オンラインで夜尿の診察を行う「おねしょ外来」スタート！オンライン診療で、通院に対する精神的な負担を軽減

同社では、病院が近くにない、予約が取れないなどの理由で受診が難しい小児疾患を全国どこからでも受診できるよう、オンライン診療での小児専門外来を開始。今回の「おねしょ外来」は、その第一弾となります。

日本泌尿器学会によると、子どものおねしょ（夜尿症）は「5歳以上で、1ヶ月に1回以上の頻度で夜間睡眠中の尿失禁を認めるものが、3ヶ月以上つづくもの」と定義されています。

7歳児の夜尿症の有病率は10%程度で、その後は年間15%ずつ自然に治るとされますが、0.5〜数％は夜尿が解消しないまま大人になるといわれています。

また夜尿症の子どもはそうでない子どもと比較して自尊心が低いとされており、海外では夜尿症が改善した子どもは自尊心の回復が見られたという報告もあります。

こうした背景から日本泌尿器科学会は、小学校に入っても夜尿症が治らない場合、小児科や泌尿器科を受診するよう推奨しています。

しかし夜尿はデリケートな悩みなので「夜尿症で通院をする」ということ自体に精神的な負担を感じる子どもや保護者も多く、通院の継続が難しいケースが少なくありません。

その点オンライン診療なら、全国どこからでも人目を気にせず、プライバシーを守りながら継続して受診することができます。同社では、「対面での通院に比べて精神的な負荷を下げることができるのでは」と指摘しています。

キッズドクターは2022年7月よりオンライン診療やチャット相談を提供しており、これまで多くの患者と対峙するなかで「おねしょ（夜尿症）」に関する相談が寄せられる場面も多くあったとのこと。

今回、久留米大学病院の小児科専門医であり、腎臓・泌尿器のスペシャリストでもある田中征治医師協力のもと、オンラインで夜尿症を診察できる体制を構築。どこで受診したらいいかわからず悩んでいた人や、精神的な負担などから受診を控えていた人、定期通院のハードルなどが理由で治療を中断した人などを支援します。

同社では、「今後は夜尿に限らず、さまざまな小児専門領域のオンライン診療の裾野を広げることで、悩みや不安がありつつもなかなか医療機関に通うことができない人を支援しながら、専門医の地域偏差、医師・専門医不足といった医療課題の解消にも貢献していきたい」とコメントしています。

診察時間：
平日: 6:00〜16:00／18:00〜24:00
土曜: 10:00〜24:00
日祝: 8:00〜24:00
※キッズドクターの通常のオンライン診療の診察時間に準ずる

対象：
・おねしょについて困っている人（年齢制限なし）
・おねしょがなかなか治らない
・昼のおむつは外れたけど、夜はおねしょが続いている
・もうすぐお泊まりの行事があるけど、夜のおむつが外れない など
・おねしょについてすでに受診しているが、通院の負担が大きく治療の継続が難しい人（年齢制限なし）

受診方法：
キッズドクターアプリ内の「オンライン診療」から受診を依頼してください。問診票の「症状について」で「おねしょ・夜尿症」を選択すると、オペレーターより夜尿症専用の問診票が送られます。

詳しい受診方法などはこちら：https://note.com/northstarjp/n/nf19eb04ab749

キッズドクター（ https://kids-doctor.jp/ ）は、子どもの健康や病気について不安を抱える保護者に「医師とつながれる安心」を届けるために生まれた、子どものオンライン診療アプリ。早朝や夜間、休日でも、自宅からスマートフォンで医師の診察を受けることができます。オンライン診療の他に、看護師によるチャット健康相談も利用できます。

■オンライン診療
ビデオ通話で子どもの診察に慣れた医師の診察を受けることができます。医師が必要と判断した場合は薬の処方も可能で、薬は好きな薬局で受け取れます。診察には健康保険証、子ども医療費助成が適用されます。サービス利用料など、診察費以外の費用は一切かかりません。

【診察時間】
平日：6:00〜16:00／18:00〜24:00
土曜：10:00〜24:00
日祝：8:00〜24:00

■チャット健康相談
厚労省指針に基づき、病院が開いていない時間に、看護師チームが医学的判断の伴わない一般的な医学的情報の提供や受診勧奨を行います。利用は3ヶ月に3回まで無料です。

【対応時間】
平日：18:00〜23:00


ノーススター
https://nstr.co.jp/

（マイナビ子育て編集部）