レトロなバス車両がホテルに!?引退した路線バスと案内所をリノベした宿泊施設が誕生＜1日1組限定＞

「ばすてい」は、静岡県賀茂郡西伊豆町に所在する築73年の「宇久須（うぐす）案内所」と路線バスとして活躍した中型バス車両を一体的にリノベーションした宿泊施設。

「宇久須案内所」は、かつて鉄道との直通乗車券を販売する「宇久須駅」として愛されてきましたが、2022年3月31日に案内所としての役目を終えました。

木彫りの看板を掲げた趣ある木造建物を活かし地域に新たな魅力を創出するため、引退した路線バスを並べた全国的にも珍しい宿泊施設へと生まれ変わります。

同施設は現在も使用されているバスの停留所前に位置し、周辺には美しい景観を誇る宇久須海水浴場や港、温泉、地域産業を代表するガラス工房などの観光資源も豊富に存在しています。

1．施設概要
（1）旧案内所建物
・建物延床面積：71．90㎡（21．75坪）
・構造：木造亜鉛メッキ鋼板葺平屋建て
・築年数：1950年（築73年）

（2）路線バス（引退車両）
・車種：いすゞ・ジャーニー　※東海バスグループが所有する最後の1台となった車種の車両を使用します。
・サイズ：中型
・年式：初年度登録1999年

（3）その他
・駐車場：1台
・宿泊定員：5名（案内所建物2名／バス3名）
・チェックイン・アウト：チェックイン15時から／チェックアウト10時まで

旧案内所建物
待合室だった場所は飲食が可能なダイニングルームとなります。内装の見た目をほとんど変えずに補修し、バスの待ち時間に腰かけていた木のベンチや図書室のように本を自由に手に取れる本棚も復元します。
案内所のカウンター、事務室だった場所は調理器具を備え付けたキッチンとなり、当時の名残ある空間で調理を楽しめます。
また、食材は事前予約で地域の民宿や漁協の協力のもと海の幸を盛り込んだセットを用意。さらに、かつて倉庫等として使用されていた部屋は浴室、トイレ、洗面などの設備とベッドルームにリノベーションします。

路線バス
伊豆半島各地を走っていたかつてのレトロカラーに塗装しました。
運転席に座ってハンドルや行先表示ボタンの操作を楽しめ、降車ボタンを何度でも押せるなど、普段バスに乗車するときにはできないさまざまな体験を用意します。
バス中央から後方では座席を向かい合わせたボックス席やベッドを設け、移動手段としてのバスとは異なる唯一無二の空間で特別なひとときを過ごせます。

2．施設名称・ロゴ
　コンセプトの“バスと過ごす（ステイ）”から、「バス」と「ステイ」を合わせて「ばすてい（＝バス停）」と名付けられました。

3．宿泊予約
　宿泊予約から現地でのチェックイン/チェックアウトのお手続きがインターネットで完結します。DXを活用した運営方法を採用することで、スマートかつプライベート感を演出します。
・予約開始受付日時：東海バスホームページより2023年11月10日（金）12時～

4．宿泊料金
・1棟1泊　34,000円～（税込）　
※食事の予約は別途料金となります
※仕入れ状況により食事の内容が画像と異なる場合があります

5．所在、アクセス
　静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須249－2（東海バス）
・三島駅発　[特急 松崎］行き：「BP（バイパス）宇久須」バス停下車（所要時間:約90分）より徒歩4分
・修善寺駅発　[快速 松崎］行き：「宇久須」バス停下車（所要時間:約70分）正面


小田急電鉄
http://www.odakyu.jp/

（マイナビ子育て編集部）