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2025年03月27日 11:42 更新

藤本美貴さん、子どものSNS利用を許可するなら「いつ親に見られても困らない使い方をすること」

三児の母・藤本美貴さんがYouTubeで子どものSNSの使い方に言及。もしSNSアプリを使うなら「親に見られてもいいような状態にしておく」ことがマストだといいます。

■「仕事じゃなかったらSNSやってない」

藤本美貴さんがYouTubeで展開する「お悩み相談」には、最近は男性からの悩みが届くことも増え、子育ての悩みもママ中心だったのがパパから寄せられることも多くなっているそう。というわけで今回は、30代パパからの「子どものSNSについて」のお悩み。

相談者は利用制限をかけたうえで子どもにスマホを持たせていますが、子どもが友達から「SNSやろう」と誘われたとき「危ないからだめだよ」と断ったそう。「ミキティさんは子どもにSNSをやらせてますか? 同じことを言ってきたらやらせますか?」という相談です。

藤本さんのお子さんたちは今のところLINE以外のSNSに登録していないといい、「難しいのは、私たちも職業柄やっているけど、(子どものスマホにSNSアプリを)入れる必要あるのかなあ」と疑問を持っているそう。

男子校に通う中学1年生の息子はスマホを使っていますが、友達や家族との連絡はLINEでとっており、InstagramなどのSNSアプリをスマホに入れたいとは言わないそうです。一方で、文化祭で学外の女の子と知り合い連絡先交換をする際、息子の友人たちはLINEではなくInstagramのDMを教えるのが一般的だったといいます。

SNSの利用は子どもの年齢によるとしつつ、許可する場合は「いつでも親が見て良いって条件のもと、やらせる」「小学生だったら絶対やらせない」と言明しました。自身はInstagramとブログで発信していますが、それはあくまでも仕事の一環。「私たぶん仕事してなかったらやってないんじゃないかなと思う」といいます。

また、Xに関してはその良さがまったくわからないといい、もし子どもがXを使いたいと言い出したら「つぶやいてどうするの? って聞く」「友達につぶやきたいならLINEでやれよって感じじゃん。世の中につぶやく必要ある? あれ何をやってるの?」「Xはやっぱり断るかな」と手厳しい藤本さん。

「嫌じゃんだって。タレントさんの文句言ってるような息子になってほしくないじゃん。『あいつこうだよな』とかさ。人の悪口言うためにつぶやくんだったら、辞めた方がいいよって思う。それって何にもならないから」と語りました。

もし子どもがSNSをやりたがったとしても、少なくとも中学生の間は、「いつ親に見られても困らない使い方をすること」が藤本さんのルール。実際に頻繁に投稿をチェックするようなことはしませんが、親に見られて恥ずかしいような投稿や、変な人と変なやりとりをするなどは、しないように意識してほしいとのこと。

さらに、しばしばYouTubeのコメント欄で「子どもにもプライバシーがある」「見るなんて信じられない」という意見も届くそうですが、「私は見ます」と力強く宣言していました。

■10代のSNS利用、複数アカウント所持が一般的

大人も当たり前に利用しているSNSですが、リアルな知り合いではない誰かとつながれること、素性を偽装して子どもに近づこうとする悪い大人もいること、SNSへの依存、プライバシーが保てない懸念などから、子どものSNS利用には慎重になる親が多いのではないでしょうか。藤本さんのように、親の管理下での使用に限って許可するケースもあるでしょう。

しかし今、10代の子どもたちの間ではSNSの複数アカウントを持つのが一般的になっています。NTTドコモ モバイル社会研究所が2022年9月に公開した調査によると、10代女性の約4割が3個以上のInstagramアカウントを所有しており、メインアカウント、親しい友人との交流用、趣味用、閲覧用、レビュー用など様々な切り分け方で運用しています。

おそらく保護者にすべてのアカウントを教えてくれることはなく、「親に見られてもいい用のアカウント」とは別に、親しい友達と繋がるアカウントなどがあると考えたほうがいいでしょう。ただ、すべてのアカウントを親が管理しようとすれば親子ともに窮屈になってしまいます。

子どものSNS利用を許可するのであれば、「うちの子は大丈夫」などと思わずに、「サブアカウントがあるなら非公開アカウントにすること」「間違えて違うアカウントに投稿しないようにすること」「鍵をかけている、公開範囲を限定しているからといって、迷惑行為や誹謗中傷の投稿はしないこと」など、あらかじめ様々なリスクを想定して、子どもにしっかり説明する必要があるでしょう。

(マイナビ子育て編集部)

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