入場無料の体験型スポット「METoA Ginza」に親子で行ってみた! プラスチックのリサイクル技術がゲーム感覚で楽しく学べる!
週末が近づくと「今度のお休みはどこへ行こうか」と、子どもが喜びそうなお出かけスポットを調べているママ・パパさんも多いのではないでしょうか。今回は、子どもはもちろん大人だって楽しめる体験型スポット、「METoA Ginza」についてご紹介します。
アフターコロナで高まるお出かけ需要
マスクが任意となり、お出かけ需要も高まっている昨今、週末や連休が来るたびにお出かけ先を探している子育て世代の方も多いのではないでしょうか?
2児の母である筆者もそのひとり。この春、小学一年生となった長男はお出かけに対するモチベーションが高く、週末が近づくと「今度の土曜日は何をする? どこに行く?」と、基本的に"家でまったり過ごす"という選択肢を与えてくれません(笑)。かといって、毎回いろんなところに行っていては家計が逼迫するので、いつも低予算で気軽に行けるお出かけスポットの情報収拾をしています。
そこで今回は、サステナブルな社会の実現を目指す三菱電機グループが運営する体験型施設「METoA Ginza」にユニークなイベントがあると聞き、長男とともに遊びに行ってきました。
好奇心を満たす体験型施設「METoA Ginza」
「METoA Ginza」は、三菱電機グループの最新技術や取り組み、企業姿勢を紹介している、国内唯一の体験型施設。
「ワクワクするサステナブルを、ここから」をキャッチコピーに、解決すべき社会課題を子どもたちが楽しく学ぶことができるんだとか。最新デジタル技術を駆使して展開されるそのコンテンツは、「見るだけ」という施設にすぐ飽きてしまう、かつゲームが大好きな小学生男児にはうってつけのスポット!
リサイクル技術を楽しく学べる企画展「リサイクルDISCO」
「METoA Ginza」で展示されている体験型コンテンツはそのときどきで変更があるとのことですが、今回私たちが遊びに行ったのは、「そだてるタウン−リサイクルDISCO リサイクルも、ターンテーブルも、まわせばハッピー!−」という体験型アトラクション。ディスコに見立てた非日常な空間で、普段何気なく使っているプラスチック製品が廃棄されたのち、どのような手順をたどってリサイクルされ、どのような形に変わるのかを楽しみながら学べる……というもの。
世界中でプラスチックを再利用する動きが加速していますが、日本は世界全体と比較してプラスチックごみの廃棄が多く、リサイクル率の低さ(※)が問題視されています。
このイベントは、なんとなくつい捨ててしまっていたプラスチックゴミが、「リサイクルをすれば、実はまだまだ使える可能性を無限に秘めている」ということを、子どもも大人も楽しく学び、興味・関心を持って欲しいという想いから企画されました。
最新デジタル技術で実際のリサイクル工程がわかりやすく!
会場に着くと、ユニークなロボットがお出迎え。昨今は一部のファミリーレストランなどで給仕をしてくれるロボットをちらほら見かけるようになりましたが、まだそんなにメジャーではないので、息子はここからすでに興味津々のよう。
受付付近に行くと、先ほど写真でご紹介した壮大なサイズ感の画面に、息子のテンションは最高潮! 「あれでしょ? 早く行こうよ」と急かす息子を落ち着かせ、まずは受付で手続きを。受付すぐ近くでアトラクションの説明VTRを見たのち、専用タブレットを渡されます。
受付と説明が終わって会場を進んでいくと、大画面の前にはテレビのリモコンやカトラリーなど、見覚えのあるプラスチック製品がずらり。
並んだプラスチック製品の中から気になるものを3つ選び、QRコードを読み込んでリサイクルできそうなものを探します。息子はいつも使っているおもちゃのブロックや、家にもあるプラスチック製のカトラリーを選んでいました。
なかには、車のハンドルなど、「え? それもリサイクルできるの!?」なんてつい思ってしまいそうな、大型なものも……。それらを発見できるのも、楽しみのひとつです。
リサイクルできる製品を3つ集めたら、次は大画面の前に移動。集めたプラスチック製品が実際どのように粉砕・選別され、新たなプラスチック製品にリサイクルされていくのか……その工程をゲーム感覚で追っていきます。
STEP1 プラスチック素材を比重の違いで選別
粉砕したプラスチック素材を、水より軽いものと水より重いものに分別。タブレットを前後に激しく動かして仕分けます。
STEP2静電気技術で選別
次は車のハンドルを動かすようなイメージで、タブレットを左右に動かして素材を選別。
STEP3 最後はX線で素材を選別
最後は、X線でリサイクルできる素材を選別。昔のシューティングゲームのような動きで、対象となる素材だけを仕分け。ただ息子には少し難易度が高かったみたいなので、私と一緒に行いました。
すべての工程が完了すると……巨大スクリーンには、リサイクルされ生まれ変わったプラスチック商品が!
