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2021年11月30日 07:03 更新

妊娠・出産から3歳までにかかる子育て費用はいくら? 合計すると……

一般社団法人親育子育ラボが、約14万人のママ会員を対象として行った「出産・育児費」に関するアンケート調査によると、妊娠から出産までにかかる費用は平均68万円、0歳で平均41万円、1歳で平均45.5万円、2歳で平均58.8万円、3歳で平均69.8万円がかかることがわかりました。

マタニティ・子育てママパパ向けのフリーマガジン「babyco(べビコ)」とWEBサイト「オンラインbabyco」を運営するニコ・ワークス(東京都港区、代表取締役:佐久間雅一)が設立した、一般社団法人親育子育ラボ(以下、「親育子育ラボ」)では、約14万人のママ会員を対象として様々なリサーチ活動を実施。今回は、「出産・育児費」に関するアンケート調査を行いました。

この調査によると、妊娠から出産までにかかる費用は出産準備品を含めると平均68万円かかることがわかりました。

出産の際には、42万円の出産育児一時金が支給されますが、それでも分娩・入院の際の自己負担額は平均34万円。妊娠中の検査費用や、里帰り、出産準備、内祝いなどを含めると、出産に関わる費用は約70万円になりました。
※妊婦検診・分娩入院に関わる費用は、出産育児一時金等を除いた自己負担額を集計

出産準備品の購入総額は平均が14万円。半数以上が10万円以内で、紙おむつやベビー服、産後サポート用品など、出産後のママのケア及び子育てのためのものです。

「出産準備品に購入するにあたって工夫したことやこだわった点は何ですか?」という質問には、品質のよいものを、いかに負担を軽くして買い揃えられるかの工夫が見られます。

「布団とチャイルドシート、ベビーカーに関してはお値段が高くても安全で安心なものを購入。哺乳瓶や付属品も日本製にこだわって購入した。」(30歳後半/0歳ママ)

「一人目の子ですが、お下がりでいただけたものはフル活用した。」(30歳後半/1歳ママ)

「SNSでアップデートされた育児グッズなどをこまめにチェックし、店舗や通販などで価格や品質を比較しコスパの良いものを購入するようにした。」(30歳後半/0歳ママ)

出産に関わる分娩などの医療費や出産準備品以外にも、内祝いなども必要のよう。こちらも半数以上の人が3万円から10万円を出費しているようです。平均は約15万円です。

出産後の子育てに関わる出費について聞いてみると、0歳から3歳の成長とともに、おむつ代や食費、衣料費等の日用品にかかる費用の変化は大きくないものの、保育園・幼稚園関係にかかる費用が増加し、3歳時では年間約698,000円という結果になりました。

「出産をきっかけに自家用車は買いましたか?」といった質問には、約25%が買い換えたと答えています。

「出産を機に住宅環境に変化はありましたか?」という質問では、住宅を購入した率は18%、引越しやリフォームなどを含めると29%の世帯が住宅環境を変えています。

妊娠・出産時には補助金や給付制度があるにも関わらず、妊娠から3歳までには平均を合計して280万円以上の費用がかかります。この結果をうけ、親育子育てラボでは「少子化を改善するためには、これら金銭面での負担の現状やリアルな声にも耳を傾ける必要があるのでは」と分析、今後も約14万人のママパパを対象にした調査を行い、子育て世代のライフスタイルやニーズに寄り添いながら、妊娠・出産・子育てに関わるサポート及び少子化改善への取り組みを行っていくそうです。

【調査概要】
期間:2021年10月8日~10月17日
調査対象:babyco会員
調査方法:オンラインbabycoのWEBアンケート
調査サンプル数:748件

株式会社ニコ・ワークス
https://nikoworks.jp

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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