
開脚するためのストレッチは? 無理せず柔らかくなる方法3選
バレエダンサーや体操選手に見られるような、ベターっとした180度の開脚に憧れる人も多いでしょう。とはいえ日常生活にはない動きなので難しいというのも事実。開脚には筋肉の柔軟性が必要ですが、どのようなストレッチがよいのでしょうか? 開脚ストレッチのポイントと注意点、また、おすすめのストレッチ方法をお伝えします。
開脚のポイントと注意点

開脚のストレッチを行ううえで知っておきたいポイントと注意点があります。ストレッチを始める前にまず確認しておきましょう。
開脚のポイント|股関節の可動域
開脚をするには股関節の動きがポイントになります。股関節は足の付け根にあり、骨盤と大腿骨をつないでいる関節です。ボール状の骨が受け皿となる骨にはまり込む構造をしており、さまざまな方向に動くことができます。この股関節の可動域を広げることが開脚には必要です。そして、関節可動域を左右するのが筋肉の柔軟性にほかなりません。
■習慣的なストレッチが大切
一方、デスクワーク中心の毎日でフィットネスなどの身体を動かす習慣もない場合、筋肉は収縮してしまい、放っておくとさらに硬くなっていきます。数年前より足が開かなかくなったという人も少なくないでしょう。硬くなった筋肉は1日で柔らかくなるわけではありません。ストレッチを習慣にして、少しずつ柔らかくしていきましょう。
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開脚の注意点|くれぐれも無理はしない
ところで、開脚と言えば横に180度開いた状態を思い浮かべる人が多いと思います。バレエダンサーや体操選手などの美しい開脚にはあこがれますよね。しかし、1つ知っておいていただきたいのは、180度に開かなくても問題はなく、また、必ずしも身体が硬いわけではないということ。
股関節の動きには6つの種類がありますが、そのなかで開脚と関係が深いのは外転と屈曲。
まず屈曲とは太ももを持ち上げるときの動きをいいます。
そして、開脚のイメージでもある足を開く動きが外転です。外転における可動域の角度の目安は片方の足で45度。つまり、両足を開いた状態で考えると90度になります。180度から考えると、90度では「足がよく開いていない」「股関節が硬い」と思ってしまいがちですが、股関節の動きから考えると、90度開いていれば問題はないのです。
ですから、開脚をめざす場合には無理なストレッチで靱帯や筋肉を傷つけたりしないよう、くれぐれも注意しながら行っていきましょう。
無理せず行う開脚ストレッチ3選【動画】
ここからは開脚をめざすためのストレッチをご紹介します。ご自身のできる範囲で、取り組みやすいものから試してみてくださいね。
1.5分でできるストレッチ
こちらは5分間のストレッチです。内ももなどの静的ストレッチと股関節周りの動的ストレッチで筋肉をほぐした後、実際に開脚のポーズでも伸ばしていきます。
動画作成:山澤 礼明【筋肉チャンネル】 さん
2.15分でじっくりストレッチ
動的ストレッチで股関節をほぐしたあと、静的ストレッチでさまざまなポーズをしていきます。15分ほどのストレッチなので、時間をとってじっくり行いたい人におすすめです。
動画作成:まおちかchannel /Maochka さん
3.股関節をゆるめる簡単ストレッチ
仰向けで行う2つのストレッチが紹介されています。本格的な開脚のストレッチがつらかったり難しかったりする人は、こちらを試してみてはいかがでしょうか。
動画作成:晴々の健康チャンネル さん
まとめ
開脚のためには筋肉をゆっくり柔らかくしていくことが大切です。無理をすると怪我をしてしまう可能性もあります。くれぐれも痛みのない範囲で行ってくださいね。
(文:マイナビ子育て編集部)
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