- 掲載
- 2026年11月04日 11:50
- 更新
- 2026年11月04日 12:04
16年間「やめて」も変わらない夫、泥酔して布団で放尿も。藤本美貴さん「無敵よ、今。あなたは無敵」
「やめて」と伝えているのに、夫が変わってくれない。そんな悩みを抱える妻たちに、藤本美貴さんが自身のYouTubeチャンネルで答えました。泥酔して家の中で問題行動を繰り返す夫、スマホばかりを見て妻との会話を避ける夫、妻に暴力を振るう夫。状況はそれぞれ異なりますが、藤本さんが繰り返し伝えたこととは……。
■泥酔した夫が布団で…妻は後始末で眠れない
最初の相談者は、小学1年生、中学1年生、高校1年生の3人の子どもを育てる30代女性。結婚当初から夫の酒癖に悩んできたものの、結婚16年目にして「本当に離婚を考え始めました」と打ち明けます。
相談者は美容師として妊娠中も働いていましたが、土日休みの会社員だった夫は、金曜日になると毎回のように飲んで帰宅。部屋で唾を吐き、大きな声でうなったり、布団でおしっこをすることもあり、相談者はその後始末で眠れないまま土曜日も仕事に向かっていました。子どもが生まれた後も、夫が飲んで帰ってくるたびに「また泥酔して帰ってくるかもしれない」「子どもを守らなきゃいけない」と考えてしまい、眠れないといいます。
家でも毎日のように酒を飲み、大量に飲めばテレビを見ながら大笑いする夫の声が寝室まで聞こえてくるそう。16年間「嫌だからやめて」と言い続けてきた相談者ですがついに限界を迎え、「安心できる環境を求めて離婚したいと思い始めています」。夫も普段はいい人なものの、今は「安心できない家」で生活する苦しさのほうが上回っているといいます。
藤本さんは「それは確かにしんどいね」とドン引き。家の中で排尿したり唾を吐いたりするほど泥酔し、自分で後始末もできない状態について率直に、「子どもいる、いない関係なくして無理かも」「離婚考えてんだったら、もう怖いことは何もないじゃないですか」とコメントしました。
これまで相談者は何度も「やめてほしい」と伝えてきましたが、夫はそれが「離婚されるほど」のことだとは思っていなかった可能性があるとして、「これが続くんだったら私、今離婚考えてます」とはっきり伝え、夫が変わろうとするかどうかを見てみては、と提案しました。
別居案も提示したうえで、「離婚するもそうだし、別居するもそうだし、その話し合うもそうだし、なんか前に進んでいくだけじゃん」「無敵よ、今。あなたは無敵」と、相談者にエールを送りました。
■「制限されたら俺、部屋にこもる」スマホばかり見る夫
続いて妊娠3カ月の女性から寄せられた相談は、夫のスマホ依存。夫は家の中でほとんどスマホで動画を見ており、リビングで妻と一緒にいるときにも、一人でイヤホンをしていることが多いそうです。話しかけても気づかないことが何度もあり、相談者は「だんだん話しかけるのも嫌になってきました」といいます。
以前、夫自身が「子どもの前ではスマホを触るのをやめよう」「デジタルデトックスしたい」と話していたこともあったため、相談者は「話しかけても無視されるのは嫌。もっとおしゃべりしたい。子どもが生まれるからといって、急にスマホを見る習慣をやめられるとは思えない」と伝えるも、夫から返ってきたのは「別に喋ろうって言われたら喋ってるし良くない?」という言葉。
さらに、「制限されたら俺、部屋にこもって結局喋る時間減るかもしれないけど、それでもいいの?」と言われてしまったといいます。結局、夫から「リビングでは動画を見ない」と言い出し、そのルールを実行することにしたものの、夫は本当に食事の時間しか部屋から出てこなくなったといいます。
相談者は「このままでは子どもが生まれても夫に1人で見てもらうことは怖くてできない」と、新たな不安を抱えるようになりました。
この相談に藤本美貴さんが出した答えは、意外にも「諦める」というもの。なぜなら、「本当に人のことってどうにもできないし」「本人が変わろうとか思わないと変わらないと思う」から。
とはいえ、何もせずに放っておくというわけでもありません。本人に変わる気があるなら、たとえば鍵のついたボックスに夫婦でスマホを入れ、「ちょっとずつ距離を取る」時間を作ってみる。
