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2024年08月10日 10:31 更新

紺野あさ美さんの家づくり【3】動線にこだわった間取りで家事ラクが実現! 家族みんなが大満足の家に

第四子を出産した紺野あさ美さん。今年、間取りから素材までこだわりぬいた新居が完成した紺野さんに、暮らしやすさを実現するポイントを聞きました!

快適な暮らし特集

■素材選びに迷ったとき参考になったのは……

木のぬくもりを感じる新居。2階のルーバーも素敵です(提供写真)
木のぬくもりを感じる新居。2階のルーバーも素敵です(提供写真)

ーー新築工事にかかった期間と、建築中に大変だったエピソードを教えてください。

紺野あさ美さん(以下、紺野) 着工から完成までは1年ほどかかりました。大変だったというか、かなり悩んだのは壁紙選びです。私たちは家づくりの終盤に壁紙選びをしました。壁紙って部屋全体のイメージが決まる大事なところだけど、写真で見てもよくわからなくて。

 現物のサンプルを郵送してもらっても、この小さいサンプルが大きな壁面になったらどうなるのかなぁ?と想像するのが難しかったです。光によってもイメージが変わるから、日中の明るさと、夜の暗さで見比べたりして、なかなか迷いました。

 そんなとき参考にしたのはSNSです。最近、YouTubeやInstagramで注文住宅のルームツアー動画を公開してくれる人がけっこういて、壁紙のメーカーや品番も掲載してくれているんですよね。私たちが選んだ壁紙が、実際の家ではこんな感じになるんだな、とイメージをつかむことができました。

ーー建築工事中にはどのくらい現場を見に行きましたか?

紺野 家の壁ができたくらいから、行けるときには足を運んで見せてもらいました。夏の暑い時期には、大工さんたちに差し入れを持っていったりして。現場で細かな建具を決めたり、照明やコンセントの位置など電気配線のことを決めたり、実際の暮らしを想像しながら決めることもいろいろとありました。家づくりは完成間近になっても決めることが本当にたくさんあるんですよね。

ーー当初の予定と変更したところもありますか?

紺野 玄関からキッチンまでをつなぐパントリーがあるんですが、そこは当初は窓がない仕様でした。建築途中に中に入らせてもらったとき、ちょっと暗いな、と感じたんです。そこで、採光できる室内窓を作ってもらいました。その窓のおかげでリビングの光が少し入るから、日中はパントリーで電気をつけなくても、ものを出し入れするのに困らないくらいの明るさがキープできて、よかったです。

■子どもたちものびのび、夫婦も大満足のわが家が完成

建築途中も、何度も足を運びました(提供写真)
建築途中も、何度も足を運びました(提供写真)

ーー無事に完成したときのお気持ちを教えてください。

紺野 新居が完成したときには、その後の引っ越し準備があったので、喜びをゆっくりかみしめる余裕がなく……(笑)。とにかくモノであふれていた前の家の荷物を片付けることと、入居の準備とで、バタバタと時間に追われていました。3月末から4月始めころに引っ越しをしたんですが、引っ越し後の片付けも1〜2週間ほどかかりました。

 やっとなんとか生活に支障がないくらいまで片付いてから、少しずつ家の中を眺める時間ができ、じわじわと喜びを感じはじめました。何より、子どもたちが「新しいおうち!」と喜んでくれたのがうれしかったですね。

 幼稚園のお迎えにいくと「今日は新しいおうちに帰るの?」と聞いてくるので「そうだよ、これからずっと新しいおうちだよ」と言うと「やったー!」って大喜び。子どもたちがリビングで走り回っても「静かにして」と注意する必要がなくなって私も楽だし、子どもたちものびのびできているから、本当によかったなと思います。

ーー杉浦さんとはどんな感想を話していますか?

紺野 夫婦間でも「こういう家にしてよかったね」ってなるべく言葉に出すようにしています。「大変だったけど、じっくり考えてよかったね」と話せば話すほど感動をかみしめられる気がして、お互いにほめまくっています(笑)。

 引っ越したあとに庭やデッキなどを整える外構工事をしてもらっているんですが、夫はそこに植えられた植栽をすごく気に入って、愛でています。遠征中は毎日LINEで連絡を取るんですけど、「水やりした?」とか「雨が降ったみたいだけどどれくらい降った?」とか、植栽を心配する連絡ばっかり。「妊婦の体調も同じくらい心配してよ」と私が植栽にヤキモチを焼きそうになるくらい(笑)。

キッチン側から望むリビング。今は窓の向こうに植栽の鮮やかな緑が見えるそう(提供写真)
キッチン側から望むリビング。今は窓の向こうに植栽の鮮やかな緑が見えるそう(提供写真)

■動線にこだわった間取りで、家事が断然ラクに!

