最も防犯対策をしている県は「奈良県」、では防犯意識が低い都道府県1位は?【全国防犯意識調査 2024】
パナソニックは、全国の20歳~69歳を対象に実施した「防犯意識」に関する調査の結果を発表しました。
都道府県別で防犯意識の違いが浮き彫りに
現在、防犯対策はしているか尋ねたところ、69.1%が「しっかり対策している」「少し対策をしている」と答えました。
しっかり対策をしている」と回答した人が一番多かったのは「奈良県」(24.0%)で、「東京都」(23.0%)、「京都府」(22.0%)と続いています。一方、「まったく対策をしていない」「どちらかといえば対策をしていない」と回答した人が多かったのは「鳥取県」(47.0%)、「熊本県」(42.0%)、「高知県」(39.0%)でした。
続いて、自宅の防犯対策をしようと思ったことがあるか尋ねると、77.2%が「ある」と答えました。
「ある」と回答した人が最も多い県は「香川県」(87.0%)で、次いで「奈良県」(86.0%)、「群馬県」(85.0%)という結果になりました。反対に、「ない」を選んだ人を県別でみると、「熊本県」「沖縄県」「千葉県」でそれぞれ31.0%の人が「防犯対策をしようと思ったことがない」と答えています。
地方住まいの8割以上が「都会に比べ、今住んでいるエリアは治安が良く安心して暮らせる」
都会に比べて、今住んでいるエリアは治安が良く安心して暮らせるエリアだと感じるか聞いたところ、「感じる」が34.8%、「少し感じる」が49.3%で、地方に暮らしている人の8割以上が都会に比べて今住んでいるエリアの治安が良いと感じていることが分かりました。
都会よりも治安が良いと感じている人が最も多いのは「秋田県」(49.0%)となり、次いで「島根県」(44.0%)、「宮城県」(43.0%)でした。一方、都会よりも治安が良いとまったく感じない・あまり感じないと回答した人が多い県は、「滋賀県」(30.0%)、「高知県」(25.0%)、「栃木県・群馬県・山梨県」(23.0%)となっています。
防犯対策をしない理由について尋ねたところ、53.7%が「どんな対策をしてよいのかわからないから」と回答しました。12.7%は「近所の方の目があるので防犯の必要性を感じていないから」と答えています。
なお、「近所の方の目があるので防犯の必要性を感じていない」という回答が1番多かったのは「沖縄県」(26.7%)で、「広島県」(25.0%)、「岩手県」(23.5%)と続きました。地方エリアは近隣住民同士の密接な関係性があることから、防犯に対する意識も都心部に比べると低い傾向にあることがうかがえます。
半数以上が「不審な電話や詐欺電話がかかってきたことがある」
過去3年間で、自宅や携帯電話に不審な電話や詐欺電話がかかってきたことがあるか聞くと、55.3%が「ある」と回答しました。特に多かった県は「新潟県」(71.1%)で、「山梨県」(69.0%)、「島根県」(65.0%)という順になっています。
調査概要
調査名:全国防犯意識調査
エリア:全国
調査対象:20代~60代
サンプル数:男女 計4,700人
調査期間:2024年9月20日~9月25日
調査方法:インターネット調査
調査会社:楽天インサイト
パナソニック コミュニケーションデザイン
http://panasonic.jp/
(マイナビ子育て編集部)
