製菓材料が充実!【セリア】「シフォンケーキ ミックス粉」の実力とアレンジ方法
初心者でもふわふわのシフォンケーキが焼けるという、セリアのミックス粉を試してみました。実際に試してみてわかったポイントや、仕上がりを詳しくレビューします!
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
おうちでケーキをあまり焼いたことがないけれど、たまにはちょっと作ってみたい。そんなときに便利なのがミックス粉。今では100均でもたくさんのミックス粉が揃い、手軽に挑戦しやすくなりました。中でもセリアでは製菓材料が充実しているのでオススメです。
気になるミックス粉はたくさんありますが、今回はシフォンケーキミックス粉を実際に試し、作りやすさや味を詳しくレビュー! アレンジアイデアもあわせてご紹介します。
【セリア】シフォンケーキ ミックス粉
今回使用したのは、セリアの「シフォンケーキ ミックス粉」。なんと、100円で15cmのシフォンケーキが作れるミックス粉が手に入るんです! これなら手軽に試すことができますね。
商品詳細
■原材料名:小麦粉(国内製造)、砂糖、食塩/膨張剤
※本品製造工場では、乳成分・卵を含む製品を製造しております。
■内容量:80g
■食味期限:このときは購入時より7ヶ月
■保存方法:直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
■栄養成分表示(100g当たり)
エネルギー 371kcal、たんぱく質 4.3g、脂質 1.1g、炭水化物 85.9g、食塩相当量 0.7g
(推定値)
この1袋で作れるのは直径15cmのシフォン型1台分。金属製のシフォン型は17cmや20cmのもう少し大きめのものが多いので、比較的小ぶりサイズの量。プレーンのほかに、以前は紅茶味やココア味もありました。
シフォンケーキは、シンプルゆえに作るのが難しいケーキのひとつ。シフォンケーキの一番の魅力はきめ細やかなふわふわ感。しかし、生地がうまく膨らまなかったり、きめが粗くなってしまったり、型から外す際に少し潰してしまったり……。つい失敗してしまうポイントがいくつかあります。
しかし、ミックス粉があれば簡単に作ることができますよ。
シフォンケーキを作ってみよう!
それでは早速、セリアのシフォンケーキミックス粉の実力を試してみましょう! 袋に記載されている作り方に従って作ってみましたので、参考にしてみてください。
用意する材料
用意する材料はこちらの5点。
材料
・シフォンケーキ ミックス粉……1袋
・卵……3個
・牛乳(水でもOK)……25ml
・サラダオイル……25ml
・砂糖……30g
牛乳とオイルの量が同じで覚えやすいですね! おうちで常備しているようなものばかりなので、ミックス粉があれば、思い立ったらすぐに作れるのが◎
あとはシフォン型が必要ですが、金属性のシフォン型はそれなりのお値段がするので、まずは紙製の使い捨てタイプで作ってみてください。
セリアでもいくつかのサイズのシフォン型が揃っているので、今回は紙製の直径15cmの型を使用してみました。
下準備
では作業開始です! と言っても、最初にするのは下準備。
卵の卵黄と卵白に分け、卵白は冷蔵庫で冷やす
卵白は10分程度、冷凍庫に入れてもいいくらい。しっかり冷えているほうが泡立ちがよくなります。
砂糖を半分ずつに分ける
砂糖はわかりやすいように半分の量を計量しましたが、普段作るときはきっちり半分でなくても、加えるときに目分量で半分ずつにしても問題ないような……(1回目は計りましたが、2回目はだいたいで作りましたが大丈夫でした)。
型をオーブンの鉄板の上にのせておく
