先輩ママたちが保育園入園前の不安を解消するためにした15のこと「園庭開放を利用」「哺乳瓶で母乳を…」
保活を終え、いよいよ職場に復帰しようというとき、気になるのは子どものことです。保育園に慣れてくれるのか、寂しい思いをしないか……。子どものことを考えると、不安な気持ちがこみあげてくることもあるでしょう。今回は、先輩ママが復職時に感じた子どもに関する不安や、その対処法をまとめてみました。
復職するにあたり、子どもに関して不安はありましたか?
復職するにあたり、子どもに関して「とても不安だった」と答えた人は約38%でした。「少し不安だった」と答えた人は約48%で、合わせると約86%の人が不安を感じていたことになります。
職場復帰を前に、多くのママが多かれ少なかれ不安を感じる背景には、「3歳児神話」や、子育て世代に不寛容な社会情勢があるのかもしれません。
そんななかでも、先輩ママたちが復職するにあたって感じた子どもに関する不安と、その解消方法について聞いてみました。
保育園に慣れてくれる?
★40歳/金融・証券/事務系専門職のママ
【不安だったこと】ずっとママと2人の暮らしだったのに、集団生活でさらに延長保育だったので、不安でした。
【不安の解消法】児童館に行ってほかの子と遊ぶ機会を作った。行く予定の保育園の園庭開放に行ったりして施設にも慣れさせた。
★35歳/医療・福祉/専門職のママ
【不安だったこと】保育園に慣れるか。
【不安の解消法】毎日保育士さんから子どもの様子を聞いた。
★38歳/学校・教育関連/専門職のママ
【不安だったこと】0歳から保育園に入ったので、慣れてくれるか心配だった。
【不安の解消法】慣らし保育には時間がかかりましたが、先生方がすごくいい方達で、保育園への信頼感があったので乗り越えられた。子ども本人もがんばってくれました。
保育園に慣れてくれるのか、集団生活にとけこめるか、心配になるのは当たり前です。不安の解消法としては、慣らし保育の期間を長めにすること、保育士さんとのコミュニケーションを密にすることなどがあげられています。
今まで自分が直接子どもを見ていたからこそ、誰かに預けるのに不安を覚えるのは当然のこと。まず、親自身が保育園や先生に慣れ、信頼することが大事です。
保育園で楽しく過ごせる?
★40歳/小売店/販売職・サービス系のママ
【不安だったこと】保育園に楽しんで通ってくれるか。
【不安の解消法】慣らし保育を使い、最初の1ヶ月は午前中だけ預け、徐々に負担なく慣れさせました。お迎えは義母に頼んだり、私が早上がりをして乗り切りました。
★42歳/印刷・紙パルプ/一般事務のママ
【不安だったこと】人見知りがひどく、私の抱っこでないと寝れない子だったので、保育園で過ごせるか不安だった。
【不安の解消法】慣らし保育を長めにとらせてもらって、ゆっくり慣れてもらうようにした。あとは先生の「大丈夫」の言葉で信じて任せてみることにした。
★39歳/情報・IT/事務系専門職のママ
【不安だったこと】保育園で楽しく安全に過ごせるかどうか。
【不安の解消法】実際保育園に通いはじめた後、自分の目で保育園の環境を確認して、安全そうだし子どもも楽しそうで不安が解消された。
子どもが保育園に慣れて元気に通うようになると、さらなる不安が頭をもたげてきます。「果たして、子どもは保育園で楽しく過ごせているのか?」親としては気になりますよね。特に朝、子どもを送っていって別れ際に泣かれると、心が折れそうになります。
しかし、子どもたちはママの姿が見えなくなるとケロッとして保育士さんに甘えたり、友だちと遊んだり、機嫌よく過ごすことがほとんどです。子どもが不安にならないようにお迎えの時間は守ること、家で十分スキンシップをすること、ママ自身もリラックスして過ごすことを心がけてください。
哺乳瓶・粉ミルクの心配
★24歳/飲食店/販売職・サービス系のママ
【不安だったこと】完母だったため、ミルクを飲んでくれるか不安だった。
【不安の解消法】結局、哺乳瓶の練習をしても飲まなかったので、一か八かで入園させた。不安だったが子どものほうが適応能力が高く、保育園ではミルクを飲んでくれた。
★33歳/食品・飲料/技術職のママ
