すぐに気が散ってしまう子に! 集中力・注意力を育てる運動とは?|子どもの気になる言動が改善する からだの使い方 #2
食事に集中できず、すぐに立ち上がったり、遊び出してしまう。「ご飯に集中しようね」と何度声を掛けても響かない……。こんなお悩みはありませんか?
\子どもの気になる言動は“運動アプローチ”で変わる/
理学療法士とアスレティックトレーナーの2つの専門資格を持つ著者が、子どもの気になる言動の根本的な改善を目指す新しいメソッドを紹介します。
今回は、集中力・注意力を育てる効果的な運動方法について、書籍『子どもの気になる言動が改善する からだの使い方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)から一部抜粋してお届けします。
注意散漫で、目に入ったものに気が散ってしまう
ここからは、子どもたちの「気になる言動」別に効果のある運動の方法をお伝えします。運動1〜3に共通する「サポートポイント」を参考に、順番に取り組んでみてください。
サポートポイント
● 足を使って全身の血流を促すような運動で、頭の興奮をやわらげる。また、「地に足をつける感覚」を育てる
● バランスをとる運動で、周囲に振り回されず、落ち着いて下を見る力や、身体の軸を保つ感覚を身につける
● 止まっている状態(落ち着いた姿勢)から、決まった範囲のなかで動く運動で、視野を定める力を育てる。また、「適度に動く」ためのアクセルとブレーキのバランスを身につける
運動メニューは、「運動1(①)」が屋内、「運動2(②)」が屋内〜屋外、「運動3(③)」が屋外でおこないましょう。
運動メニュー
① 足裏の感覚運動:足ピタ! ルーティン
② ゆっくりした動きで見る・バランス運動:ゆっくりステップバランス
③ 見る・アクセルとブレーキのボール運動:ストップ&ボールゴー
\運動1/ 足ピタ! ルーティン
目的は「足裏をつける習慣」と「感覚づけ」。
継続することで、頭の興奮をやわらげたり、落ち着いた姿勢の土台づくりにもつながる。
内容
足裏をピタッと床につけたまま、背すじを伸ばして両手で「バンザイ」タッチする
回数
食事やワークシートのあいさつ前後。あいさつの前後なら一日に何度おこなってもOK
セット数
あいさつのときに1〜2セット
レベル
完璧にできなくても、「ルーティン」になれば達成
運動1 足ピタ! ルーティンのポイント
やり方
● イスに座った状態で、足裏全体を一度しっかりと地面につける(もし足が届くイスがない場合は、代案として立った状態でもOKです)
● 足を地面にピタッとつけたら、「足をつけてピシッ!」と背すじをのばす声かけ(合図)をする。足をつけたまま背すじをさらに伸ばすために、両手を高く上げて、大人とハイタッチをする
声かけやほめ方の例
● 「まっすぐの姿勢、かっこいい!」
● 「足ピタでピシッとできたら、スタートの合図だよ!」
● 「ハイタッチできたね!」
運動のコツ
① 子どもが無意識にでも「足をつける=スタートやゴール」と思えるようなルール化・儀式化が効果的
② 「いただきます」「ごちそうさまでした」といった食事のあいさつの前後や、ワークシートの取りかかり・終わりなどの区切りの場面の「ありがとうございました」というタイミングで、足をつける動作を習慣化していく。食事中やワーク中は足が離れても問題ない
③ どうしても足裏が浮いてしまう場合は、大人が手で足を軽く数秒支えて「こうだよ」と優しく誘導することも大切。達成度よりも、まずはちょっとでも「足裏で地面を感じること」をサポートしてあげる
※本記事は、『子どもの気になる言動が改善する からだの使い方』<著:池上悠/ディスカヴァー・トゥエンティワン>より抜粋・再編集して作成しました。
書籍では「感情的・衝動的になりやすい」「コミュニケーションが苦手」など子どもの気になる言動についての悩み別に、身体のサポートポイントや運動メニューを紹介しています。
続きはぜひ書籍でご覧ください。
