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2023年01月17日 14:48 更新

離乳食のチンゲンサイはいつから?初期・中期・後期レシピ【管理栄養士監修】

大人の食事では茹でたり炒めたり守備範囲が広いチンゲンサイですが、赤ちゃんはいつから食べられるのでしょうか。離乳食向けにチンゲンサイを調理する際のコツや注意点について解説します。記事内で紹介するチンゲンサイの離乳食レシピも参考にしてくださいね。

チンゲンサイ、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

チンゲンサイの離乳食の開始時期

・初期の調理:緑色の葉の部分を選び、やわらかくゆでてすりつぶし、お湯でのばしてペースト状に
・中期の調理:緑色の葉の部分を選び、やわらかく茹でて、細かくみじん切りに
・後期の調理:緑の葉と茎は別々にやわらかくなるまで茹でて、粗めのみじん切りに
・完了期の調理:緑の葉と茎は別々にやわらかくなるまで茹でて、食べやすい大きさにきざむ

 ■ワンポイントアドバイス■

チンゲンサイはどんな野菜? 旬と栄養素

チンゲンサイの旬の時期は「晩秋~初冬」

晩秋~初冬が旬のチンゲン菜
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ハウス栽培も行われるため一年中手に入りやすいチンゲンサイですが、うまみや甘みが増して一番おいしくなる旬の季節は11〜2月ごろです。

チンゲンサイに豊富な栄養素は?

チンゲンサイは緑黄色野菜のひとつです。β-カロテン、ビタミンC、Eの他、カルシウムや鉄も含まれます。
ただし、赤ちゃんがそれらの栄養をどのように摂取できるかは確定してません。離乳食のうちは、栄養素1つ1つにとらわれることなく、いろいろな味を楽しむことが大切です。

離乳食のチンゲンサイ、下処理・下ごしらえの方法

離乳食のチンゲンサイ、下処理・下ごしらえの方法
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チンゲンサイの根元のあたりは土がついているので、1枚ずつはがして洗ってから使いましょう。
チンゲンサイはアクが無いので、下茹での不要な野菜です。

食べやすくする工夫

チンゲン菜を食べやすくする工夫
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チンゲンサイの緑色の葉の部分は、繊維を断つように横に切るのがポイント。
白い茎の部分は、よく加熱するとやわらかくなりますが、筋が縦に入っているので、横に細く切ると赤ちゃんでも食べやすくなります。

 ■ワンポイントアドバイス■

チンゲンサイの離乳食、よくある疑問

チンゲンサイは、中華料理にしか合わない?

チンゲンサイの離乳食、よくある疑問
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チンゲンサイ(青梗菜)は、中国が原産なので中華料理に用いられることが多いですが、くせが無いので色々な料理に使うことができます
和風、洋風の味付けでもOK。スープ、炒め物、和え物、煮物など離乳食にも幅広く使えそうです。

冷凍保存もできる?

チンゲンサイを冷凍する際は、下準備としてやわらかく茹でて水にさらし、よく水けをきり、細かくきざみます。1回量ごとにラップでくるみ、密閉できる冷凍保存袋に入れて保存しましょう(後期から白い部分の茎も入れてもOK)。
離乳初期など一回に食べる量が少ないときはペースト状にして製氷皿などに入れて冷凍すると使いやすいです。

どんなチンゲンサイを選べばいいの?

チンゲン菜の選び方
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チンゲンサイは白菜の仲間なので、茎の下部では、ハリがあって肉厚でふっくらとしていて、つやのあるものがよいでしょう。葉の方は、幅広でつやがあり、きれいな緑色のものを選ぶことがポイントです。

チンゲンサイの離乳食レシピ! 初期・中期・後期

チンゲンサイの離乳食レシピ! 初期・中期・後期
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<離乳初期のレシピ>チンゲンサイペースト

材料(作りやすい量:約4〜5回量)

・チンゲンサイ 1本(緑の葉のみ)
・だし汁 適量

作り方

<離乳初期のレシピ>チンゲンサイをペーストする

① チンゲンサイは緑色の葉のみ切り取り、やわらかく茹でみじん切りする
② すりつぶした後、裏ごしする
③ 少量ずつだし汁を入れながらのばす

 ■ワンポイントアドバイス■

<離乳中期のレシピ>チンゲンサイとツナのだし煮

材料(約1回量)

・チンゲンサイ 10g
・水煮ツナ缶 10g
・だし汁 適量
・水溶き片栗粉 適量(水:片栗粉=1:1)

作り方

① チンゲンサイはやわらかく茹で、みじん切りにする
② ツナは湯通ししてから細かくほぐす
③ 耐熱容器に①②と材料がかぶるくらいの量のだし汁を入れ、混ぜ合わせる。
④ ラップをかけて電子レンジ(600W)で1分ぐらい加熱後、水溶き片栗粉を加えて混ぜ、ラップをかけて電子レンジで10~20秒ぐらい加熱して混ぜる

<離乳中期のレシピ>チンゲンサイとツナとだしを混ぜ合わせてレンジで加熱して煮る
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 ■ワンポイントアドバイス■

<離乳後期のレシピ>チンゲンサイと豆腐のスープ

材料(約1回量)

・チンゲンサイ 30g
・絹豆腐 20g
・野菜スープ 70g
・醤油 1滴

作り方

① チンゲンサイはやわらかく茹で、細かくみじん切りにする
② 絹豆腐は8mm角くらいに切る
③ 小鍋に野菜スープと①②を入れて煮立ったら、醤油を入れて完成

<離乳後期のレシピ>チンゲンサイと豆腐のスープの材料である豆腐を切る
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 ■ワンポイントアドバイス■

まとめ

離乳食を赤ちゃんに食べさせるママ
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チンゲンサイは緑黄色野菜のひとつです。生後6ヶ月以降の赤ちゃんに不足しやすい鉄分なども含まれ、カルシウムも豊富。アクやくせが少ないので、離乳初期から食べられる赤ちゃんにおすすめしたい野菜です。
ゆでるとやわらかくなりやすい野菜ですが、後期(生後9ヶ月ごろ)から白い部分の茎を食べることができます。白い茎の部分は、筋があるので横に切って食べやすくしてあげましょう。

(文:夏目千恵子 先生、監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

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