【調査】子どもの発達障害を疑ったのいつ? 健診・入園・入学で気づくケースも
SVCが運営する、発達に悩みを抱えるパパママ向けQ&Aサービス「ふぉぴす」は1月26日、1歳~12歳までの子どもの発達に悩む保護者を対象に実施した「発達障がいを疑った時期について」に関するアンケート調査の結果を発表しました。回答者のコメントとともに紹介します。
約65%の親が3歳までに疑った経験がある結果に
発達障害を疑った時期について尋ねたところ、最も多い回答は「3歳」(46人)でした。
●「3歳児健診の際、模倣や指差しが出来ず、「こんなもん?」と思っていたが他のお子さんが出来ているのを目の当たりにして「違うかもしれない」と疑うようになった」(女性 / 30代後半)
●保育園のお遊戯会で他のお子さんは歌いながら踊っているが、うちの子だけ舞台で体育座りをしていた。(男性 / 50代前半)
●「子育て中に心配なことがあるとネットを検索すると、だいたい発達障害という言葉が出てきた。半信半疑ではありましたが、日頃の行動を見ていると思い当たる節はあった」(女性/不明)
集団生活や3歳児健診がきっかけで、発達障害を疑う保護者が多いようです。
2位は「2歳」(45人)でした。
●同じ年の子が文章で話せるようになってもほとんど言葉が出ず、切り替えが苦手で激しく癇癪をおこしたり手が出たりもあったため、発達障害かもなと思いました。(女性 / 30代前半)
●「1歳半健診で要経過観察となり、2歳になっても発語や指差しが無かったため」(女性 / 30代後半)
●「癇癪が酷く、育て辛いと感じていた。発達障害の症状に当てはまる事が多かった」(女性 / 40代前半)
1歳~2歳は一般的に「言葉」を話し始める時期と言われていますが、なかなか言葉が出ない事で心配になるという声が多くありました。
3位は「1歳」(33人)でした。
●0歳の時は特に普通に発達していたと感じていたが、1歳になりよく癇癪を起すようになったり目を合わせようとしても合わせてくれないことが増えたため。(女性/30代前半)
●一歳半を過ぎても、パパ・ママなどの単語を発してくれなかったこと。また公園などで同じ年齢の子と会うと、圧倒的に話せていないことを感じた。(男性/20代後半)
●一歳になっても模倣がほぼなかった 言葉の理解もいまいちだった(女性/不明)
初めての子育てで「こんなものだろう」と思っていたら実は違ったというケースや、ほかの子と比較することで発達が気になってしまったケースがあげられました。
4位は「6歳」(20人)でした。
●小学校での初めての授業参観のときに、一人だけ唐突に立ち上がったり、足を組んで座ったりと落ち着いて座っていられず、ビックリした。(女性/30代後半)
●小学校入学してからしばらくして、忘れ物やテストで文章問題を理解するのが出来ていないようだった。(女性/不明)
●他の子は今日何をしたか説明できるのに、うちの子はそう言う事が説明できないで、全然違う話をしてました。話をしてても目が合わないことが多いなと他の子を見ておもいました。(女性/40代前半)
6歳は小学校に入学する年齢。学校生活を通して気がついたという保護者が見受けられました。
5位以降では、「気づかなかった」と回答した人も13人いました。
●子が一歳の頃にコロナが流行し、第一子だったこともあって保育所に指摘されるまで気づくことが出来ませんでした。(女性/30代前半)
●指摘されてまず思ったのは、異常なまでに自分のルーティンにこだわっており、それが崩れることを何より嫌っていることや、先の見通しが立っていないとものすごく不安を感じることが、自閉スペクトラム症からくるものだった。(女性/40代後半)
●学校で特性が暴走し始めた頃も家では変わらず過ごしていたので、最初に学校での様子を聞いた時は信じがたいものがありました。それからしばらくして家でも不安定になり、私に対しても暴言暴力が出るようになりました。(女性/40代後半)
調査概要
調査対象:1歳~12歳までの子どもを持つ男女
調査日:2023年12月
調査方法:インターネットによる回答
調査人数:200名
ふぉぴす
https://4peace-qa.jp/
(マイナビ子育て編集部)