2024年の十五夜は9月17日! お月見しながら食べたいオススメレシピ5選
2024年の十五夜は9月17日。この日にはお団子や秋の味覚をお供えして、一年で最も美しいとされる月を眺めてお祝いします。芋類やきのこなどの秋が旬のものや、月やうさぎなどのお月見を連想するものを取り入れた料理と一緒に、楽しんでみてください。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
「中秋の名月」とも呼ばれる十五夜は一年の中でも特に月が美しく、古くから月を眺め、その時期に採れた食材とともに楽しまれてきました。旧暦の8月15日の夜に見える月のことを指すので毎年日付は変わり、2024年は9月17日(火)となります。
満月を愛でるイメージの十五夜ですが、なんと今年は満月ではないんです! 今年の満月は翌日の18日。月の軌道も楕円形のため、月の満ち欠けの周期と旧暦がずれてしまうのだそう。次回、十五夜と満月の日付が一致するのは2030年となります。
十五夜を楽しむオススメレシピ5選
お月見というと、まん丸お月さまや月のうさぎをモチーフとした食べ物や、秋の味覚を使った料理が並びます。定番のお団子や芋料理なども取り入れて考えてみると、お月見らしい献立になります。
今回はお月見らしいビジュアルの料理や、秋の食材を取り入れた料理を集めてみました。どれも作り方自体は簡単で、調理時間も手間もそこまでかかりません。今年のお月見メニューを考えるときの参考にしてみてください。
海老とはんぺんのお団子
お月見団子のように、海老とはんぺんで作ったお団子はふわふわ食感。餡をかけていただけば、海老とはんぺんのうまみが楽しめます。今回は冷凍のむきえびを使用し、手軽に作れるようにしました。もちろん通常の殻つきのものを使用してもOKです。
材料(4人分)
・むきえび(冷凍)……200g
・はんぺん……2枚
・小ねぎ……3本
・片栗粉……大さじ2
・塩……小さじ1/8
▼餡
・ゆで汁……400ml
・しょうが汁……小さじ1/4
・片栗粉……大さじ1
・白だし……小さじ1
・しょう油……小さじ2
作り方
① むきえびを塩水に浸けて解凍する。
② 包丁で少し粗めにたたく。
③ ②とはんぺん、片栗粉、塩を混ぜて練る。
④ 食べやすい大きさに丸める。
⑤ 湯を沸かして④を入れ、3分を目途に色が変わって浮いてくるまでゆでてから水気を切る。
⑥ ゆで汁を餡用に取り分け、濾してから鍋に入れ、しょうが汁、白だし、しょう油を加えて温め、水(分量外)で溶いた片栗粉を流し入れてとろみをつける。
⑦ 食べるときにお団子に餡と小口切りにした小ねぎをかける。
※えびはぷりっとした食感を残すために粗めにたたきましたが、丁寧にたたくと滑らかな口当たりの仕上がりになります。お好みで調整してください。
ふわふわぷりっとしたうまみのあるお団子は、軽くていくつも食べられそう。汁物に入れたり、餃子やワンタンの皮で包んでも◎。餡を中華風に味つけしてアレンジしてみてもいいですよ♪
お月さまとうさぎの肉味噌入り芋もち
まん丸お月さまのような芋もちに、肉味噌を入れて満足度をUP! 芋もちの生地は扱いやすく、成形もしやすいので、月のうさぎも作って並べてみました。お月見気分を盛り上げるメニューとしてオススメです。
材料(8個分)
▼肉味噌
・豚ひき肉……80g
・しいたけ……1枚
・にんじん……10g
・ねぎ……5cm
・しょうが……1/4片
・砂糖……小さじ2
・しょう油……小さじ1
・味噌……小さじ2
・水……大さじ2
▼芋もち
・じゃがいも……中3個(400gくらい)
・片栗粉……大さじ3
・バター……10g
・牛乳……大さじ2
・塩……小さじ1/2
・油……適量
▼うさぎデコ
・にんじん……輪切り3枚
・いんげん……輪切り3枚
・海苔……適量
肉味噌の作り方
① しいたけ、にんじん、ねぎ、しょうがをみじん切りにする。
② フライパンでひき肉を炒める。
