育児中も完璧主義を崩せず、復職を諦めかけていた私。2人の“母”の言葉に救われて……

今回は、事務職として働く女性のエピソードをご紹介します。

（33歳、子ども3歳、不動産／事務系専門職）

子どもができるまで、不動産業界で事務職として長く働いてきました。

仕事は「好き」とまでは言えなくても、それなりにやりがいも感じていて、出産後も辞めるつもりはまったくありませんでした。
育休後は復職して、今まで通り働けると思っていたのですが、少し考えが甘かったようです。

初めての子育ては予想以上にハードで、想定外のことばかり起きて……。「とてもじゃないけど、育児と仕事の両立は無理なのでは」と不安で悩む日々が続いていました。

私はもともと、どちらかというと他人には頼らない完璧主義なところがある性格です。
子どもができても働くのであれば、「子育てを他人に手伝ってもらうのは良くない」「誰かを頼るくらいなら、仕事を辞めて育児に専念したほうがいいのでは」と思ってしまい……。
しかし家計の都合上、仕事をしないわけにもいかず、本当にどうしたら良いのか毎日不安でした。

そんな私を救ってくれたのは、実の母親と義母からの一言でした。
母からは「子育ては周りを巻き込むべき。子どもって、誰かを頼ってみんなで育てるものだよ」との力強いアドバイスが。
そして義母も「不安かも知れないけれど、私も子育て経験者なんだからいつでも孫を預かるよ」と優しく声をかけてくれました。

この言葉は本当に嬉しかったですし、モヤモヤ悩んでいた心がすっと楽になりました。

こうして無事に職場復帰を果たすことができ、今は育児と仕事の両立に奮闘中です。

復職後は周りのスタッフの方から、「子どもの都合で遅刻したり早退したりすることはお互い様だし、ぜんぜん遠慮しなくていいからね」と温かい言葉をかけてもらえました。

自分1人で勝手に頑張ろうとしていたんだなと改めて反省し、「子育てってもっと周りに頼っていいんだな」とポジティブに考えられるようになりました。

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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。