それ、本当に必要? 収納スペースを無駄にするものTOP5
「家の中の収納スペースは限られているのだから、効率良く使いたい!」そう思っている方は多いのではないでしょうか? 今回はミニマリスト生活を送っている私Fujinaoが、収納スペースを無駄にするアイテム5つを取り上げ、ご紹介いたします。この機会に、不要なのに抱え込んでしまっていたアイテムについて見直してみてくださいね。
お片づけの成功の鍵は「無駄な物をなくす」こと!
こんにちは。ミニマリストで整理収納アドバイザーのFujinao(フジナオ)です。
お片づけが上手くいかない、収納場所がない、とお悩みの方のお家に行くと、実は「不要な物に収納スペースを占拠されていた!」ということがあります。お家の空間は限られているのですから、不要な物は処分してスッキリと暮らしたいですよね。
今回はFujinaoが選ぶ「空間がもったいない! 収納スペースを無駄にするものTOP5」をご紹介したいと思います。
【5位】大量にある筆記用具
お客様のお家を片付けていると、あちらの引き出し、こちらの引き出し、あそこの棚のペン立て……というふうに家中のあちこちから出てくるのが筆記用具です。
粗品でもらったボールペン。
書き心地が好きだからと何本もストックしているお気に入りのボールペン。
たくさん入っている方がオトクだから、と選んだ100円均一の大容量ペンセット。
家中からペンを集めてみると50本以上あった〜! なんていうことはよくある話です。でも、そのペンたち、使い切るのに一体どのくらいの時間がかかるのでしょうか。
ボールペンを使い切るのには、結構時間がかかりますよね。そして使っている1本を消費する間にも、待機しているペン達は劣化していきます。久々に使ってみたらすっかりインクが出なくなっていた……なんていうのは、誰にでもある経験なのではないでしょうか?
ペンは、景品などでもらうことが多いので無意識のうちに増えやすい物の一つです。1本1本は小さくても、たくさん集まればそれなりのスペースになります。お気に入りの書きごごちのペン数本だけを残して、他は思いきって処分してしまいましょう!
そして今後は、安易に貰いすぎないこと、増やさないことにも気をつけたいですね。
【4位】おもちゃ、家電製品、ブランド物の空き箱
押入れの中や納戸の中、おもちゃや家電製品の空き箱で占拠されてしまっていませんか?
「後で人にあげるときのために」
「売る時のために」
「引越しの時のために」
いろいろな理由でとっておいている方がいると思うのですが、箱はかなりスペースをとります。大きな屋根裏部屋がありスペースが余っている、というお家ならばとっておいて構わないと思います。でも、収納スペースが狭くて困っているくらいならば、空き箱は手放してしまった方が確実に生活しやすくなりますよ。
子どもが使ったおもちゃを売るのに、箱あり・箱なしでそう大きく値段は変わりません。ほんの少しの金額のために、日常狭い思いをして過ごすくらいならば、その金額を失っても広くスッキリと生活した方が毎日気持ちよく生活できるでしょう。
箱を保管するのに必要なスペースには、家賃や住宅ローンで「場所代」がかかっています。また、段ボールは湿気を吸いますし、虫の温床になりやすい場所だとも言われています。家族の健康のためにも、不要な段ボールは手放してしまった方がいいですね。
【3位】体型に合わない洋服
「これは痩せていた時のだから、もう入らないんです」
「でも、また痩せるかもしれないし……」
そう悩んで「今着れない服」をたくさんタンスに抱えている方はいませんか? 私達は、生きている限り年齢を重ねます。顔つきや体型も年々少しづつ変化していますね。だから、ダイエットに成功して以前と同じ体重に戻っても、いざ着てみたところ……。
なんだか似合わない。
年齢に合わない。
若作りに見える。
顔色が悪く見える。
なんていう違和感が残りがちです。
似合う洋服は、日々変化している。せっかく頑張って痩せたのならば、自分に似合う服を着たいですよね! 「いつかまた痩せる日」を夢見て、タンスの肥やしを増やすよりも「痩せて自分の好きな服を買いに行こう!」ということを目標にする方が、ダイエットの励みにもなりそうです。
【2位】不揃いなタッパー
キッチンは、狭い空間に細かい道具がギュッと詰まっている場所です。だから、できるだけ効率的に空間を使いたいですよね!
キッチン収納で意外な盲点がタッパーの収納です。適当に買い集めたタッパーは重ならない物が多く、キッチンの引き出し一つを占領している……! なんていうことも。
タッパーはメーカーを統一し、かつ重ねられる物を選ぶようにしましょう。それだけで、かなりのスペースの省略になります。
【1位】厳選していない思い出の品
子どもが描いたり作ったりした作品。
赤ちゃんの頃の洋服。
独身時代の写真。
思い出は、大切なものですよね。でも、大切だからといって厳選せずに積み重ねていくと、大変な量になります。
「思い出の品は捨てにくいから」と判断を後回しにしていませんか? 何年も見返すことのない、雑多な物が入った「思い出BOX」になってしまっていたら要注意です。思い出の品は、いつでも気軽に見返すことができる状態になって、初めて「活用できている」状態。多すぎる物の量は、思い出の品を見返して懐かしむ、という行動の足枷になってしまいます。
思い出の品を捨てたからと言って、思い出そのものがなくなるわけではありません。本当に大切な思い出は、心の中にしっかりと焼き付けられているものです。
思い出の品は、気軽に見返すことができる量に減らして、「生きている思い出の品」として活用できるようになるといいですね。
まとめ
コップにミルクを注ぐ時、人は溢れないように量を加減するものですが、これが家の収納となると途端に「どうにか工夫して詰め込めないか」という視点になりがちです。家もコップも容量は決まっているのだから、中に入れる量を調節するしかありませんね。本当に大切なのは、不要なものは手放して人間が快適に暮らせる空間を確保することです。モノとの上手な付き合い方を覚えて、スッキリ快適に暮らせたらいいですね! 整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。
転勤族のシンプルライフ Fujinao【千葉・関東 片づけアドバイス】
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