まるでパイの実の川!? 工場見学【ロッテ おかしの学校】で、至近距離からの眺めにワクワク♡(埼玉・さいたま市)
ガーナチョコレートやパイの実、コアラのマーチ、雪見だいふくなどの人気商品がたっくさん! あの大手お菓子メーカー・ロッテの浦和工場に、家族3人で見学に行ってきました。普段よく食べているお菓子がすぐ目の前でつくられていく様子に、小3の息子も興味シンシン。無料な上にお土産までもらえちゃう、お得な工場見学を徹底レポートします。
予約開始から数分で満席も! 大人気の工場見学【ロッテ おかしの学校】
埼玉県さいたま市のロッテ浦和工場内にある【ロッテ おかしの学校】は、単なる見学のみで終わらない「学び」がコンセプトの工場見学施設。
窓越しに工場内の製造工程を見学できるのはもちろん、映像やデジタル技術を活用した空間全体を通じて、お菓子の楽しさや製造のこだわりについて深く学び、楽しめる内容となっているのが特徴です。
見学コースは「パイの実コース」「ガーナチョコレートコース」の2種類あり、見学日の稼働状況によって、どちらを見学できるかは当日のお楽しみ。参加費無料で楽しめ、所要時間は約90分です。対象年齢は、3歳以上となっています。
【ロッテ おかしの学校】に参加するには、公式HPから事前予約が必要になります。予約受付開始から数分で満席になることも多く、かなり激しい争奪戦に。以前別の記事でご紹介した「分秒の争いに勝つために、筆者が実践している予約申し込みのコツ」も参考に、根気よくチャレンジしてみてください。
またロッテでは、遠方で浦和工場への来場が難しい方のために、オンラインで完結できるプログラム「おかしの学校 リモートチョコレートセミナー(ガーナチョコレート編)」もご用意。詳しくは、公式HPでご確認ください。
ロッテ おかしの学校 基本DATA
■所在地:埼玉県さいたま市南区沼影3-1-1(ロッテ浦和工場内)
■見学実施日:公式HPのカレンダー参照
■見学定休日:土・日・祝日、お盆休み、年末年始、工場メンテナンス日
■予約:完全予約制(公式HPから)
■料⾦:無料
■アクセス:JR埼京線・武蔵野線「武蔵浦和駅」西口から徒歩約5分
■駐⾞場:なし
■トイレ:あり
■⾷事:なし
■備考:一般の方は公式HPからの予約となります。予約についてのお電話・お問い合わせは受け付けていません。
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※以上情報は変更がある場合がありますので、詳しくは公式HP等でご確認ください。
いざ【ロッテ おかしの学校】へ! ロビーから遊び心いっぱいの展示でお出迎え
パイの実やガーナはもちろん、コアラのマーチやトッポなどのロッテのチョコレート菓子を愛食している小3息子&筆者。さらにロッテの「爽」といえば、パパがこよなく愛するアイスの一つ。
家族そろってロッテの大ファンの我が家は、楽しいに決まっている工場見学を想像してウキウキしながら【ロッテ おかしの学校】に向かいました。
【ロッテ おかしの学校】のあるロッテ浦和工場は、最寄りの「武蔵浦和駅」から徒歩約5分。このアクセスの良さは、子連れに嬉しい限りですよね。
ロビーに足を踏み入れると、さっそく楽し気な展示物に目を奪われますが……
アテンダントさんの案内に従って奥の教室まで進み、まずは見学の受付を済ませましょう。
教室はどんなところかというと……ジャ、ジャーーーン!!
レンガの壁を美しく彩るステンドグラス風の窓は、中世のヨーロッパを彷彿とさせる独特の世界観。ファンタジー小説の中に飛び込んだかのような不思議な感覚になります。これは没入感たっぷりに楽しめそう!
