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2023年06月12日 11:06 更新

4人に1人が家を建てる際に夫婦ゲンカの経験あり! 原因2位「間取り」を僅差で抑えた1位は?

不動産メディア「幸せおうち計画」は、20代から60代以上までの男女416人を対象に「家を建てる際に夫婦喧嘩をしたか」についてアンケートを実施しました。

家を建てるときに優先したのは「妻の意見」が多数派。喧嘩をした夫婦は約4人に1人

家を建てるときに優先したのは「妻の意見」が6割以上

20代から60代以上までの男女416人に「家を建てる時に優先したのは誰の意見か」について聞いたところ、「妻」が274人(65.9%)、「夫」が142人(34.1%)という結果になりました。家を建てる際には、妻の意見を優先して家を建てた人が6割以上いることがわかります。

この結果は割合に多少の違いはあるもののどの年代でも変わらず、「妻の意見を優先する」が多い結果になっています。

また「家を建てる際に夫婦喧嘩をしたか」について聞いたところ、「はい」と答えた人は102人(24.5%)、「いいえ」は314人(75.5%)という結果に。約4人に1人が、家を建てる際にパートナーと喧嘩した経験があることが明らかになりました。

夫婦喧嘩の原因になったのは「予算」が1位

続いて「夫婦喧嘩の原因は何か」について聞いたところ、1位が「予算(24人)」、2位が「間取り(23人)」、3位が「内装やデザイン(17人)」という結果になりました。「予算」で喧嘩をした人たちは、予算ギリギリまで使うか、補修など今後のために余裕を残しておくかで揉めたという意見が見られました。

また「間取り」や「デザイン」については、「書斎」や「収納」など自分の欲しいスペースが相手にとってあまり重要に思えない場合に揉め事が起きています。家を建てる場合には、その設備がどれだけ自分にとって重要なのか、あらかじめ相手にわかってもらえるようにしておくことが重要です。

<1位 予算>
・お金がギリギリになるのに、もっと高い物件も買えると喧嘩になった。(40代で家を建てた男性)
・契約後リーマンショックとなり、頭金にする予定の保有株評価額が激減したため。(20代で家を建てた男性)
・今の物件を見つけたときに予算オーバーだったが、これ以上の物件は出てこないと旦那を説得した。 返事も翌日までにしなくてはいけなかったし、旦那の年齢からローン返済期間も長く取れなくなってきたので、決断を迫った。(40代で家を建てた女性)

「予算」が原因で喧嘩をした人は、「予算がギリギリなのにもっと高い家を買おうとした」「予算オーバー」「リーマンショックで頭金が減った」などの意見が挙げられました。家は建てた後も、ローン以外に「固定資産税」や「補修費」などの支払いがあるため、お金の計画は余裕を持たせておくのがおすすめです。

<2位 間取り>
・駐車場の位置について揉めました。南か東か北にするかで玄関の位置が変わり間取りも変わるので揉めました。公道に面している東に作る事で落ち着きました。(60代以上で家を建てた女性)
・予算の関係で書斎を削る必要があった。私はほかの部分で予算削減したかったが、妻は書斎はいらないと主張し喧嘩になった。解決策として、間取りとしては書斎を削ったが、WICクローゼット内にデスクスペースを確保する事でお互い妥協した。(40代男性)
・収納スペースについて。夫は「きりがない」と、私は「子供のものはとても増える」と。階段下や小屋裏などを利用した。(30代で家を建てた女性)

「間取り」で揉めた人たちからは、「駐車場の位置で揉めた」「書斎の有無で揉めた」「収納の数で揉めた」などの意見が見られました。位置や有無で揉めている人が多く、欲しいスペースがある場合には、その重要性を相手にわかってもらうことが必要だと言えます。

<3位 内装やデザイン>
・私の意見としては、室内を和風にしたかったのですが、妻は洋風にこだわっていたので、部屋の一つを和室にして妥協しました。(40代で家を建てた男性)
・夫側は気密性や性能第一で、私(妻側)は見た目の可愛さが大事で、何度も揉めました。ここはあなたの求める性能優先にしたのだから、ここは私の趣味を優先します!!と一方的に宣言しました。(30代で家を建てた女性)
・屋根の色での意見の相違がありました。私は明るい色の屋根が良かったのですが、主人は暗めの色がいいということで、結局は私がおれて、主人の好みの色にしました。(40代で家を建てた女性)

「内装やデザイン」で喧嘩した人は、「室内を和風にしたかった」「性能とデザイン性で揉めた」「色で食い違った」などの意見がありました。デザインなどは好みの問題ですが、満足度に影響するため、家族で話し合って決めるのがおすすめです。

喧嘩の際、夫と妻では「夫が折れる」割合が高い傾向に

最後に「夫婦喧嘩の際に誰が妥協したか」について聞いたところ、「お互いの妥協策を見つけた」が48人(43.6%)、「夫」が46人(41.8%)、「妻」が16人(14.5%)という結果に。揉めた場合には、お互いに話し合い妥協できるところを見つけた人が最も多いことがわかります。

一方「夫」が折れる形で決着している場合も41.8%と多く、妻の意見が優先されていることがわかります。結婚している場合、家は個人で使うものではないため、きちんと納得のいく形で折り合いをつけておくのが後々のためにも良さそうです。

<解決策>
・妻は見た目を優先したい、夫は機能面を優先したいで対立しましたが、具体的にどこにどのようにしたいかの確認を行い、優先度が高い順にお互いの意見を取り入れた。(30代で家を建てた男性)
・提案されたもの以外で自分の希望のものを探す夫と、提案されたものから選ぶ私との対立で最終的には値段で妥協しました。(50代で家を建てた女性)
・妻側としては2人の家なのだからもう少し楽しく一緒にいろいろ考えてほしいという気持ちでした。夫は仕事が忙しいから任せるでした。話し合いをして、すこしだけでも意見をもらいました。(40代で家を建てた女性)

「喧嘩した時の解決策」としては、「話し合いを重ねた」「希望を出し、違った視点から検討を重ねた」という意見がありました。喧嘩をしてもそのままにせず、違った視点から検討したり、条件をつけたりとさまざまな方法で折り合いをつけて解決している人がいることがわかります。

<揉めなかった要因>
・お互いがお互いの優先すべきところを尊重してうけいれたから。(30代で家を建てた女性)
・夫がそれほどこだわりはなかった。私が決めるのが不安な部分については夫に相談し、最終決断を夫にお願いした。(40代で家を建てた女性)
・お互いの好みが似ていたのと、よく相談しながら注文住宅の間取りを決めていったから。(40代男性)

「家づくりで揉めなかった」人たちは、「もともと好みが似ていた」「特にこだわりがなかった」「よく相談した」と言う意見が見られました。お互いにどの程度家に関心があるのか、好みが似ているのか、意見を尊重しあえるかがポイントだとわかります。

調査概要

調査対象:20代から60代以上までの男女
調査期間:2023年4月9日〜5月11日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:416人(女性 200人/男性 216人)
調査結果:https://ouchi-shiawase.jp/iefuhugenka/

幸せおうち計画
https://ouchi-shiawase.jp/

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