そのままでも美味しい！【業務スーパー】冷凍「種抜きチェリー」2種を比較！おすすめの活用レシピ4選

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

冷凍食品が豊富な業務スーパーでは、食材となる冷凍の野菜やフルーツも揃っていて、ここでしか買えないちょっと珍しいものもあります。近頃は一般のスーパーでも種類が増えてきていますが、冷凍フルーツの種類の多さとコスパのよさでは業務スーパーが優勢。今まで手を出したことがなかったけれど、ちょっと試してみたくなる商品がたくさん発見します。

業務スーパーの種類豊富な冷凍フルーツの中で、冷凍チェリーは気になるけれど購入することのないままだったもののひとつ。今回、初めて試してみました。気になる味や価格、味わい方などを詳しくレビューします！

業務スーパーで取り扱う商品は入れ替わりも多く、店舗によっても多少の違いがありますが、我が家の近くの店舗では2種類の冷凍チェリーが販売されていました。

どちらも種が抜かれおり、内容量は同じなのにお値段が違っていたので、その違いはなに？ ということで、比較してみましょう♪

アメリカンチェリーとは品種名ではなく、アメリカから輸入されたチェリーの総称です。でもこの商品はチリ産……。チェリー自体はアメリカのものなのでしょうか??? ちょっとわかりませんが、アメリカンチェリーと聞いて思い浮かべるダークカラーのチェリーを冷凍したものです。

商品詳細
■原材料名：チェリー
■内容量：500g
■賞味期限：このときは購入時より1年9ヶ月
■保存方法：－18℃以下で保存
■加熱調理の必要性：そのまま召し上がりください。
■原産国名：チリ
■購入時価格：508円
■栄養成分表示（100g当たり）
エネルギー 69kcal、たんぱく質 1.3g、脂質 0.2g、炭水化物 16.5g、食塩相当量 0g（推定値）

種抜きなので、カットすると穴が開いているのがわかります。カチンコチンというよりも表面がウェットな感じ。大粒でしっかり果肉を味わえます。皮があるので、冷凍していてもチェリーらしい食感が感じられ、さっぱりとして何個でも食べられそう。

冷凍したらかなり味わいが変わるかと思ったら、想像よりもしっかりチェリー（笑）。酸味や甘みとともにチェリーらしい香りが広がり、ちょっとやわらかくなったアメリカンチェリーという感じ。

ハンガリー産のほうもダークカラーですが、名前はスイートチェリー。チリ産のチェリーよりも安価で、栄養成分もやや少なめ。

商品詳細
■内容量：500g
■賞味期限：このときは購入時より1年7ヶ月
■保存方法：－18℃以下で保存
■加熱調理の必要性：凍ったまま、または自然解凍して召し上がりください。
■原産国名：ハンガリー
■購入時価格：394円
■栄養成分表示（100g当たり）
エネルギー 53kcal、たんぱく質 0.9g、脂質 0.1g、炭水化物 11.5g、食塩相当量 0g（推定値）

小粒のチェリーですが、こちらも種を取ってあるので食べやすいです。小粒な分、果肉の食べ応えはチリ産のアメリカンチェリーより落ちてしまいます。味もややあっさりめ。

チリ産とハンガリー産の冷凍チェリーを並べてみると、その違いは一目瞭然。粒にばらつきがありますが、チリ産のチェリーのほうが圧倒的に大粒。食べてみると、香りも、甘みや酸味といった味も大粒のほうがより感じられます。ここがお値段にも表れているのかもしれません。

ハンガリー産の小粒なチェリーは、チリ産の大粒と比べると存在感は控えめですが、ジャムなどの甘味料を加えて調理するにはぴったりです。

どちらもそのままでもおいしく食べられますが、どんな楽しみ方をしたいかによって、どちらを購入するか決めるとイイですよ♪

冷凍チェリーは凍ったまま食べると、シャリッとしてシャーベットみたいな味わい。冷凍庫から出してすぐでも、そこまで固くないので食べやすいです。そのままおやつにしたり、ヨーグルトに入れたり、飲み物に入れてもOK。