しかし、それも本人がやる気にならなければ意味がないこと。藤本さんは「諦めてない時って、なんでなんでってずっと思うんだけど、諦めちゃうとなんかもう、あ、はいはいみたいな」と語り、「相手を変えたい」という期待から少し離れることで、自分自身の気持ちが楽になることもあるかもしれないと伝えました。
■首を絞められて失神。顔を縫うほどのケガをしても「離婚に踏み込めない」
さらに深刻な家庭内暴力の相談も寄せられました。2歳の子どもを育てている27歳女性は、夫婦喧嘩がヒートアップすると夫から暴力を受けることがたびたびあり、最近では夫から首を絞められて失神。倒れた際に床に顔をぶつけ、縫うほどのケガを負いました。
そこで初めて「これってやばいんじゃないか」と気づき周囲に相談すると、離婚したほうがいいと言われ、自身も離婚したいと考えるようになったといいます。しかし夫は謝罪し、離婚を引き止めている状態。さらに夫からは「2人目が欲しい」と言われていますが、相談者はもう夫との間に2人目を望んではいません。
それでも離婚に踏み切れない大きな理由がお金。相談者はパート勤務で、娘を連れて家を出ても経済的に困ることは目に見えているうえ、頼れる実家もないといいます。
そんな相談者に藤本美貴さんは、「ええ……でも。私だったら別れるかな。私はもう本当に、1回でも手上げられたらもう別れる。これは結婚するときにもう、言ってる」とキッパリ。
経済的な不安については、「生活保護もある。今はパートだけど就職すればいい。シングルマザーはめちゃめちゃ大変だとは思うけど」とし、「でも、そこ(今の家庭)で育っても子どもは幸せではないよね。ぶん殴られてる親の姿を見なきゃいけないかもしれないわけじゃん」と少し先の未来を見据えます。
もし今はいったん離婚しないとしても、「次にやられたら離婚」と決めて生活することが大事だといい、「だって気づいたら死んじゃうかもしれない。怖いなと思います」と、相談者の無事を慮りました。
動画の最後に藤本さんは、「何に対してもなんか1回許してしまうと、徐々にエスカレートしてくんだなっていうのは思うかな」と振り返り、モラハラや暴力、スマホ依存についても、話し合いを曖昧にしているうちにそれが「普通」になり、徐々に感覚が麻痺していくこともあるのではないかと推測。
だからこそ、違和感に麻痺してしまう前の段階で「嫌なことがあったりとか、こうしたいみたいなのは、もう積極的に話し合って」と呼びかけました。
■DVや依存の問題、家族だけで抱え込まないで
夫婦喧嘩とDVは同じものではありません。暴力によって自分や子どもの身体・命の安全が脅かされている場合は、まず安全を確保することが重要です。
夫からDVやモラハラを受けている場合には、まず相手と物理的な距離を取ることが重要です。また、暴力やモラハラは次第にエスカレートしていくことがあるため、家族だけで解決しようとせず、専門機関に相談するなどして被害の拡大を防ぐことも大切です。
「離婚したい」と思っても、お金や仕事、住まい、子どものことを考えると、すぐには決断できないこともあるでしょう。そうした場合でも、まず別居して安全を確保したり、今後の生活について情報を集めたりするなど、状況を変えるためにできることはあります。
また、配偶者にアルコール依存症がある場合、その影響は本人だけにとどまりません。家族も「また飲むのではないか」「また問題が起きるのではないか」という不安を抱え、安心して生活することが難しくなる場合があります。家族だけでなんとかしようと抱え込まず、医療機関など専門家のサポートにつなげることも重要です。
ただし、飲酒して問題行動を起こすからといって、必ずしもアルコール依存症とは限りません。今回の相談に登場した夫についても、動画の内容だけからアルコール依存症であると判断することはできません。
大切なのは、相手が「いつか変わってくれるかもしれない」と待つことだけを選択肢にしないこと。自分や子どもが安心して暮らせない、あるいは身の危険を感じているのであれば、一人で抱え込まず、まず安全を確保し、外部に助けを求めることも選択肢のひとつです。
参照:
【弁護士監修】旦那と別れたい!「この理由での離婚はアリ?」パターン別弁護士のアドバイス
(マイナビ子育て編集部)
