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2025年02月01日 07:15 更新

本なのにビリビリ破って、グチャグチャ落書き! “紙”で遊び尽くせる体験型ブック『ぺぱぷんたす 007』を小3息子に触らせてみた

「体験」は人生における最大の財産だと考え、新たな体験ができる息子とのおでかけをライフワークにしている筆者(あゆーや)。今回は、おうちにいながら親子で素敵な体験ができる紙遊びの本『ぺぱぷんたす 007』をご紹介します!

デジタルネイティブ世代に体験させたい! 「紙」の遊びがギュッと詰まった1冊

インターネットが普及した社会に生まれた“デジタルネイティブ世代”の子どもたちは、幼いころからデジタル機器に慣れ親しんでいる一方で、「紙」に触れる機会が減っているのではないでしょうか。紙の世界は、デジタルの世界とは異なり、実際に触れることができる“実体験”に満ちているのが魅力。体験させないなんてもったいないですよね。

そこで今回息子に触らせてみたのが、小学館から2024年9月に発売された『ぺぱぷんたす 007』です。「紙でできること、紙だからこそできること」をテーマに、毎号、豪華アーティストが手がけた楽しい企画が盛りだくさん。切ったり、折ったり、描いたり、破ったり……紙で遊びながら想像力を膨らませ、自分の手で何かをつくる喜びを味わえる、体験&体感型ブックの第7弾です。

『ぺぱぷんたす 007』(ムック)
価格:2,300円
出版社:小学館

【参加アーティスト】
⾕川俊太郎(詩⼈)
100%ORANGE(イラストレーター・絵本作家)
tupera tupera (絵本作家)
⽚⼭健(絵本作家)+祖⽗江慎(デザイナー)
junaida(絵本作家)
ザ・キャビンカンパニー(美術家・絵本作家)
ミナ ペルホネン(ファッションブランド)
COCHAE(デザインユニット)
⾼⽥唯(グラフィックデザイナー)
中村⾄男(グラフィックデザイナー・絵本作家)
佐藤良明(ことばとポップ⾳楽研究者・東京⼤学名誉教授)
藤岡拓太郎(絵本作家・漫画家)
よシまるシン(グラフィックデザイナー)

『ぺぱぷんたす 007』を手にした小3息子の止まらない創作意欲に驚き

ふだん息子に本を与えるとき、「破れないように大事に扱ってね」と言い聞かせている筆者。というのも、彼が幼いころに絵本をビリビリに破りまくった苦い過去があるからです。

だから今回「破ってもいい本」というコンセプトの『ぺぱぷんたす』シリーズと出会い、「もっと早く出会いたかった~!」と心の底から思いました。

実際に『ぺぱぷんたす 007』を手に取ってみると、装丁からツルツルとザラザラの2種類の紙の質感を楽しめるのが素敵。表紙を開くと、絵本作家やファッションデザイナーなど、さまざまなジャンルのアーティストが考案したユニークな紙遊びが綴じこまれていて、子どもならずとも興味津々のラインナップにワクワクが止まりません。

小3の息子に手渡すと「どれからやろう?」と目を輝かせながら遊び始めました。

創作意欲がモリモリと湧いてきた様子の息子は、綴じこまれた紙遊びに次々チャレンジ。なかでも息子のダントツお気に入りは、絵本作家の100%ORANGEさんが手がけた「らくがきどうぶつえん」です。子どもの絵のようなタッチで描かれた愉快な動物たちに想像力を刺激されたようで、最近は使っていなかった100色入りの色鉛筆を久々に引っ張り出してきて、1時間近く夢中になって落書きを楽しんでいました。

息子に「何がそんなに楽しいの?」と聞いてみたところ、「これ落書きでいいんだよ! 最高じゃない? 多分これを図工の時間にやったら“何ふざけているの!”って言われそうだよね」との答え。「上手く描こう」とか「きれいに塗ろう」などという既成概念にとらわれずに、子どもの自由な発想で楽しめるのが素敵だなぁと思いました。

1冊に質感の異なる紙が何種類も使われていて、その違いを直接触れて体験できるのも魅力。スマホやタブレットの画面では感じられない紙の質感や厚み、香りなどを感じながら、五感をめいっぱい使って遊べるのもいいですよね。

AIの普及が加速する今の時代だからこそ、発想力や創造力など、AIが代替できないスキルを子どもに身につけてほしいもの。『ぺぱぷんたす 007』は、楽しく遊びながら、それらの力を育むのにもぴったりの本だなと思いました。

幼児向けだと思っていたのですが、実はこの本の対象年齢は“4歳から100歳まで”。年齢にとらわれずに自由に楽しめる本なので、みなさんもお子さんといっしょに本気で遊んでみるのはいかが?

ぺぱぷんたす (007)
(2025/02/01時点)

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