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2024年07月12日 11:10 更新

【妊娠・出産経験者に聞いた妊活のリアル】過去の自分や、これから妊活を始める人に「伝えたいこと」とは?

ベルタの運営する女性ライフステージブランドBELTAはこのほど、妊娠・出産経験のある女性553名を対象に「妊活の経験」に関するアンケートを実施しました。

「妊活の経験」に関するアンケートを実施

妊活期間、想定とリアルでは大きなギャップあり?

まずは、実際にかかった妊活期間について聞きました。皆さんはどれくらいの期間で妊娠しているのでしょうか?

「妊活を始めてからどれくらいの期間で妊娠しましたか?」

「妊活を始めてからどれくらいの期間で妊娠しましたか?」という質問に対して、「3ヶ月以内(26.4%)」という回答が最も多く、次いで「1年以内(19.2%)」「半年以内(17.9%)」「2年以内(12.8%)」「1年半以内(12.1%)」「3年以内(8.0%)」「4年以内(3.6%)」と続きました。

約3〜4に1人は3ヶ月という期間で妊娠に至っている一方で、1年以上避妊なしで妊娠しない状態の人は36.5%となっています。日本産科婦人科学会では「不妊」を、「避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しない」状態とし、一定期間とは一般的に1年だと定義してます。この定義に則ってみると、約2〜3人に1人が不妊の状態であることがわかります。

では、実際に妊娠に至るまでの期間は想定より長かったのでしょうか? 短かったのでしょうか?

「妊娠に至るまでは想定していたより時間がかかりましたか?」

「妊娠に至るまでは想定していたより時間がかかりましたか?」との質問に対して、「はい」と答えた人は53.7%いました。

「妊活を始めてからどれくらいの期間で妊娠すると想定していましたか?」

また「妊活を始めてからどれくらいの期間で妊娠すると想定していましたか?」との質問では、「1年以内(37.6%)」という回答が最も多く、次いで「半年以内(32.9%)」「3ヶ月以内(16.2%)」「1年半以内(6.2%)」「2年以内(5.6%)」「3年以内(1.5%)」と続きました。

妊活には想定よりも時間がかかっている人のほうが多く、想定と実際の妊活期間を平均値で見ると約6ヶ月の差があることがわかりました。

不妊治療を受けた人の半数以上は「体外受精・顕微授精」で妊娠

昨今、保険適用となり注目が集まった不妊治療ですが、実際に妊娠・出産をしている人で不妊治療を経験している人はどれくらいいるのでしょうか? 妊活中の「クリニック活用」や「不妊治療」について聞いてみました。

「妊活中に妊娠を目的として病院やクリニックには行きましたか?」

「妊活中に妊娠を目的として病院やクリニックには行きましたか?」と聞くと、「はい(不妊治療を行っていた)」と回答した人は36.9%、「はい(検査のみ受診)」は18.4%いました。

「どの治療において妊娠・出産に至ったのか」

不妊治療を行っていた人へ、どの治療において妊娠・出産に至ったのかを聞いてみると、「体外受精・顕微授精(57.9%)」が最も多く、次いで「タイミング法(20.1%)」「人工授精(18.6%)」「治療経験はあるが妊娠・出産に至ったのは自然妊娠(3.4%)」と続きました。

大多数が、妊活を始めてみて「初めて知った」ことがある

アンケート結果から、妊活の期間について、想定と実際ではギャップがあることがわかりました。では、妊活を始めてみて「初めて知った」ことがある人はどれくらいいるのでしょうか?

「妊活を始めてみて、初めて知ったことはありますか?」

「妊活を始めてみて、初めて知ったことはありますか?」という質問では、「妊活を始めてみて、初めて知ったことはない」と回答した人はわずか1.3%のみでした。

妊活を始めるまでに知らなかったこととして「妊娠前から葉酸を摂取しておく必要があるということ(62.4%)」を選択した人が最も多い結果となりました。

その次に知らなかったこととして、

・「自分の身体について(基礎体温変化、排卵時期など)(62.2%)」
・「妊娠しやすい時期について(厳密には知らなかった)(56.2%)」
・「AMH値という言葉やその意味(33.1%)」
・「不妊の定義について(24.4%)」
・「年齢とともに妊娠率が下がるということ(20.6%)」
・「男性の不妊があるということ(20.3%)」

が続きました。多くの人が、妊活を始めてみて知った情報や知識があったようです。

妊活を始めてみて「後悔した」ことは?