ーー家事のしやすい間取りにこだわって作った新居。実際に暮らしてみてどうですか?

紺野 1階にお風呂、脱衣ランドリー、洗面所、ファミリークローゼット、と続く間取りにしたことは本当によかった! 大成功です。

 ランドリーには洗濯乾燥機のほかにも乾燥機を設置しました。そこで乾いたタオル・パジャマ・下着類などお風呂上がりに使うものがすぐしまえるように棚や引き出しを作ったんです。ランドリーから洗面所を抜けるとファミリークローゼットがあるから、外着もすぐにしまえます。

 ちなみにランドリーには、おしゃれ着を干すための真ちゅうのパイプもつけているので、シーツなど2階にしまうもの以外は洗濯乾燥はここで完結します。この間取りのおかげで、前の家より家事が断然楽になりました。

(提供写真)
(提供写真)
お風呂~ランドリー~ファミリークローゼットがつながる、最高の動線です(提供写真)
お風呂~ランドリー~ファミリークローゼットがつながる、最高の動線です(提供写真)

ーーその他にも暮らしやすくなったポイントはありますか?

紺野 前の家で大変だったのは、子どもたちのおもちゃの多さです。子ども部屋にある大量のおもちゃを片付ける場所がなかったことや、子どもたちがリビングにおもちゃを持ってきて遊ぶから、リビングにもおもちゃが散乱していました。

 お掃除ロボットがせっかくあるのに、それを起動する前の、おもちゃの片付けの段階で面倒になっちゃって。だったらもうお掃除ロボじゃなくて、とりあえず食卓のことろだけ掃除機かけるか、ってなってました。新居ではなんとかして子どもたちの大量のおもちゃを片付けやすいようにしたくて、リビングの奥の方にヌックというスペースを設けました。

■子どもたちのお気に入りスペース「ヌック」

ーーヌック……? 初めて聞きました。どんなスペースですか?

紺野 ヌックは「居心地のいいこぢんまりとした場所」を意味するそうで、わが家の場合はドアをつけない「ちょっとこもれる空間兼収納スペース」みたいになっています。1階にある子どもたちのおもちゃは、とりあえずヌックに全部しまえるようになったので、お掃除ロボットを起動できるようになりました。

 掃除のしやすさでいうとダイニングチェアも、お掃除ロボットがスムーズに掃除しやすい「ルンバブル家具」にしました。わが家のダイニングチェアは、肘掛けの先端をテーブルにひっかけて、床から浮かすことができる作りになっています。お掃除ロボットをかけるたびにダイニングチェアを逆さまにしなくてもすむのが楽で気に入っています。

ーーお子さんたちは、新居でのおもちゃのお片付けの様子はどうですか?

紺野 完璧ではないですけど、子どもたちは「遊んだおもちゃはヌックに片付ける」とわかってくれているようです。お片付けもそうですけど、ヌックにこもるのが気に入ったようで、ヌックで遊ぶことも多いです。宅配の荷物が届くと「ダンボールちょうだい」と言ってヌックに持ち込んで、おふろを作ってごっこ遊びしたりしています。

 子どもたちがヌックのあたりで遊んでくれるので、リビングにおもちゃが散乱することが減って、リビングをぱっと見たときに、けっこうすっきりして見えるのもヌックの利点でした。

子どもたちも新しいおうちに大満足(提供写真)
子どもたちも新しいおうちに大満足(提供写真)

・紺野あさ美さん

1987年5月7日生まれ、北海道出身。B型。2001年にモーニング娘。5期メンバーとして芸能界デビュー。モーニング娘。を卒業後の2011年にアナウンサーとしてテレビ東京に入社。2017年1月、プロ野球・杉浦稔大選手と結婚し、同年5月に同局を退社。6歳、5歳、2歳のお子さんたちを子育て中で、今夏に第四子を出産予定。現在はタレント活動やYouTubeでも精力的に活動中。

(写真提供:紺野あさ美さん 取材・文:早川奈緒子)

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