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2024年09月19日 10:11 更新

五輪アスリートの心身を育んだ親の教育法とは? 夫婦で激アツ応援「お前は絶対日本一になれるぞ!」

パリ五輪柔道日本代表・阿部一二三(ひふみ)・詩(うた)選手の父・阿部浩二さんが17日放送の『踊る!さんま御殿!! 』(日本テレビ系)に出演。子どもたちにはひたすらポジティブな言葉をかけ続け、応援してきたことを明かしました。

「否定的なことは絶対言わない」

ゲストには教育熱心なパパやママが大集合!「子供の才能を伸ばす!? 我が家のマル秘教育法」をテーマに、実践している教育方法を紹介しました。

パリ五輪の柔道日本代表に兄妹ともに選ばれ、話題になった兄の阿部一二三選手と妹の詩選手。父である浩二さんも柔道経験者なのかと思いきや、「柔道は全く知らない」うえに「妻も(運動神経は)大したことない」とコメント。

ただ、柔道が分からないなりに、浩二さん夫妻は「ぜったい世界一になれるぞ」「次はぜったい勝てるぞ」とひたすら応援。「(否定的なことは)絶対言わない」姿勢を心がけたといい、たとえば「負けるな!」はネガティブな言葉なのでポジティブな「勝つぞ!」に変換するなど、全力で子どもたちを鼓舞してきたことを明かしました。

一方、パリ五輪で卓球女子日本代表・平野美宇さんの母である真理子さんは、「試合に負けると、涙と鼻水でぐちょぐちょ」だった娘のメンタルを強化しようと、「ひたすら話し合う」ことを実践。子どもの心をジグソーパズルのピースに喩え、話すたびに1ピースが埋まると考え、粘り強く会話を続けたといいます。

話す内容は「最後の1点まであきらめずに頑張り抜くこと」といった精神的なことから、負けても「絶対言い訳しない」という約束事まで、実にさまざま。また、「5歳の頃から(福原)愛ちゃん二世ということで取材を受ける機会があった」美宇さんに対し、真理子さんは「負けても取材拒否をしない。もし取材拒否をするなら、勝って優勝したときも優勝インタビューを受けるな」と選ぶように諭したのだそう。

まだ5歳の幼さで美宇さんは「負けても取材拒否をしない」ことを選択。母との約束を守り、負けても勝っても取材を受け続けたそうです。

褒め続けたら「やらなくてもできる」と誤解しているようで…

現在7歳の息子と4歳の娘を育てる元フジテレビアナウンサーの中野美奈子さんは、子どもが自発的に勉強するようになるにはどうしたらいいのか悩んでいると告白。

というのも、中野さんはフリーアナウンサーという仕事柄、講演会の司会をする機会が多く、棋士の羽生善治さんをはじめとした名だたる講師の方々は「子どもの時に『勉強しろ』と言われたことが一度もない」と聞くそう。

そのため自分も我が子に「勉強しろ」とは言わず、「できる、できる」と褒める声かけをし続けたところ、「誉息子は)妙に自信だけがついて。勉強しなくてもできると思っちゃっている。テスト前も勉強せずに行く、できると思ってるから。でもできてないです」「自分で勉強をやるきっかけが知りたい」と嘆きました。

すると慶應義塾大学出身の別所哲也さんも、親から「勉強しろ」と言われたことは一度もなかったと明かし、その代わり「おばあちゃんがこたつの上に世界地図を置いていてくれたり、絵本とかマンガとかで関連づけをしてくれた」と、知らず知らず好奇心を刺激する環境づくりをしてもらっていたと振り返ります。

さんまさんは「東大生は勉強が好きで楽しくてやっているから、10時間くらい平気でやると聞いた」と言い、女子バレーボール日本代表の岩崎こよみ選手は「(バレーの練習を)1日トータルで6時間くらい」、平野美宇選手の母も「(娘は)小さい頃は3時間くらい、大人になってくると5~6時間は普通に」。

他方で阿部兄妹の父は「小さい頃は6~7時間、めちゃくちゃやっていた時期があった。大人になると集中力がついてくるのか、あまり長くやると怪我につながる」といい、柔道家の松本薫さんは「子どものときは柔道とレスリングあわせて朝8時から夜8時まで12時間やっていた。大人になってから時間は短くしていった」と明かしました。

そんな松本さんの7歳の長女は、言われなくても自ら「勉強めっちゃするタイプ」で、松本さんは「怖いんですよ。子どもって勉強したくないのが普通でしょ?」と不思議がっている様子。我が子を学校の勉強に取り組ませるのに四苦八苦しているパパママから見たら、うらやましい悩みかもしれません。

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