外出先での子どもの行動、「迷惑だと思わない」「受け入れたい」人が約7割に上る
西松屋チェーンは、世の中の子どもへの一層のサポートが期待される中、ママ・パパと非子育て層の子育て応援への意識について調査することを目的に、「子育て応援に関する調査」を実施しました。
外出時の子どもの行動を申し訳ないと感じている子育て層が多数
全国の子育て層である女性・男性各100名に対し、「外出中、お子さんの行動等が原因で、何か困った際に、周りに申し訳ないと感じたことはありますか?」と聞いたところ、ママの約8割、パパの半数以上が「申し訳ないと感じたことがある」と答えました。
例:公共の場で泣く・グズる、ベビーカーを持ったまま駅の階段の上り下りをする等
さらに、「お子さんとの外出中に、周囲の助けを求めたかったシーンはありますか?」という質問では、助けられた経験のあるママ・パパはわずか24.0%でした。
一方で、実際に助けてほしい状況であっても24.0%のママ・パパが「助けを求めづらい」「迷惑がかかる」などの理由が原因で、自分たちだけで対処する必要があり、助けを求めづらいという思いも垣間見れました。
「お子さんとの外出中、ふとした時に貰って嬉しかった言葉はありますか?(複数回答)」と聞きました。
回答のトップ3は、
・1位「お母さん・お父さん頑張ってるね(29.0%)」
・2位「子どもは元気が一番(26.5%)」
・3位「いい子に育ててるわね(20.0%)」
となりました。その他、「赤ちゃんは泣くのが仕事だからね!(29歳女性)」「子どもを見てると元気をもらうと言われた(41歳男性)」「にこにこしてご機嫌だね(45歳女性)」といった言葉を貰ったことのある人もいました。
子どもの行動について、非子育て層の意見は?
先ほどの調査で、ママの8割、パパの半数以上が“周りに申し訳ない”と思っていることがわかりました。
一方で、全国の非子育て層200名に対し、「外出中にお子さんの行動等が原因でママ・パパが困っている様子について、迷惑と感じたことはありますか?」と尋ねたところ、約7割は、“迷惑だと思わない”、“周りが受け入れたい”と回答しました。
例:公共の場で泣く・グズる、ベビーカーを持ったまま駅の階段の上り下りをする等
迷惑に感じない理由としては、「子どもはそういうものだと思うから(84.1%)」が最多に。なかには、むしろ”可愛らしい(9.4%)“という声もありました。
その他、詳細な意見としては、
・「親が子どもから目を離していないことや、ダメなことは注意する等していれば全く気にならない(33歳女性)」
・「子どもの行動に対して保護者が対処してくれているのなら良いと思います(53歳女性)」
・「親も困っているのなら仕方ないと思う(54歳女性)」
といった子どもの行為自体には、寛容な声が集まっています。
「助けたいけど勇気がでなくて行動できない」は約4割も!
非子育て層の人に対して、「外出中、ママ・パパが困っている様子の際に、実際に助けたことがありますか?」と質問したところ、3人に1人が「困っているママ・パパを助けたい」と回答しました。
一方で、助けたいと思っている人のうち、38.4%が「勇気が出ず助けることができなかった」という結果になっています。
実際に、ママ・パパが“周囲の人に助けられた”と感じた場面は、
・「”頑張ってください””可愛いですね”といったポジティブな声をかけてもらった(30.5%)」
・「実際に行動を起こしてくれた(21.5%)」
・「”お手伝いしましょうか”と声をかけてもらった(20.5%)」
となりました。
社会全体のさらなる支援を求める非子育て層が約7割
非子育て層に対し「子育てをする人に対する社会全体からの支援について、十分だと感じますか?」と聞いたところ、子育て経験のない人でも69.0%が“さらなる社会全体の支援”を求めていることがわかりました。
また、前問で「社会全体からの支援が足りていない」と回答した人が具体的に求める要素として、「身近な人や周囲のサポート」が55.1%と、半数以上から求められているという結果になりました。
調査概要
・調査方法:インターネット調査
・調査時期:2023年2月
・調査対象:全国の子育て層(未就学児を持つ20〜40代男女)200名、全国の非子育て層(子どものいない+子育て終了した18〜57歳男女)200名
※男女均等割付。
※小数点第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
※子育て終了=末子が大学生以上を指します。
西松屋チェーン
https://www.24028.jp/
(マイナビ子育て編集部)