今の若者の人づきあいの特徴は?人や周りに合わせる一方で「顔に出やすい」面も【1万人に調査】
子供が大きくなるにつれ、家族以外の人に対してどんな風に接しているのか、親からは見えにくくなるもの。学校や職場で周りの人とうまくやれているのか、心配になる方もいるでしょう。若者の他人との付き合い方についての傾向がわかる調査結果があります。対人関係はトラブルに発展することもあるので、その予防のためにも参考にしてください。
今の若者の人づきあいの特徴とは?
最近の子供や若者は、他人との付き合い方について、どのような特徴があるのでしょうか? 13~29歳までの男女を対象に行ったアンケートの結果から考えていきます。
”空気を読む”ことに関する項目が特に高い
「誰とでもすぐ仲良くなれる」かどうかでは、全体の43.0%が「あてはまる(計)」、57.0%が「あてはまらない(計)」となりました(※)。相手によって仲良くなるのに時間がかかると感じる若者が少なくないようです。
また、「表情やしぐさで相手の思っていることがわかる」「その場に合った行動がとれる」人も多く、いずれも6割以上となっています。いわゆる「空気を読む」ことを意識している若者が多いといえるかもしれません。
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(※)
あてはまる(計):「あてはまる」と「どちらかといえばあてはまる」の合計
あてはまらない(計):「あてはまらない」と「どちらかといえばあてはまらない」の合計
「人にぶつかってもあやまらないことがある」が3割以上
次に、ネガティブな項目について、詳しく見ていきましょう。
「気持ち抑えようとしても、顔に出てしまう」という人は、全体で約6割に上りました。年齢が小さいほど、顔に出してしまうことが想像されますが、意外にも、「13~14歳」よりも15歳以上の年齢で、「「気持ち抑えようとしても、顔に出てしまう」人が多いという結果でした。
「人にぶつかっても、あやまらないことがある」人は33.1%と、3割を超えました。
駅などで人がぶつかってきたときに、あやまられなかったという経験のある人もいるかもしれません。今回の調査は若者のみが対象のものですが、「ぶつかってもあやまらない人」は少なくないようです。
しかし、相手が悪ければ、あやまらなかったことでトラブルになることもあるでしょう。特に「15~19歳」で「ぶつかってもあやまらない」人が多くなっていますが、その年齢の子供がいる親は、子供を守るためにも、ぶつかったらあやまることをしっかり教えておきたいですね。
調査概要
■子供・若者の意識に関する調査 (令和元年度)/内閣府
調査地域:全国
調査対象:13歳から29歳までの男女
調査時期:令和元年11月1日から12月2日まで
有効回答数:10,982サンプル
調査実施機関:オノフ
(マイナビ子育て編集部)
※画像はイメージです