一生のうち約28年間は睡眠時間!「寝ても疲れがとれない」「朝スッキリ起きられない」マットレス選び失敗の理由は?
生涯睡眠時間は28年と、人生の大きな割合を占める睡眠ですが、生活リズムの乱れや、ストレスなどで不眠を訴える声があがっている現代。ベッド・マットレスの老舗メーカー「錦之堂インターナショナル」は、睡眠を取り巻く環境を明らかにするため「睡眠に関する調査」を実施しました。結果、睡眠の満足度の秘訣はマットレスにあったようです。
ベッド・マットレスの老舗メーカーである錦之堂インターナショナル(岐阜県大垣市 代表者:渡部隆雄)は、コロナ禍で生活リズムが崩れたりストレスを感じたりして「コロナ不眠」を訴える声も上がっている現状において、より良い睡眠の質をいかに保つことができるのか、睡眠を取り巻く環境を明らかにするため、「睡眠に関する調査」を実施しました。
まずは、「寝ている姿勢」について聞きました。
寝姿勢で最も多かったのは「胎児型」でした。次いで「戦士型」がランクインしました。胎児型は名前の通り赤ちゃんが母親のおなかの中で取る姿勢で、人が最もリラックスできる体勢とも言われています。仰向けになる戦士型も体の歪みがないきれいな寝姿勢と言えます。寝姿勢という観点からみると、大半の方が問題なく眠れているようです。
次に、「睡眠の満足度」について聞きました。
熟睡度や起床時のスッキリ感を踏まえて睡眠の満足度を聞いたところ、「とても満足している」と解答した人はたったの7%のみでした。次いで解答が多かったのは、「まったく満足していない」11% 、「あまり満足していない」40.5%、という結果となりました。寝姿勢に問題はないものの、睡眠に満足できない人が半数以上も占めていることが分かりました。
続いて、睡眠に満足できない人に「その理由」を聞きました。
「あまり満足していない」、「全く満足していない」と回答した人にその理由を聞いたところ、「寝ても疲れが取れない」、「朝すっきりと起きられない」が多く挙げられました。体がある程度疲労すると深い睡眠を取りやすくなりますが、コロナ禍で通勤や通学の頻度が落ちた今、寝つきが悪くなっている人が増えたとも考えられます。社会全体が運動不足の傾向にある中で、自然と良い眠りにつくのは難しいようです。
また、「睡眠の質を上げたいと思っていますか?」と聞いたところ…
「とても思っている」、「やや思っている」と回答した人が合計85.2%にも上りました。前項で睡眠に満足できていない人が半数を占めることが分かりましたが、現在の睡眠に満足している人の中にも、睡眠の質を向上させたいと考える人が一定数いることも分かりました。
次に、寝具について聞きました。
寝具について聞いたところ、「睡眠の質を向上させたい」と回答した人の中では、59.5%の人がマットレスを使用していると回答し、「睡眠の質を向上させたいとは思っていない」と回答した人のマットレス使用率は49.4%でした。結果、マットレスの使用率に10ポイントほど差があり、睡眠の質を向上させたい人の方が、マットレスを使用している傾向があることが分かりました。
さらに、マットレス使用者に質問をしました。
マットレスを使用している人のうち、睡眠に満足している人の23.8%が現在使用中のマットレスに「とても満足している」と回答しました。それに対して、睡眠に満足できていない人は、9.6%のみが「とても満足している」と回答しました。睡眠に満足できている人・満足できていない人で、マットレスへの満足度に10ポイント以上の差があり、睡眠への満足度とマットレスへの満足度には相関関係があることが見えてきました。
マットレスを使用している人に、「現在、使用するマットレスを選んでよかったと思いますか」と質問をしたところ、「失敗したと感じている」、「やや失敗したと感じている」の回答合計が17.8%という結果になり、マットレス選びに失敗したと感じている人が約2割いることが分かりました。
続いて、失敗に感じる理由について、聞いてみました。
マットレス選びに失敗したと回答した人に、どのような理由で失敗を感じたか質問したところ、「体に合わない気がする」(62.9%)が理由の第1位でした。マットレスが硬すぎる・柔らかすぎるという具体的な理由を抑えて、「なんとなく合わない」という抽象的な理由が1位となりました。
どうやら利用者自身も、マットレスがフィットしない理由が探れずにるようです。体調や体型は日々変わりゆくもので、この変化にも適応できるマットレスを選ぶのは至難の業で、ミスマッチに悩む人が出てきても不思議ではありません。
上記のグラフでボリューム層となっている、現在使用しているマットレスに「やや満足」している人たちも、まだ自分にピッタリのマットレスに出会えていないのかもしれません。
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錦之堂インターナショナル
https://kinshido-int.co.jp/
【調査概要】
調査対象:全国の20代~60代の男女600人
調査方法:Webアンケート
調査期間:3月4日~3月7日
(マイナビ子育て編集部)