借金の理由「ギャンブル」ではなく「生活費」が最多、借金手段はカードローンが4割以上
ウェブスターマーケティングが運営する「いつのマニー」は、過去に借金をしたことがある男女322人に「なぜ借金をしたのか」という理由や「その時に借りた金額」についてアンケート調査を実施しました。
借金をした理由の第1位は「生活費」のため
「いつのマニー」の調べによると、借金をした理由の上位10位までの回答は以下のとおりになりました。
借金をした理由の第1位は「生活費」(92人)でした。
大きな買い物をするために借金をするのではなく、今月ちょっとお金が足りないから…という感覚で借金をする人が多いことがわかります。
第2位は「ギャンブル」(39人)ですが、これは想像どおりの結果ではないでしょうか。「もう少しお金をかければ負けを取り返せる」というギャンブラーの心理は借金に繋がってしまうようですね。
その後は「住宅の購入」(33人)や「車の購入」(31人)など大きい買い物が続きます。これらは金額が大きいので、計画的な借金と言えるのではないでしょうか。
その他の少数意見では、「引越し」「冠婚葬祭」「旅行費用」「留学費用」などがありました。さらに「年金の未払い」や「親しい人に騙されて」という回答も含まれていました。
借りた金額は「100万〜200万円未満」が最多に
借りた金額では、1位が「100万〜200万円未満」(60人)、2位が「5万〜10万円未満」(43人)、3位が「10万〜30万円未満」(41人)という結果に。
借金をした理由の1位が「生活費」という結果から、生活費を補うために少額を借りる人が多いのかもしれません。
ここからは、使用用途別に借金をした理由の上位10位までの項目で、それぞれ一番人数が多かった借入金額を紹介していきます。
生活費では「10万円〜30万円未満」(26名)が一番多く、1ヶ月分の平均的な生活費に相当する額かと思います。
ギャンブルが「100万円〜200万円未満」(10名)と、高額を借り入れる人が多いことに驚かされます。
住宅を購入する時はやはり借入金額も高額になります。ちなみに今回のアンケートで一番高額だった「5,000万円〜1億円未満」も住宅の購入でした。
また、少数意見の中にあった「騙された」などの不本意な借金を背負った人に、いくら借りたのか以下にまとめています。
・彼氏にねずみ講を誘われたという人は「30万円〜50万円未満」
・以前交際していた男性に騙されて借金を重ねてしまった人は「300万円〜400万円未満」
・知人に騙されて借りたという人は「100万円〜200万円未満」
借金をした時の手段は「カードローン」が1位
借金をする時は借金をする手段も検討が必要になります。借金をした人に 「借金をした時の手段」について質問をしたところ、以下の結果となりました。
借金をした時の手段として、全体の約4割が「カードローン」という回答をしています。24時間いつでも申し込みができ、コンビニATMなどからも手軽に借入・返済が可能で、誰にも知られずに借金ができるという点を便利と感じる人が多そうです。
続いて「親・家族からの借入」が全体の4分の1を占める回答となりました。親や家族、友人等の親しい人から借金をした場合、利息が付かないことがほとんどかとは思いますが、トラブルに発展する可能性もありそうです。
借金の返済方法は「身内から借りる」が3割弱に
忘れてはならないのが「借金の返済」です。借金の返済方法についての結果は以下のとおりです。
借金の返済方法は、「身内から借りる」(27.6%)が一番多い回答となりました(その他を除く)。また、「友人から借りる」という回答も合わせると、約3割が「借金の返済を身近な親しい間柄」に頼っていることがわかります。
借金をした手段でも、家族や友人が挙げられていました。家族や友人に頼る場合は、借金の返済についてもよく話し合ってお互いが納得する形で進める必要がありそうです。
なお、「その他」の回答では「働いて返済した」という意見が大多数を占めており、「節約をして返済」「家や土地を売って返済」「まだ返済中」「リボ払い」「投資で得た利益・副業して返済」という回答も見られました。
そして驚くべきことに、借金の返済方法として「ギャンブル」が1.9%という結果になりました。借金をギャンブルで返済できてしまうところが、ギャンブルを辞められない理由と言えるのかもしれません。
2回以上借金をした経験がある人は半数に及ぶ
最後に、「過去に何度借金をしたことがあるか」という質問の結果を紹介しています。
借金の経験が多い回答から順に「1回」50%、「2回」22.7%、「5回以上」16.8%と続きます。また、「1回」と回答した人の割合と「2回以上」と回答した人の割合が、それぞれ50%という結果になりました。
借金という手段は手を出しづらい印象を受けますが、カードローンといった利便性の高い借入方法が誕生したことで、以前よりも借金をすることに抵抗感をいだきにくくなった可能性もありますね。
調査概要
調査対象:全国の既婚男女
調査期間:2023年2月28日~3月1日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:322人(男性191人/女性131人)
回答者の年代:10代 0.3%/20代18.6%/30代 37.0%/40代 25.2%/50代 14.0%/60代以上 4.9%
記事の詳細:https://webstar-marketing.co.jp/itsuno-money/debtor/