スイーツ作りで大活躍【業務スーパー】「冷凍ストロベリーダイスカット」まずはこれから作ってみて!おすすめレシピ4選
いちごは水分量が多いため、冷凍しても解凍後は生食時のような味わいを楽しめません。しかし、その変化の特長を活かした使い方をすれば、手間も時間もぐっと短縮されてとっても便利。業務スーパーの「冷凍ストロベリーダイスカット」は、いちごスイーツ作りで重宝しますよ♪
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
生鮮食品には旬がありますが、その中でも特に生の果物は、限られた時期にしか手に入らないことが多いですよね。一年を通して安定した価格で手に入るのはバナナくらい。旬の時期以外にも出ている果物もありますが、価格が高く、なかなか手を出せないのが実情……。
生食と同じ味わい方は難しいものの、旬のおいしさをそのままぎゅっと閉じ込めて、一年中楽しめる冷凍フルーツが増えています。特に業務スーパーでは種類も豊富で、お手ごろ価格の冷凍フルーツがいっぱい!
今回は、意外に使えてとっても便利な、業務スーパーの「冷凍ストロベリーダイスカット」のオススメの使い方や活用レシピをご紹介します。
【業務スーパー】冷凍ストロベリーダイスカット
業務スーパーの冷凍のいちごは、粒が丸ごと冷凍されたものとダイスカットになっているものがあります。
どちらも同じいちごですが、冷凍・解凍による変化がより大きいのがダイスカットです。
商品詳細
■原材料名:いちご
■内容量:500g
■賞味期限:このときは購入時より1年9ヶ月
■保存方法:-18℃以下で保存
■加熱調理の必要性:加熱の必要はありません。
■原産国名:中国
■購入時価格:315円
■栄養成分表示(100g当たり)
エネルギー 34kcal、たんぱく質 0.9g、脂質 0.1g、炭水化物 8.5g、食塩相当量 0g
※推定値
いちご1パックが200gくらいだとすると、500gは2パック半。1パックの価格は旬の時期でも、安くて498円とかですよね。時期の終わりで小粒だったとしても、500g300円強という価格では、まず手に入りません。
封を開けるとたくさんのいちごが! これがまたいい香りなんです!
ザラザラっと出してみるとしっかりバラ冷凍。もちろん開封後は霜がつきやすくなって塊になってしまいそうなので、出し入れには気をつけなくてはいけません。
カット済みのいちごがバラ冷凍だと、使いたい量に合わせて調整もしやすくて◎。手間も少なくてイイですよね。
冷凍ストロベリーダイスカットの使い方
冷凍フルーツを使うときに忘れてはいけないのが、冷凍・解凍による変化。カットしてある分、空気に触れる面積が多く、変化はより大きくなります。
冷凍ストロベリーを冷凍のまま食べるなら、解凍による変化はありません。このままシャーベット感覚で食べてみると、いちごの香りや酸味がふわ~っと口いっぱいに広がります。甘味はやや控えめ。
半解凍は食べやすい食感で、よりいちごらしい味わいに。カロリーも低いのでヘルシー。
完全に解凍してしまうと……水分が出てきてびしゃびしゃに。食感もぐちゃっとして水っぽく、生のいちごとは全く違うものになってしまいます。冷凍フルーツの中でもいちごは水分量が多いので、この変化は大きめ。
キッチンペーパーなどでよ~く水分を取ってあげれば多少マシになるので、トッピングに使ったりできますが、味は多少抜けてしまいがち。
しかし、抜ける水分も丸ごと使えるようなソースを作ったり、生地に練り込んだりするときには、この「冷凍ストロベリーダイスカット」が最適! 水分が抜けたことで食感がやわらかくなり、生のいちごより加工する手間が少なくて済みます。
冷凍ならではのメリット・デメリットに合わせて使うことで、冷凍でダイスカットになっていることは強みになるんです♪
