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2023年06月19日 14:44 更新

ルドベキアの花言葉|ルドベキアの特徴や育て方も解説

真夏に咲くことや見た目もひまわりによく似た、明るく元気な花「ルドベキア」。日本中各地でよく見かける花ですが、その花言葉など知らないことも多いでしょう。今回のこのコラムでは、ルドベキアの花言葉や名前の由来、家庭菜園にも適した栽培方法などを詳しく解説します。

ルドベキアの花言葉

日本中の空き地や道ばた、また園芸用として夏から秋にかけて花壇を彩る植物「ルドベキア」。

そんなルドベキアの花言葉は「正義」「公平」「あなたをみつめる」「正しい選択」「強い精神力」「立派」

正義や公平という花言葉は、ルドベキアの名前の由来になっているスウェーデンの植物学者ルドベックの、公平に研究に向き合う姿勢からつけられたといわれています。
また「あなたをみている」の花言葉は、花の模様が目のように見えることから、「立派」の花言葉は、夏の暑い時期に咲くことから生まれています。

どの花言葉も、真夏に堂々と咲き誇るルドベキアの特徴にぴったりです。

ルドベキアの花言葉に怖いものはある?

正義や公平など、真っ直ぐな花言葉が多いルドベキア。その明快で屈託のない印象通り、怖い花言葉はありません。

散歩中で見かけた際には、その力強く咲き誇る姿に勇気づけられるかもしれませんね。

ルドベキアの特徴

草丈40~150cm、花の直径は3〜10cmの花で、花芯が大きく盛り上がっているのが特徴。花の形も小ぶりなものから大振りなもの、一重や八重など品種によって多種多様です。花の色も黄色から、赤やオレンジ、橙色、褐色など、非常にバラエティーに富んでいます。

花が終わると花芯が円柱状に伸びて、まるで松かさのように見えることから、別名「マツカサギク」という呼び名も。

ルドベキアの基礎知識

・分類…キク科オオハンゴンソウ属
・原産地…北アメリカ
・別名…オオハンゴンソウ(大反魂草)、コーンフラワー、花笠菊(はながさぎく)
・開花期…6月~10月

ルドベキアの名前の由来

「ルドベキア」の花の名前の由来は、スウェーデンの植物学者オロフ・ルドベックとその父(同名)を讃えて、同国の植物学者カール・フォン・リンネが名付けています。

ルドベキアの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
ルドベキアが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

7月21日

ルドベキアの育て方

日本に渡来してきたのは明治中期頃。当初は切り花用の花として栽培していたとのこと。今ではガーデニング初心者でも育てやすい、夏の花壇の定番として人気です。

その育て方は、暑さに強い性質を生かして、屋外のよく日の当たる場所で管理するのがポイント。
種まきと苗植え、両方から育てることができます。
種まきをするタイミングが3~4月中旬、9中旬~10月頃。庭などに直まきする場合は、腐葉土と堆肥をよく混ぜ込んでからまきましょう。
寒さに弱いため、冬は注意が必要です。寒い日は室内に移動させるなどして冬越しをさせてから、暖かくなったタイミングも見計らって花壇や鉢に植えてください。

地植えのルドベキアには、乾燥がつづくような場合以外は特に水やりの必要はなく、肥料も必要ありません。鉢植えの場合には、表面が乾いたら、鉢底から水が溢れるくらいたっぷり水をやり、開花中には、土の表面に緩効性化成肥料を置き肥しましょう。

多年生のルドベキアであれば、1、2年に一度、鉢の植え替えか、株分けをおこなってください。

品種も豊富! 栽培して観賞用にも最適

一、二年草、または多年草と品種が豊富なルドベキア。美しい花を咲かせる数品種は、園芸用として広く流通しています。

大輪の花が咲くルドベキアの代表品種「ルドベキア・タカオ」(二年草)や、コンパクトな草姿の「ルドベキア・トト」(一年草)、ブラウン系や黄色系のシックなアンティークカラーの八重咲の「ルドベキア・チェリーブランデー」(一年草)など、品種を変えれば色とりどりの花を楽しめます。

実は栽培が禁止されているルドベキアも!?

多品種のルドベキア。その中でも「ルドベキア・ラシニアタ」、和名:オオハンゴンソウ(大反魂草)は外来種被害防止法により、国内での栽培が禁止されています。
オオハンゴンソウの丈夫で、その高い繁殖能力により、今では北海道から九州まで日本中に生育分布は広がり、日本の古来の植生を脅かす存在になってしまっています。

まとめ

真夏に鮮やかな黄色い花をたくさん咲かせるルドベキア。花言葉も正義や公平、強い精神力など、力強いものばかり。

丈夫で育てやすい反面、品種によっては特定外来生物として栽培が禁止されているものがあり、注意が必要です。
友人知人を応援するために花を贈ったり、自分自身を励ますために花言葉を思い出しながら鑑賞するのもよいのではないでしょうか。

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