【不安だったこと】粉ミルクを飲んでくれるか。
【不安の解消法】入園前に母乳を哺乳瓶で飲ませた。
★36歳/美容/事務系専門職のママ
【不安だったこと】母乳しか飲まず、哺乳瓶も拒否だったためミルクを飲んでくれるか不安でした。
【不安の解消法】園の先生たちにすごく協力していただき、ストローマグでミルクを飲んでくれるようになりました。
0歳児を保育園に預けるとき、心配なのがミルクです。完全母乳で育てていると、哺乳瓶で粉ミルクを飲んでくれないことがあります。子どもが哺乳瓶を拒否するため、結果として完母になってしまった方は、より心配でしょう。
哺乳瓶の飲み口のにおいや感触がイヤでも、スプーンやストローなら飲む子もいます。保育士さんや栄養士さんと相談しながら慣らしていきましょう。
寂しい思いをさせないか?
★35歳/医療・福祉/専門職のママ
【不安だったこと】子どもが寂しい思いをしないかどうか、成長を見逃してしまうのでないか。
【不安の解消法】一緒にいる時間が少なくなる分、一緒にいる時間を大切にしようと思いました。
★37歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職のママ
【不安だったこと】寂しい思いをしないかどうか。
【不安の解消法】保育園から家にかえった後や土日は、精一杯一緒にいるようにした。
★45歳/冠婚葬祭/販売職・サービス系のママ
【不安だったこと】自分がいなくて泣かないか、触れ合いが減って不安定にならないか。
【不安の解消法】日頃からスキンシップをとり、わからなくても早くから話しかけて説明した。
保育園に預けられて、まったく寂しい思いをしない子はいないでしょう。ただ、家にずっといられるからといって、いつも満たされて楽しい気分でいられるとも限りません。
子どもは、親の気持ちが自分に向けられているかどうかを敏感に感じ取ります。一緒にいる時間は、子どもに全集中してあげられるといいですね。
病気になったらどうしよう
★31歳/医療・福祉/販売職・サービス系のママ
【不安だったこと】病気をもらってこないか。
【不安の解消法】どんな病気に子どもがなりやすいか、事前に調べた。
★34歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職のママ
【不安だったこと】病気をたくさんもらってきて、しんどい思いをさせるのではないか。
【不安の解消法】やはりたくさんもらってきましたが、2歳くらいにはだいぶ体も強くなって病欠も少なくなりました。
★30歳/建設・土木/秘書・アシスタント職のママ
【不安だったこと】子どもが熱を出したときの対応や毎日の送り迎え。
【不安の解消法】病児保育の利用法について再確認したり、身支度をルーティン化させたり。
集団生活のなかでは、病気をうつしたりうつされたりはお互いさま。子どもがかかりやすい感染症は、保育園のなかであっという間に流行します。病気にはなるもの、と心構えをしておきましょう。
病気を重くしないためには、かかりはじめのときに思い切って休んで、しっかり休養させること、適切なタイミングで予防接種を受けること、睡眠時間をしっかりとることです。
感染症のなかには、出席停止措置が決められているものがあるので注意しましょう。また病児保育や近親者のサポート体制について、事前に調べておくと安心です。
まとめ
職場に復帰するということは、子どもを保育園等に預けるということです。子どもがどんなことに直面するのかわからないため、不安が募りますね。
少しでも不安を和らげるために大切なのは、保育園や保育士さんと信頼関係を結ぶことです。仕事帰りで疲れていたり、保育士さんが忙しそうにしていたりと気後れしがちですが、コミュニケーションをしっかりとり、家庭と園が連携して子どもが楽しく登園できるようにしてあげたいですね。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2023年11月5日~8日
調査人数:209人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)