息子の前に私も体験させてもらったのですが、私が選んだプラスチック製品はエアコンに、息子は掃除機に生まれ変わりました。生まれ変わる製品はほかにもあるようなので、どの製品に生まれ変わるか、くじ引き感覚で楽しめます。
そして専用タブレットには、DJ設備のような画面が。制限時間内にボタンやディスクを動かして、いろんな音を奏でながら遊ぶことができます。
夢中でキュッキュッと動かしているよう……。タブレット上の操作と連動して、巨大スクリーン上に表示されたリサイクル製品も、くるくると回ったりエフェクトが出たりと、ユニークな仕掛けが♪
楽しみはほかにも! 3階にも充実した体験型アトラクションが
息子はすでに満足した様子だったのですが、3階にも体験型アトラクションがあると伺ったので行ってみることに。3階では「『そだてるタウン』のプラスチックリサイクル工場見学に参加している」という設定のもと、さらに選別技術のノウハウを深く学べるエリアとなっています。
体験できるアトラクションは2つ。画面を見ながら手元の円盤を回してプラスチックの素材を分別したり、バーを左右に動かして対象物を標的のエリア内に入れるように操作したり……と、ゲームセンターで遊んでいる感覚で楽しめるので、息子も大興奮!
高学年であればひとりでもできそうな内容ですが、2階のアトラクションより少し難易度があがるので、小さい子は大人がアシストしてあげながら一緒に体験したほうが◎
息子が苦戦したのは、プラスチックの素材を3つのエリアに分別するアトラクション。2つのバーを左右に、かつ同時に動かさなければいけないので、少し苦戦していたようでした。
クルマ好き男児は大興奮! 空飛ぶクルマ
そのほか3階には、いくつかの体験展示も。
そのなかでも、乗りもの好きの息子が釘付けになったのは「空飛ぶクルマ」。2025年の大阪・関西万博での飛行実現を目指した「空飛ぶクルマ」の飛行をバーチャル体験できるというものです。
大きなスクリーンに見覚えのある東京の景色が広がり、景色の映像と合わせて座席が振動するので、遊園地のアトラクションのような臨場感が!
たくさん遊んだ後は人気カフェでコラボメニューも味わえる
「METoA Ginza」の1階には、SNS映えすると口コミで話題のカフェ「METoA Cafe &Kitchen」も併設。こちらでは「そだてるタウン」のコラボメニューを期間限定で販売中。
こちらでは、クリームに100%ケニア産の良質な紅茶を使った「ティークリームフレンチトースト/1,408円 ドリンクセット+308円」をオーダー。つい写真を撮りたくなってしまいそうなビジュアルですが、その魅力は見た目だけではありません!
実は筆者、生クリームがあまり得意ではなく……大量には食べられないタイプ。そのため、ホイップクリーム多めのパンケーキなどは苦手なのですが、このティークリームは別でした!
紅茶の風味がしっかり感じられるせいか生クリーム特有のくどさが感じられず、デコレートされたベリーもちょうどいいアクセントになって、生クリーム苦手な私でも、クリームも含めて全て完食! 再訪してまた食べたくなるおいしさでした。
まとめ
ゲーム好きな子どもは特に大興奮まちがいなしの「そだてるタウン−リサイクルDISCO リサイクルも、ターンテーブルも、まわせばハッピー!−」。これだけ楽しめて、なんと参加料金は無料というのだから驚きです。銀座であれば、合間にショッピングも楽しめそうですし、ぜひこの週末のお出かけ候補リストに入れてみてはいかがでしょうか?
イベント名 :そだてるタウン−リサイクルDISCO リサイクルも、ターンテーブルも、まわせばハッピー!−
開催期間 : 2023年1月26日〜 11月27日 ※変更になる場合があります
開館時間:11:00 〜 19:00
入場料 :無料
開催場所 : METoA Ginza(1階〜3階)
METoA Ginza https://metoa.jp/
(文・写真:ゆきねえ)