妊活を始めてみて新しく知ることがある、ということは同時に過去の知識不足や行動について「後悔」をする人もいるのかもしれません。

「妊活を始めてみて、後悔したことはありますか?」

「妊活を始めてみて、後悔したことはありますか?」と尋ねると、最も多かったのは「妊娠に関する知識をもっと早くから身につけておけば良かった(32.4%)」でした。

その他、後悔したこととして、

・「自分の身体の状態について早く知っておけば良かった(32.1%)」
・「もっと早くに病院を受診(検査・治療)しておけば良かった(30.5%)」
・「妊活を始める前から健康的な生活を送っていれば良かった(25.5%)」
・「妊活を始める時期を悩んで遅らせなければ良かった(19.2%)」
・「妊活の進め方や子供についての考え方を早くにパートナーと話していれば良かった(15.9%)」

等が見られました。

過去の自分に伝えたいこと「妊娠・出産は奇跡」「今の自分を大切に」

アンケートでは、過去の自分やこれから妊活を始める人に伝えたいことを聞いています。

「過去の自分やこれから妊活を始める人に伝えたいことがあれば教えてください。」

「過去の自分やこれから妊活を始める人に伝えたいことがあれば教えてください。」と聞くと、最も多かったことは「妊娠、出産は奇跡であるということ(27.1%)」でした。

その他伝えたいこととして、

・「今の自分の身体を大切にしてほしい(26.2%)」
・「若くても不妊の可能性があるということ(20.8%)」
・「定期的に婦人科検診を受けてほしい(19.6%)」
・「男性も不妊の可能性があるということ(17.6%)」
・「妊活を始める前に不妊検査を受けてほしい(10.8%)」

が続きました。特に伝えたいことはない、と回答した人は0名でした。

実際に妊活をしてみて知ることや経験があるからこそ、それを伝えたいと思う人が多いのかもしれません。

アンケートでは、「過去の自分やこれから妊活を始める人に伝えたいこと」として多くのメッセージも寄せられています。

「25歳で結婚しすぐに子どもを産みたいと思っていましたが、私も夫も不妊の原因が見つかり、治療を行うことになりました。20代で不妊治療を行うとは全く思っていませんでしたが、夫とたくさん話し合い協力しあったことで、愛しい我が子に会うことができました!不妊治療は辛いことも多く、女性の負担が身体的に大きいなと感じることが多かったですが、夫の支えがあって向き合えたと思います。とにかく、パートナーとたくさん話し合って歩み寄ることが大切だと思います」

「以前は欲しいと思えば比較的すぐに子どもは出来ると、なぜかそう思っていた。けど実際に妊娠するまでの道のりは難しく、時間がかかれば歳を取ってしまい確率はどんどん低くなっていくという現実に直面した。早ければ良いという訳ではないが、早くからもっときちんと理解し準備してておくことは大事だと痛感した」

「私は2回目の妊娠で出産をしました!学生の頃から子どもが欲しく、初めて妊娠した時はとっても嬉しかったですが、初期で稽留流産してしまいました。流産したときは、なんで私がって思って涙が止まらなかったです。当時の私は初期で流産するなんて考えてもみなかったので、初期流産は誰にでも起こる可能性があることをもっと知ってほしいです」

「自分だけじゃなく、旦那さんにもしっかり考えや気持ちを伝えて、2人で進んでいけるといいと思います。1人だけで頑張ると孤独を感じて、だんだん辛くなってきます」

【調査概要】

調査期間:2024年2月25日〜5月29日
調査方法:オンライン調査・産婦人科でのアンケート調査
調査対象:20代〜40代の妊婦・経産婦
調査人数:553名

ベルタ
https://belta.co.jp

(マイナビ子育て編集部)

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