生地ができてから袋から出したりして作業がもたつかないよう、型はオーブンの鉄板の上にのせ、すぐに生地を入れられるようにしておきます。
作業の確認
そして、これも結構重要! 作り方をひと通り確認しておくこと。段取りをイメージできれば作業はスムーズに、手間も時間もムダなく進みます。暗記することはありませんが、確認しておくことで用意し忘れているものがないかチェックでき、すぐに使えるよう道具などを揃えることができます。
シフォンケーキはふわふわが命。卵の泡の力がカギとなりますが、泡立ててから時間を置くとどんどん消えてしまうんですよね。なので泡がしっかりしているうちに焼きはじめられるよう、作りはじめる前の下準備でできることはしておくのが◎
作り方
① ボウルに卵黄と砂糖15gを入れてよく混ぜる。牛乳を入れ、混ぜながらサラダオイルを少しずつ加える。
② ミックス粉を入れ、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
※ちょっと粉がダマになりやすいかも……。この段階ではよく混ぜても大丈夫なので、しっかり混ぜましょう。
③ オーブンを170℃に予熱。
④ 別のボウルに冷やしておいた卵白を入れ、残りの砂糖15gを3回に分けて加えながらハンドミキサーでツノが立つくらい固めのメレンゲを作る。
※砂糖をいっぺんに入れると泡立ちが悪くなります。ある程度泡立ってから分けて加え、その都度泡立てると◎。砂糖を入れることで泡が強くなり、ツヤツヤなメレンゲになります。
⑤ ②に④のメレンゲを1/3量入れ、しっかり混ぜる。残りのメレンゲは2回に分けて入れ、ゴムベラなどで切るようにサックリ混ぜる。
※ここからはメレンゲをつぶさないように気をつけます!! 混ざりやすくするために1回目に加えた分は、泡が多少消えてもシッカリ混ぜて、残りはつぶさないように切るように混ぜていきます。底のほうの生地も混ざるように、たまにすくい上げて混ぜてみてください。
⑥ 型に生地を流し込み、型を持ちトントンと数回落とし空気を抜く。
⑦ オーブンで25~30分焼く。
※焼き時間はオーブンのクセもあるので調整。焼きが足りないと縮みの原因にもなるので注意! メレンゲ効果でものすごく膨らみます。焦げるようならアルミホイルを被せて、中までしっかり火が通っているか竹串で刺して確認。
⑧ 焼き上がったらすぐにコップなどの上に逆さまにして冷ます。
※シフォンケーキ作りの重要ポイントがこの逆さまにして冷ますこと。これをしないと、しぼんでペチャッとつぶれてしまいます。冷める前に型から外すのもしぼむ原因になります。逆さにして冷ます時間は4時間ともいわれているので、かなりしっかり冷ますくらいの気持ちで。乾燥もおいしさを損ねるので、冷めたらポリ袋に入れて冷蔵庫で保管。
型から外す
型から出すのはドキドキですよね!
やわらかい紙製の型を使用したので、残念ながら冷ましている間に形がゆがんでしまいました。ただ、シフォンケーキ用のパレットナイフがなくても型から外すことができるのは◎
また、剥がすときも優しくしないと角が取れたりしてしまうので注意。
焼き上がりの質感と味は?
シフォンケーキができました~♪ 見た目的にはしっかりシフォンケーキ。形も色もキレイです。ちょっと側面に穴や凹みがありますが、許容範囲内。
押してみるとふんわり。
カットしてみて上下から押してみても潰れず、ふんわりした感触。
手を離すとゆっくり元の形に戻りました。単にふんわりしているだけでなく、弾力もあるんです。
香りはスポンジケーキと同じような甘くてなんともいい匂い。口当たりはふわふわだけどしっとりとして、もっちり感もあります。これは……おいしい!! 個人的には十分大成功!
