【醤油のシミ抜き洗濯術】上手に落とす裏技は？

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「醤油のシミ＝ついたらもう落とせない」と諦めるのははやいです。醤油のシミは水溶性なので、基本的に水と洗剤だけで落とすことができます。ただ、そのまま洗濯機に入れてしまうのはNG。

では、どのように対処すればいいのでしょうか。

醤油のシミは茶色なので、できるだけ染み抜きをスピーディに行なわなければ、色素が少しずつ衣服の繊維に浸透して着色されてしまいます。まずはタオルで醤油の汚れを吸えるだけ吸ってください。こすってしまうとシミが広がってしまうので注意してくださいね。

次に洗濯用洗剤をシミの上にのせ、水と一緒にもみ洗いします。洗濯用洗剤は弱アルカリ性のものを使いましょう。醤油は弱酸性なので、アルカリ性の洗剤と一緒に洗うことによって中和されます。

シミが薄くなったらお湯で十分にすすぎ、新しいタオルで水気を拭き取ります。ただし、洗浄力はお湯のほうが高いですが、衣服へのダメージは水よりも大きいです。そのため、色落ちしやすいものは水ですすぐことをおすすめします。

肌が弱い方は洗剤を直接手で触れてしまうと、肌荒れを引き起こしてしまうことも。洗剤の原液を使うことに心配がある……という方は、洗剤の代わりに酢を使うと良いでしょう。醤油は弱酸性の液体ですが、酢は酢酸が含まれており、醤油よりも酸が強いです。そのため、化学反応により醤油の色素を分解し、シミ抜きをすることができます。

では、酢によるシミ抜きの方法をチェックしていきましょう。まずは水でシミをできるだけ薄くしましょう。次に、250mlのお湯にお酢を大さじ1杯の割合で溶かします。そこにシミのついた衣服を入れて漬け込みます。

お酢に醤油のシミを落とす効果があるといわれているのは、酢に含まれる酢酸のパワーによるもの。しばらく漬けて酢酸のパワーを醤油に浸透させます。時間を少しあけたら、水洗いをしたらいつも通り洗濯機で洗います。

洗濯用洗剤やお酢でも落ちない場合は、酸素系の漂白剤で落とします。漂白剤には酸素系のほかに塩素系もあります。塩素系は漂白する力がとても強いため、シミだけではなく衣服の色も落ちてしまうリスクが。そのため、色物の衣服に使う場合は酸素系の漂白剤を使うようにしましょう。

酸素系漂白剤は、粉末タイプと液体タイプがありますが、すぐに染み込む液体タイプがおすすめ。綿棒やタオルに漂白剤を含ませて、ポンポンとシミの部分を軽く叩きます。1度で落としきれない場合は、何度か繰り返し行なってください。

醤油の色を落としてくれるだけではなく、あらゆるシミの臭いのもとに働きかけてくれる成分を配合。醤油の気になる臭いもしっかり消してくれるので、最後に洗濯機に入れずに、手洗いだけで干してもきれいに仕上がります。

シミ抜きは洗濯機に入れずに手洗いで対応しますが、基本的な衣服の扱い方は変わりません。そのため、対応する前に衣服ごと洗濯表示をしっかりチェックして、素材にあわせた対応を心がけましょう。特に、干し方にも注意が必要です。陰干し、日なた干しは正しい方法を選択してくださいね。

これは基本的なことですが、シミは置けば置くほど落ちにくくなってしまいます。衣類に醤油をこぼしてしまったら、シミが完全に乾ききる前に対処することが大切です。

醤油は茶色いので、衣服にはねてしまうととても目立ってしまいます。そのまま洗濯機に入れて洗ってしまうと、色素が衣服の繊維に染み込んでしまい落としにくくなってしまう場合もあるので手洗いで先に落としましょう。醤油のシミはついたら最後……と諦めてしまいがちですが、実は弱酸性かつ水溶性なので早めに対処すれば落とせる可能性が高いです。

今回ご紹介した方法を活用して、シミ抜きを成功させてくださいね。

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