メリット
・安価
・通年手に入る
・少量からでも使える
・加工しやすい
・時短できる
デメリット
・食感が変わる
・味が抜ける
・形が崩れやすい
冷凍ストロベリーダイスカット活用レシピ
冷凍ストロベリー ダイスカットは、解凍により質感が大きく変化してしまいますが、その変化こそが加工するにはぴったりな特長になります。
いちごジャム
ダイスカットの冷凍ストロベリーを使えば加熱時間も少なく、ジャムはあっという間に完成。レンチンでも作れますが、とろみ加減など好みで微調整しやすいのは、やっぱり鍋で煮る方法です。
保存も効く砂糖50%の割合の分量ですが、バラ冷凍のダイスカットなら少量から作ることも可能なので、使い切りで甘味控えめにしてもOK。
材料
・冷凍ストロベリー……100g
・砂糖……50g
・レモン汁……小さじ1
作り方
① 冷凍ストロベリーに砂糖をまぶして解凍する。
② 水分が出てきたら煮る。
③ 焦げないように混ぜ、とろみがついたら火を止め、レモン汁を加えて混ぜる。
④ 清潔な瓶に詰める。
※時間がないときは冷凍庫から出して直ぐに加熱しても大丈夫。
※煮沸消毒した瓶や脱気消毒をすれば長期保存も可能です。
冷めると粘度が高くなるので、とろとろくらいで加熱を終えると◎。ビックリするくらいきれいな赤い色のジャムに仕上がりました。シンプルな材料で作ったいちごジャムは、いちごらしい香りや酸味がストレートに味わえます。
パンに塗ったり、ケーキやワッフルにかけたり、ヨーグルトやアイスにも♪ 生クリームとの相性も抜群なのでオススメ。このジャムをベースにして、ソースやフィリングなどにアレンジもできます。
いちごバター
いちごジャムをそのまま練り込んだイチオシレシピがいちごバター。一時期売り切れ続出するほどの人気となり、さまざまなメーカーから商品化されていますが、自分で作れば好みの味に調整でき、格安でできちゃいます。
材料
・冷凍ストロベリー……100g
・砂糖……50g
・レモン汁……小さじ1
・バター……100g
※無塩バターを使用の場合はお好みで塩ひとつまみ追加。
作り方
① 冷凍ストロベリーに砂糖をまぶして解凍する。
② 水分が出てきたら煮る。
③ 焦げないように混ぜ、とろみがついたら火を消してレモン汁を加えて混ぜる。
④ バターを室温に戻し、やわらかくなったら泡立て器で白っぽくなるまで混ぜる。
⑤ 冷ました③を3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。
⑥ しっかり混ざったら、清潔な容器に詰める。
※保存料など入れないので、冷蔵で1~2週間程度で食べ切りましょう。冷凍保存すれば1~2ヶ月程度保存できます。
※バターをホイップせずに、溶かしてジャムを混ぜる方法もあります。こちらはカチッと固いバターらしい仕上がりに。
食紅等使っていないのに、こんなに鮮やかなピンク! ジャムと同様、こちらもびっくりするくらいきれいな色に仕上がり、いちごの甘酸っぱい香りが広がります。
ホイップしたバターに混ぜるので、口当たりはふんわり。いちごの酸味と甘味がバターとしっかり混ざり合い、まさに絶品なんです。
とっても可愛いビジュアルと味わいなので、パンに塗るだけじゃもったいない! ってことで、クッキーに挟んでみたり、ケーキのデコレーションに使ってみたりしても◎
ストロベリーとウォールナッツのクッキーバー
生地にはクルミを加えて香ばしさとザクザク感をプラスし、間にいちごのフィリングを挟んで焼き上げたクッキーバーにしました。いちごらしい甘酸っぱさと香りがよく合います。
材料
▼フィリング
・冷凍ストロベリー……80g
・砂糖……20g
・コーンスターチ……小さじ1
・レモン汁……小さじ1
▼生地
・薄力粉……240g
・クルミ……60g
・卵……1/2個
・無塩バター……120g
