
盲点だった! 先輩ワーママが直面した小学校入学後の意外な「壁」とは?|これ一冊でOK!「小1の壁」完全ガイド #3
多くのワーママが直面する「小1の壁」。漠然とした不安を抱えていませんか? 実際に壁にぶつかったママたちは、どのような課題に直面し、どう乗り越えたのでしょうか?
「小1の壁」って何? どう乗り越えればいいの……?
日本で一番「小1の壁」に詳しいワーママインフルエンサー、うなぎママさんが伝えるリアルな「小1の壁」と攻略法!
仕事と育児の両立に悩むワーキングママへ、著者のうなぎママさんが自身の経験と10万人以上のフォロワーさんから集めた知恵をまとめた1冊。『これ一冊でOK!「小1の壁」完全ガイド』 (講談社)から一部抜粋してご紹介します。
今回は、先輩ママたちが入学後に直面した壁についてお届けします。
こんなところも壁だった! 盲点だった5つのポイント
1 習い事の送迎がつらすぎる
小学校低学年のあいだ、キツいのが習い事の送迎です。
地域にもよると思いますが、今の小学生は習い事をしている子が本当に多い! 以前インスタグラムでアンケートを取ったところ、スイミング・体操・サッカー・ダンスなどの運動系、ピアノなどの文化系、くもん・英語などの学習系、いずれも人気で、5つ~6つ掛け持ちしている子もざらにいました。
周りにやっている子が多いとつい習い事の数を増やしたくなりますが、共働き世帯にとって習い事の送迎は親の負担が大きいことをお忘れなく。

平日の夜に習い事を入れるとその日はバタバタしますし、土日も習い事を詰め込むと親子で疲れ果ててしまいます。学校の宿題のほかに習い事の宿題も出るため、親がフォローしきれないことも。
対策としては、「送迎付きの習い事を選ぶ」「オンラインの習い事も検討する」「民間学童に入って習い事のオプションを付ける」など、親の負担を軽減できるように工夫するのがおすすめ。また、家の近所での習い事なら小1から一人で通える子もいます。

息子は一時期、地元の少年野球チームに所属していたことがありますが、土日祝日すべて練習や試合の応援があり、親の負担もかなり大きく、肉体的にも精神的にも疲弊してしまいました……。
始めるのは簡単でもやめるのは結構大変だったりするので、始める前に親の負担も含めて慎重に検討すること。
また「〇〇ができるようになったらやめる」など、やめどきを親子であらかじめ話し合っておくのも良いと思います(我が家では「平泳ぎで25メートル泳げるようになったらスイミングはやめる」と決めています)。
2 小学校の情報がなさすぎる
保育園時代と比較して、「小学校の情報が全然入ってこない」というのも盲点でした。園時代は送り迎えの時間に先生と話せたり、クラスでの我が子の様子を見ることができたりして困ることがなかったのですが、小学校に入ると途端に情報がなくなります。
小学校の様子を見に行けるのは授業参観など限られた機会のみ。基本、我が子の話だけを頼りに学校での様子を知ることになります。よく話してくれるタイプの子なら良いのですが、とくに男の子は家でまったく学校のことを話さないという子も多く、その場合、小学校生活の実態は謎に包まれたまま。

小学校から配られるプリントも、なぜか一度読んだだけではわからない内容のものが多く、頭を悩ませることに(アンケートでは9割近くの小学生ママが「小学校のプリントは読んでもわからないことが多い」と回答!)。
対策としては、同じクラスに何人か疑問点を聞ける知り合いの保護者をつくっておくことくらいしかありません……。
その場合、しっかり者のクラスメートから我が子の普段の様子(クレーム含む)を聞けることも(笑)。
小学校のプリントは読んでも……

3 学習のサポートが必要
小学校低学年の勉強は簡単なイメージがありますが、意外と「時計」「漢字」「九九」などの苦手分野が抜け落ちてしまうことがあり、親も気を抜けません。アンケートでも「勉強にちょっと不安がある」と答えてくれた小学生ママの割合は全体の8割以上でした。
先生方からも「宿題の丸付けなどを通して、お子さんがつまずいていないかどうか見てあげてほしい」とよく言われます。

とくに算数は「積み上げ」の教科であり、低学年での基礎が固まっていないと学年が上がったときに応用が利かなくなるそう。
仕事を終えてから我が子の勉強までサポートするのは正直かなり大変ですが、高学年になってもっと苦労することを思えば、今やるしかない……! 歯を食いしばって、私も息子に漢字を教えています(笑)。
今はタブレットでの通信教育や学習アプリなど、ゲーム感覚で勉強に取り組める教材も増えています。便利なアイテムを駆使しつつ、できれば親子で楽しみながら取り組んでいきたいですね。
小学校の勉強、子どもはちゃんと理解できていそう?

続きは書籍でお楽しみください。