ところどころ大きめの気泡や、側面の凹凸ができてしまいましたが、これはメレンゲの扱い方をもう少し気をつけ、焼く前の空気の抜き加減をつかめれば改善しそうです。
軽くてひとりで丸ごと食べられてしまいそうなくらい。カットしてクリームとフルーツソースを添えれば、カフェ気分も味わえますよ♪
デコレーションすれば、シフォンケーキも特別な日のケーキに。
中の穴にクリームやフルーツを詰めてもいいし、リング状のままナッペしてもOK! デコレーション次第でさまざまな仕上がりにできそうです。
「シフォンケーキ ミックス粉」を使ったアレンジ
シフォンサンド
カットしたシフォンケーキに切り込みを入れ、クリームとフルーツを挟めばシフォンサンドのできあがり♪ 見た目も華やかで可愛いですよね。
クリームを2種類重ねたり、間にジャムやフルーツソースを挟んだりすることもできます。サンドイッチのように手でつまんでパクっと食べられるのもイイですね。好みのクリームやフルーツを挟んでみてください。
カップ生シフォンケーキ
たっぷりのクリームを中に絞る生シフォンケーキ。食べやすいカップケーキにして作ってみました。シフォン型がなくてもふわふわのケーキが楽しめます。
クリームと一緒にラズベリージャムも詰めて酸味を加えました。ミックス粉1袋で10~12個程度作ることができます。
作り方
① ミックス粉で通常通り生地を作り、グラシン紙を敷いたマフィン型で焼く。ケーキクーラーの上にのせて冷ます。
② 竹串で真ん中に穴を開ける(底までいかないように)。
③ 絞り袋の口を穴に差し込み、クリームを少し絞る。
④ ジャムを穴に詰める。
⑤ その上にクリームを絞る。
あとはトップにクリームをさらに絞ったり、粉糖をかけたりして完成です。今回は絞り袋にバラ口金(マーポロ#103使用)をつけて、涙型の細いほうを上に向けて花弁を絞ってフラワーケーキにしました。花芯部分はアラザンとドライいちごを使用。
生シフォンケーキは、クリームを絞り入れるとケーキがぷく~っと膨らむのがわかります。ふわふわの生地なので絞るときに持ちにくいですが、優しく持ってたっぷり絞り込んでくださいね。
切り分け不要なので、人数が多いときにオススメです。1袋でたくさん作れるのでお得感アリ。
今回の生クリームにはクリームチーズを加えたので、クリームが濃厚!
鮮やかな色としっかりした酸味のあるラズベリージャムは、味も色合いも抜群に合います。冷凍ラズベリーから簡単にジャムを作ることができますよ。
マーブルシフォンケーキ
生地のアレンジもできます。別々に生地を作るのは大変ですが、最後に少しだけ取り分けてココアを混ぜてマーブル模様にしました。
作り方
① 生地を通常通り作り、1/6くらい取り分けて、お湯で溶かしたピュアココアを混ぜる。
② 型にプレーンとココアの生地をまだらに入れていく。
③ 最後に竹串でのの字を書くように1周する。
④ 通常通り焼いて冷ます。
焼き上がってカットするまで、どんな模様ができているかわからないマーブルシフォン。
模様できていました~♪ 実はココアの分量はかなり適当に加えてみたのですが、大丈夫でした。もっとココア生地の配分が多い場合はしっかり生地から2種類分けたほうがいいと思いますが、割合が少ない場合は取り分けるこの方法でも成功。
ココアのほかにジャムやフルーツ、野菜のパウダーも使えそうです。
実は1袋でカップ6個と直径12cmのシフォン型で1個焼きました。こんな使い方もできますよ~♪
まとめ
セリアの「シフォンケーキ ミックス粉」はメレンゲをしっかり作って、泡をつぶさないように気をつけて混ぜることができれば、あとは難しい作業はありません。ミックス粉以外に揃える材料も、いつもおうちにあるようなものだけなので、ミックス粉さえあればすぐに作ることができるのが魅力。子どもと一緒に作ることも可能なほど、簡単な工程でした。
ふわふわしっとりのシフォンケーキがちゃんと作れ、家族から大好評。これはリピートしたいと思う、使えるミックス粉でしたよ♪
ぜひお店で探してみてくださいね。