・砂糖……140g
・バニラエッセンス……数滴
フィリングの作り方
① 冷凍ストロベリーと砂糖、コーンスターチを鍋に入れて煮る。
② 焦げないようによく混ぜながら煮て、とろみがついたら火を止めてレモン汁を混ぜる。
③ しっかり冷ます。
生地の作り方
① クルミを細かく刻む。
② バターを室温に戻し、ボウルに入れて砂糖と擦り混ぜる。
③ 卵を溶いて少しずつ加えて、その都度よく混ぜる。
④ バニラエッセンスを加えて混ぜる。
⑤ ①のクルミ、ふるった薄力粉を加えて混ぜる。
仕上げ
① 耐熱容器にオーブンペーパーを敷き、生地の半分を敷き詰める。
② フィリングを塗る。
③ 残りの生地も薄く伸ばして上に被せる。
④ 170℃に予熱したオーブンで40~45分焼く。
⑤ 粗熱が取れたら好みのサイズにカット。
※焼くときに少し膨らむので、表面に被せた生地には隙間があっても大丈夫。きれいにめん棒で伸ばさなくても、手で軽く伸ばして被せていけばOKです。
※焼きたてはやわらかめですが、冷めると固くザクザクほろほろ食感に。完全に冷めると固くて切りにくくなるため、粗熱が取れて触れるくらいの熱さになったらカットするようにしてください。
※容器は後でカットしやすい形や大きさのものが適しています。ホーローや耐熱ガラス容器、パウンド型等あるもので作ってみてください。緩い生地ではないのでオーブンペーパーを敷いた上に生地を広げて重ね、形を整えて作ることも可能。
冷めるとフィリングも落ち着き、なじんできます。オーブンバットでたくさん作ることもできるので、量産しやすく、カットすれば小分けもしやすい優れモノ。市販のいろいろなジャムでいつも作っていましたが、手作りのいちごフィリングだともっとフルーツの味が感じられておいしい♪
いちごババロア
やさしいピンクの色といちごの甘酸っぱさが魅力のババロアは、可愛いスイーツの代表。フレッシュのいちごでも作れますが、冷凍ストロベリーを使えばピューレにしやすく、お値段も格安に。デコレーション用にはフレッシュないちごで仕上げてみて。
材料(プリンカップ6個分)
・冷凍ストロベリー……300g
・牛乳……100ml
・生クリーム……150ml
・砂糖……60g
・粉ゼラチン……10g
・水……50ml
▼デコレーション用
・生クリーム……50ml
・砂糖……5g
・いちご……100g
・ミント、またはチャービル……適量
※生クリームはババロアとデコ用を合わせて1パック(200ml)になります。
作り方
① 冷凍ストロベリーを解凍して裏ごしする。
② 鍋に砂糖と牛乳を入れ、温めて溶かす。
③ 火を止めてから、水でふやかしたゼラチンを加えて完全に溶かす。
④ 生クリームを七分立てに泡立てる。
⑤ ①と③を混ぜる。
⑥ 生クリームも加えて混ぜる。
⑦ 容器に注いで冷蔵庫で冷やし固める。
冷やしている間にデコレーション用の生クリームと砂糖を混ぜて、ツノが立つまで泡立て、いちごは半分にカットしておきましょう。固まったらデコレーションしてできあがり♪
いちごジャムを薄めてソースにしてかければ、二層になってきれいです。側面にいちごのスライスを貼るのも可愛いビジュアルになるのでオススメです。
まとめ
業務スーパーの「冷凍ストロベリーダイスカット」は、凍ったままや半解凍でそのまま食べることができる、おいしい冷凍フルーツです。解凍すると食感や味が悪くなってしまいますが、加工する場合にはかえって大きなメリットに。カットする手間もなく、使いたい量を使いたいときに使え、加熱すれば短時間に仕上がるのでとっても便利。
生のいちごを購入するよりもかなり安価で、一年中購入できる点も◎。ピューレにして生地に混ぜたり、加熱してソースなどを作るときには冷凍で、デコレーションなどには生のものにするなど使い分けるとイイですよ♪
ぜひ一度お試しください。