自然解凍してから使うことも可能です。ただし、冷凍・解凍することによって水分が流出し、食感は変わります。解凍するときはキッチンペーパーの上に置いて、余分な水分を吸い取ると水っぽさが軽減します。やわらかくはなりますが、皮の食感で意外にチェリーらしさが感じられ、爽やかな香りや甘みも楽しめます。

おとなっぽい色合いで、ちょっと飾ると映えます。

加熱調理に使うなら、むしろ冷凍したものが向いています。水分が出やすく、やわらかくなっているので短時間に仕上がります。

具材として混ぜて使うこともOK。用途に合わせて冷凍のまま使ったり、解凍してから使ったりしてみて。

爽やかでさっぱりした香りと甘みが持ち味のチェリー。ほどよい酸味で、ラズベリーやいちごほど酸味は強くありません。濃厚な甘みのものと組み合わせると、酸味が優しいアクセントになり、食べやすい味にしてくれます。

牛乳や生クリームが入った卵液をオーブンで焼くクラフティーは、もっちりしたプリンのような味。そこにフルーティーで瑞々しいチェリーが加わると、華やかな味になります。

もともとブラックチェリーで作るのが伝統的なクラフティ。大粒のチェリーで作ってみて♪

材料（グラタン皿2個分）
・冷凍チェリー……12粒
・卵……2個
・生クリーム……100ml
・牛乳……100ml
・砂糖……40g
・薄力粉……20g
・無塩バター…適量
・バニラエッセンス……数滴

※今回はダイソーの耐熱ガラス製のグラタン皿を使用。大きな耐熱皿でひとつにしてもOK。
※チェリーは凍ったまま使っています。お好みで増量してください。増量する場合は水っぽくなることもあるので、あらかじめ解凍して水分を取ってから使うといいかも。

作り方
① グラタン皿にバターを塗る。
② チェリー以外の材料をよく混ぜる。
③ グラタン皿に②を注ぎ、チェリーを並べる。
④ 180℃に予熱したオーブンで25分焼く。

※お好みで粉糖をふってください。
※焼きたては膨らんでいますが、冷めてくると落ち着いてきます。

熱いとふわふわ、冷めるともっちり。どちらもおいしいので、お好みでどうぞ。

ジャムよりも軽く、甘さも控えめなコンフィチュールは、果実感がそのまま楽しめます。スイートチェリーのパッケージで紹介されているレシピで作ってみました。

材料（できあがり重量約100g）
・冷凍チェリー……100g
・砂糖……50g
・レモン果汁……小さじ1

※砂糖の分量はチェリーの50％。ジャムと変わりませんが、ジャムほど煮詰めないので軽い仕上がりになります。

作り方
① 耐熱ボウルに材料全てを入れ、ラップなしで500Wの電子レンジで3分半加熱。
② いったん取り出して、混ぜて砂糖を溶かす。
③ 再度3分半加熱して混ぜれば完成。

簡単です！ 電子レンジで2回加熱して混ぜるだけ。欲しいときにさっと作れる手軽さがイイですね。

できあがりの見た目はぶどう……。でもチェリーらしい香りと味です。とろみがつくまで煮詰めてはいませんが、チェリーもシロップもそこそこの甘さがあります。ラズベリーのような鮮やかな赤色ではなく、ワインレッドのような深みのある赤色のシロップができます。

アイスやヨーグルトにかけたり、ワッフルやパンケーキに添えても◎。もっと煮詰めてあげるとジャムにもなります。

チェリーのコンフィチュールに、濃厚なチョコムースを合わせてみました。コンフィチュールのシロップでゼリーも作って、味わいはさっぱり感が出て、見た目的には華やかで大人っぽい印象に仕上げました。