受付を済ませたら、見学開始時間まで教室やロビーの展示を自由に楽しむことができます。
足早にロビーに向かった息子が真っ先に立ち寄ったのは、ガーナチョコレートが飛び出して見えるトリックアートのフォトスポット。チョコの前でポーズをとって写真を撮ってみると……
うずまきから引っぱり出しているような写真が撮れるんです。わぁ~、こんなに巨大ガーナを1人で食べられたら幸せだろうな~(笑)
お次は、隣にある可愛らしいフォトスポット。
コアラのマーチやトッポ、パイの実などのキャラクターが勢ぞろいした世界に入り込んで、記念撮影ができるんです。これは、ロッテファンには垂涎ものですよね! 受付時にもらえる組み立て式のパイの実の帽子をかぶって撮影すれば、さらに気分も盛り上がるのでおすすめですよ。
あまりの可愛さに、親子でハートを鷲づかみにされたのがこちら。
もうみなさんもお気づきだと思いますが、パイの実&雪見だいふくがモチーフになっている椅子なんです!
どんな座り心地なんだろうと、親子でさっそく座ってみます。硬すぎず、やわらかすぎず、座り心地も絶妙。これが自宅にあったら、遊びに来たお友だちもきっと大喜びするだろうな~(笑)。
ロビーの展示をひと通り見終えたので、再び教室に戻って展示を楽しむことに。教室の中で子どもたちに大人気だったのは、センサーに手をかざして操作するこちらの大型ディスプレイ。
ロッテのお菓子の歴史などについて学べます。大きな画面にロッテのお菓子が次々登場するのが楽しいようで、息子も食い入るように眺めていました。
また教室の壁には、海外で販売されているロッテ製品がズラリ。
おいしいお菓子やアイスは、やはり万国共通なんですね。海外旅行に行った際に、現地のロッテ製品を見つけるのも楽しそう!
魔法も飛び出す!? まずは黒板モニターを使った楽しい授業から
見学開始時刻になるとチャイムが鳴り、アテンダントさんによる授業がスタート。教室正面にある大きな黒板モニターに映し出される映像を見ながら、ロッテ浦和工場についての基礎知識などを学びます。
浦和工場でつくられているのは、おなじみのこちらのチョコレート菓子&アイスクリーム。
浦和工場で1日につくられているチョコレートの量は、なんと200トンだそう!!
200トンといってもピンと来ませんが……
家のおふろ1,000杯分と言われたらイメージしやすいですよね。ひゃー、すごすぎです。でも、おふろ1,000杯分のチョコって夢があっていいな~。
子どもにも分かりやすい内容になっているのはもちろんですが、アテンダントさんが魔法使いのようにモニターの映像を切り替えるワクワクの演出があり、息子も好奇心いっぱいに授業を聞いていましたよ。
その後、パイの実についての紹介があり、「あー、今日はパイの実コースを見学するんだなぁ」と悟った筆者。でも、その前に知る方法がありました! それが、受付時にもらうこちらの教科書。
見学コース別につくられているから、中を見ればどちらのコースを体験できるのか一目瞭然なんです。
どちらのコースか一刻も早く知りたい方は、教科書を受け取ったらすぐに中身をチェックすることをおすすめします。
ちなみにパイの実の帽子は、みんなで一斉に組み立てる時間が用意されていますので、事前に組み立てられなくとも焦らなくて大丈夫。
パイの実の帽子をかぶったら、工場見学の準備OKです。
ついに工場に潜入! パイの実ができあがっていく様子を超間近で見学
2つのグループに分かれたあとアテンダントさんに続き、パイの実がつくられている工場に向かって出発。ここからは撮影NGなので、公式画像とともにお届けします。
工場が近づくにつれて、ふんわりと漂ってきたのはチョコレートの香り。深く息を吸い込みたくなるような幸せいっぱいの甘い香りに、見学者全員の顔がたちまちほころびます。続いて工場内に入ってエレベーターを下りると、そこにはパイの香ばしい香りが立ち込めていました。うーん、この畳み掛けてくる香りのシャワーはたまりません!
