
日々の食事もお弁当おかず作りもラクにする! 鶏肉の冷凍方法
買い物の回数を減らすため、食材のまとめ買いをするようになった……という方も多いのではないでしょうか? まとめ買いは、時間の短縮や食費抑えるなど、メリットが多い一方で、食材を無駄にしないよう工夫も必要ですよね。そこで今回は、まとめ買いをすることも多い鶏肉を上手に美味しく食べきるための冷凍術をご紹介いたします。
こんにちは。冷凍生活アドバイザーの佐藤美香です。
何事においても、毎日少しずつより一気に済ませて、後はラクして過ごしたいと思うタイプです。特に、あまり好きではない料理は、買い物も下ごしらえもまとめて済ませ、日々の調理の負担を減らしたい……。
そこで活用するのが、冷凍です。お肉は1~2キロを一気に下ごしらえして、冷凍しています。今回は、わが家でよくやっている鶏肉の冷凍についてご紹介いたします。
鶏もも肉の冷凍方法
わが家では、家族の好きなもも肉を購入することが多いです。むね肉のほうが、体にも、お財布に優しいのですけどね……。そのため、お得な2キロ入りの袋やジャンボパックで購入しています。
まとめて切る
日々の食事のほか、お弁当のおかずにも使えるよう、購入したら全部一口大に切ってしまいます。

肉を切ったときの包丁やまな板を洗うのが嫌いなので(笑)、キッチンバサミを使っています。

余分な脂や筋を切るのは、意外と細かな作業なので、キッチンバサミのほうが楽なことも多いですよ。とはいえ、2キロは結構な手間……。
「一気に作業すれば、下処理で出る生ごみをまとめて捨てられる!」というのをモチベーションにして、家庭ごみの回収日の前日に頑張っています(笑)。
一気に下味をつける
一口大に切ったもも肉に下味をつけます。といっても、一つひとつ丁寧に味付けをしたりはしていません。
冷凍するときに使っている保存容器に、湯せんやレンチンが可能なビニール袋をセット。あとは、肉を入れて、それぞれ違う調味料を入れればOK。

写真は、一気に4種類作ったときのもの。炒め物、汁物など、何にでも使える塩こしょうはマスト! あとは、計量いらずのめんつゆ、塩こうじを入れることが多いです。しょう油漬けに使用しているしょうがやにんにくは、チューブのものを使っています。このほかに、粕みそなどもオススメ。
ビニールの口を上にすれば、保存容器を立てて収納しても汁漏れの心配もなく、冷凍することができますよ。
冷凍後の調理も簡単
使うときは前もって冷蔵庫に移しておくか、流水で解凍します。あとは、生のお肉と同じように調理できます。といっても、解凍するのさえ面倒に感じてしまう私……。冷凍のまま鍋に入れたり、レンチンすることも。
たとえば、カレーやシチューを作るときはもも肉を冷凍のまま投入。作っているうちに中まで火が通るので、煮込み料理にも便利です。
また、塩こうじをつけて冷凍したものは、レンジでチンして、そのままおかずにしています。500W(600Wでも可)で3~5分チンしたら、裏返して再度チン。火が通ったら、乾燥ねぎをパラパラと散らせば完成です。

塩こうじや粕みそは、焼くと焦がしてしまうことも多いせいか、子供たちからは「レンジで作ったほうが柔らかくて美味しい」と好評です。忙しい朝も電子レンジにお任せできるので、お弁当のおかずにも入れています。
鶏むね肉・鶏ひき肉の冷凍方法
むね肉も、2キロ入りやジャンボパックで購入します。冷凍するときも、もも肉と同じように一口大に切りますが、下味の種類は何にでも使える塩こしょうと、鶏がらの2種類のみ。鶏がらで味付けたものは、鶏天ぷらにしたり、スープに使っています。
残りは、鶏ハムにしたり、フードプロセッサーでひき肉にして使います。ひき肉をみじん切りした玉ねぎと一緒に一気に炒めます。

このとき、もうひとつ別の鍋を並べて玉ねぎ以外の具を足したり、ひとつの鍋で炒めたものを分けて、別々の調味料を入れたり。ひき肉料理を作るときも、カレー、南蛮、和風、ミートソースなど、4種類程度の違う味を作り、薄く平たくして冷凍します。

調理済みのひき肉料理の冷凍も、冷凍庫にあるととっても便利♪ チンしてご飯や麺類、パンにのせるだけで1食完了です。アレンジもしやすいです。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
お肉料理を一気に作るのは、少々手間のかかる作業。けれども、メインの1品の準備ができていると、日々の献立を考えるのがとてもラクになります。
また、家族に手伝ってもらいやすくなったり、留守番中の子供の空腹対策になったりと、うれしい効果もいっぱい。ぜひ、試してみてくださいね。