材料（5個分）
▼チェリーゼリー
・チェリーコンフィチュール（前レシピのもの）……100g
・ゼラチン……5g

▼チョコムース
・ビターチョコレート……100g
・生クリーム……200ml
・ビスケット……80g
・無塩バター……30g

▼デコレーション用
冷凍チェリー、タイム……適量

※ビスケットはチョコクリームをサンドしてあるものを使用したので、土台はチョコ色になっていますが、お好みのものでOKです。

作り方
① チェリーのコンフィチュールを作って冷ましておく（前述レシピと同様に）。
② ビスケットを砕いて溶かしたバターを混ぜ、容器に敷き詰める。冷蔵庫で冷やしてしっかりさせる。

③ 生クリームの半量を鍋に入れ、焦げないように加熱。鍋肌に気泡が出てくるくらいに温まったら火を止めて、刻んだチョコを加える。
④ よく混ぜてチョコを完全に溶かす。
⑤ ボウルに残りの生クリームを入れて泡立てる。
⑥ 人肌より温かいくらいに冷ました④を加えて混ぜる。
⑦ ②の容器に⑥を入れ、シロップを切ったチェリーのコンフィチュールを中に入れる。
⑧ 表面を平らにし、冷蔵庫で冷やす。

⑨ コンフィチュールのシロップは水（分量外）を足して200mlにし、鍋に入れて温める。
⑩ 沸騰する前に火を止め、ゼラチンを加えてよく溶かし、容器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。
⑪ 固まったらフォークで崩し、解凍したチェリーと一緒にチョコムースの上にのせる。

ふわっと濃厚な味と甘さのチョコムースですが、あっさりめのチェリーゼリーで中和されて、すっきりした味わいに。中に入れたコンフィチュールの甘酸っぱさもアクセントになり、チョコとの相性もイイですよ♪

チェリーとチーズとの相性も間違いなし。チェリーのフィリングを詰めたパイにクリームチーズも加えて、三角パイにしました。甘さ控えめなので、軽食やおやつにもオススメ。

材料（12個分）
▼フィリング
・冷凍チェリー……100g
・砂糖……40g
・コーンスターチ……大さじ2
・水……大さじ2

▼パイ
・冷凍パイシート……2枚
・クリームチーズ……100g
・卵黄……1個分

※チェリーのフィリングは少し余るくらいの量になります。クリームチーズの量も詰めるときに調整してください。

作り方
① 鍋にフィリングの材料を入れ、弱火で焦げないように混ぜながら加熱する。とろみがついたら保存容器に入れて、冷蔵庫でしっかり冷やす。
② パイシートを冷凍庫から出して5分ほど置く。めん棒でひとまわり大きく伸ばしてからフォークで刺し、6つにカットする。
③ クリームチーズと①のフィリングをのせ、半分にたたんで三角にする。
④ 重ねた端の部分をフォークでしっかり押さえる。
⑤ 溶いた卵黄を表面に塗る。
⑥ 200℃に予熱したオーブンで12～15分焼く。

※フィリングは冷ますと、かなりしっかりめの固さになって扱いやすくなります。熱いとパイ生地も緩むので厳禁。
※しっかりフォークで押さえないと、焼いているうちにフィリングが飛び出してしまいます。詰め過ぎないようにして、端をしっかり押さえておきましょう。
※パイシートが緩んで扱いにくくなったら、冷蔵庫で冷やしてみてください。焼く前も冷蔵庫で冷やしてしっかりさせておくと◎

小ぶりサイズのパイなので、つまんで食べるのにぴったり。クリームチーズに甘みを加えていないので、甘すぎない味です。

チョコも挟んで、チェリーチーズチョコパイにしてみたら……絶対おいしそう～♪

業務スーパーで販売されている冷凍チェリーは2種類あり、容量は同じですが原産国やサイズ、価格に違いがあります。よりチェリーらしい味わいを楽しみたいなら大粒のチリ産、コンフィチュールなどにするなら小粒のハンガリー産がオススメです。

凍ったままでも解凍しても使え、加熱したり、具材として混ぜ込んだりもできます。チェリーらしい爽やかでフルーティーな甘さや香りを味わえますよ♪

ぜひお試しください。