。(女性/40歳/子ども8歳)
●幼稚園では、クラス全員にお菓子を渡す慣習があり、お菓子代だけで3万円以上かかりました。イベント後には「あの人のお菓子は……」という評価が出回り、「来年はそれ以上を求められるのでは」と思うと、本当に勘弁してほしいと感じました。(女性/41歳/子ども5歳)
子どもが喜ぶもの、ほかの家庭とかぶらないもの、見栄えのよいもの。そう考えるうちに、費用も手間も膨らんでいきます。気軽なお菓子交換のはずが、いつの間にか親同士の気遣いが試される場になってしまうこともあるようです。
「同じマンションだから断れない」保護者同士の付き合いに疲れる
そもそも親自身はハロウィンをするつもりがなかったのに、周囲との関係から参加せざるを得なかったというケースも。
●ハロウィンに何かするつもりはなかったのですが、同じマンションに住むママたちから「仮装をしよう」と声をかけられました。正直面倒でしたが、同じマンションなので避けることができず、5歳の娘と3歳の息子の衣装やお菓子を急きょ用意して参加。子どもたちは楽しそうでしたが、私にとっては苦痛な時間でした。(女性/35歳/子ども3歳・5歳)
●ママ友仲間とハロウィンパーティーを計画しましたが、当日の準備だけでなく、事前の打ち合わせにも時間がかかりました。やり取りが面倒になり、「来年はもうやりたくない」と思いました。パーティー自体は楽しく、子どもも楽しそうだったのですが。(女性/41歳/子ども8歳)
●毎年、仲良くしてもらっているママたちとハロウィンパーティーをしています。衣装は毎年変わるため、新しいものを用意しなければなりません。子どもの好みはそれほど変わっていないのに、手間もお金もかかります。楽しい反面、「来年もやるのかな。ハロウィンではないパーティーがしたい」と正直思っています。(女性/40歳/子ども5歳)
●幼稚園のころから毎年、子どもにせがまれて、ハロウィンの仮装をする集まりを開いていました。小学校に上がって保護者同士の交流が減ってからは、誰を誘うのか子どもと話し合うこと自体が苦痛になり、疲れました。(女性/45歳/子ども8歳)
子どもが楽しんでいる姿はうれしいもの。しかし、その楽しさを成立させるために、保護者が衣装、お菓子、会場、参加者を調整し続けているのも事実です。
楽しいけれど、親の頑張りには限界も……
今回寄せられたエピソードには、「イベント自体は楽しかった」「子どもは楽しそうだった」という言葉もたびたび登場しました。
親はハロウィンそのものを否定したいのではなく、子どもの喜ぶ顔を見るために衣装を探し、お菓子を用意し、ときには苦手な裁縫や仮装にも挑戦しています。
その一方で、子どもの希望が直前に変わったり、周囲との比較や保護者同士の気遣いが加わったりすれば、楽しさより負担が上回ってしまうこともあります。子どもの希望だけでなく、準備する親が「ここまでならできる」と思える範囲で楽しむことも大切なのかもしれません。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2026年10月21日~2026年10月23日
調査人数:125人
調査対象:小学生以下の子どもがいる20~40代の男女
(マイナビ子育て編集部)