工場では、まず映像でパイの実の製造工程について楽しくお勉強。
ここで先ほどご紹介した教科書の3つのクイズの答えが見つかりますので、お見逃しなく!
続いて見学通路を進んでいくのですが、アテンダントさんから「まだ製造ラインのほうは見ないように」とのこと。「見ないで」と言われると、余計に見たくなっちゃうのが人の性ですが、グッと我慢して進みます。息子は我慢できずにチラチラ見ちゃっていましたが……(汗)
見学通路のいちばん奥にあったのは、パイの実が焼き上がっていく工程を模型で再現したコーナー。
65メートルもの長~いトンネルオーブンで時間をかけてじっくり焼くことが、パイをふっくらサクサクに焼き上げる秘策なんですって。オーブン内の焼き色の異なる3つのパイ生地が再現されていて、実際にじっくり焼かれていく様子が目に浮かんできそうです。
アテンダントさんが模型の1つを円の中に置くと、パイ生地が焼き上がっていく映像がスタート。
子どもたちをグッと惹き付けるこのワクワクの仕掛けがたまらないですよね。
そして、いよいよ実際の製造ライン見学のときです。
と、ガラスを覗き込んでビックリ。工場見学というと高いところから見下ろすことが多いのですが、こちらは製造ラインが見学通路のすぐ目の前。だから、焼き上がったパイの実が次々とラインを流れていく様子がハッキリ見えるんです。その光景は、まるで“パイの実の川”のよう。こんな素敵な光景を超間近で見れるなんて感激です!
いつも食べているパイの実が焼き上がり、チョコを注入されて、容器に入れられていく過程を息子も興味シンシンで眺めていました。
工場設備のどうしても目で見えない部分は、映像でフォローしてくれるのも嬉しいところ。
線画などをまじえたわかりやすい映像で、パイのサクサク感を保ちながらチョコレートを入れる工夫がバッチリ分かります。
その後2階に移動し、ロボットが包装されたパイの実を段ボールに入れるところも見学したのですが、あまりのハイテクぶりに親子で唖然! ロボット好きのお子さんは、きっと大興奮間違いなしですよ。
見学後に嬉しい試食! さらに盛りだくさんのお土産に息子も大興奮
工場見学を終えると、見学者に試食用のパイの実が配られました。やったー!
配られたのは、スタンダードなパイの実と、チョコを味わうパイの実<深みショコラ>の2種類。パイの実欲求がMaxになったこのタイミングの試食は、何よりうれしいですよね~。あっという間に息子も完食。
教科書に書かれた3つのクイズの答え合わせをしながら復習して、90分の見学は終了となります。
帰り間際に受付時にもらった引換券を提示すると、見学者1人ずつにお土産が渡されます。
中がちょっぴり透けて見える半透明のパッケージに入っていて、開ける前からワクワク!
袋に入っていたのは、「キシリトールガム」「ガーナチョコレート」「コアラのマーチ」「パイの実」の4点セット。「こんなにたくさんお土産をもらえるなんて嬉しすぎ! この工場見学は最高じゃない?」と、興奮を抑え切れない息子でした。
まとめ
【ロッテ おかしの学校】に参加した日の夜に、息子が絵を描いていました。
絵の内容は、パイの実のおいしさのヒミツや食べ方の工夫など、体験で学んだことのまとめ。体験した内容が、ここまで息子の心に深く刻まれていたことに感動です。
【ロッテ おかしの学校】は単なる見学では終わらないとありましたが、まさにその通りでした。楽しい体験あり、深い学びあり、盛りだくさんのお土産あり。こんな素敵な体験を子どもたちに無料でプレゼントしてくれるロッテが、これまで以上に大好きになりました。
【ロッテ おかしの学校】は平日のみにしか実施されておらず、小学生は行けるチャンスが少ないのですが、学校の振替休日や長期休暇を利用して、ぜひ皆さんもお子さんといっしょに参加してみてはいかが?
(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)