③ ①を加えてさらに炒める。
④ 砂糖、しょう油、味噌、水を加え、水分がなくなるまで炒める。
芋もちの生地の作り方
① じゃがいもの皮をむき、6つ程度にカットして耐熱容器に入れる。
② ラップして600Wの電子レンジで5分加熱。
③ 火が通ったら潰す。
④ バター、牛乳、塩を加えて滑らかになるまでよく混ぜる。
⑤ 8等分にして軽く丸める。
仕上げ
① ラップを広げ、芋もちの生地を平らに広げてから肉味噌を中心にのせる。
② ラップを絞る。
③ 厚みを2cmくらいにして丸く形を整える。うさぎの形はさらに耳の部分を作って顔の形も整える。
④ 油を引いたフライパンで両面を焼く。
※慣れたらラップなしでも成形できます。
うさぎは、にんじんといんげんをゆでてから各パーツの形にカットしてつけます。にんじんは抜き型を使うと簡単でキレイ。いんげんは輪切りのままでOKです。海苔はパンチやハサミでカットして目と口をつけてください。
各パーツはのせるだけでもいいですが、つきにくい場合はマヨネーズを薄く塗ると接着しやすくなります。デコ食材を先に準備して、抜いた後のはぎれは肉味噌に加えてしまうと、きれいに使い切って◎
ごぼうとにんじん入り卵の巾着煮
うまみの強いしいたけやごぼうと一緒に、卵を油揚げに詰めて煮込んだ巾着煮。半分にカットすれば月見巾着のできあがり♪ うまみの溶け込んだ煮汁が揚げに浸み込んで、じゅわっと口の中においしさが広がります。
材料(4人分)
・卵……4個
・油揚げ……2枚
・しいたけ……2枚
・ごぼう……20g
・にんじん……20g
・ほうれん草……1袋
・だし汁……400ml
・砂糖……大さじ1
・しょう油……大さじ2
下準備
(油揚げ)
① 熱湯をまわしかけて油抜きする。
② 菜箸を押しつけながら転がす。
③ 半分にカットし、袋状に開く。
(ほうれん草)
① 熱湯で1分ゆでる。
② 冷水にとり、しっかり水気を絞る。
③ 4cm幅にカットして、再度しっかり水気を絞る。
作り方
① ごぼうとにんじんは千切りにし、ごぼうは水にさらしてアク抜きする。しいたけは薄切りにする。開いた油揚げに切った具材を詰める。
② さらに卵を割り入れる。
③ 爪楊枝で口を閉じる。
④ 巾着は口を上にして立てて鍋に詰め、だし汁を注ぎ入れ、落し蓋をして8分煮る。アクが出たら取る。
⑤ 砂糖としょう油を加えて5分煮る。
⑥ ゆでてしっかり水気を絞ったほうれん草を加え、ひと煮立ちさせる。
※卵は小さめサイズのほうが詰めやすいです。小さな器に割り入れてから油揚げに詰めると失敗しにくいのでオススメ。
※卵が固まってくれば、中身が口から飛び出る心配がなくなります。固まってくるまではいじらないようにしてください。
冷まして味をしっかり含ませるとおいしいので、時間のあるときに作っておくと◎。ほうれん草の代わりに小松菜や春菊、焼いたねぎもオススメ。アクの少ない青菜であれば下ゆで不要です。
鮭ときのこの味噌クリーム
秋に食べたくなる鮭やきのこに、キャベツやたまねぎといった野菜も入れて包み、チーズと生クリームでまろやかな即席クリーム煮風にしました。少し加えた味噌がコクを出してくれます。包んでレンチンするだけの簡単レシピなので、お月見メニューに加えてみてはどうでしょうか。
材料(1人分)
・鮭……1切れ
・とろけるチーズ……20g
・キャベツ……20g
・たまねぎ……30g
・きのこ(しいたけ、しめじ)……40g
・パセリ……適量
・生クリーム……大さじ2
・味噌……小さじ1/2
・塩こしょう……適量
※きのこはしいたけとしめじを使用していますが、舞茸やえのきなどお好みのものでOKです。
作り方
① キャベツはざく切り、たまねぎは薄切りにする。しいたけとしめじは石づきを落とし、しいたけは薄切り、しめじは手でほぐす。
② 生クリームと味噌をよく混ぜる。
③ オーブンペーパーを広げ、①と鮭をのせて塩こしょうをふる。その上にチーズをかける。
④ ②を回しかけ、オーブンペーパーをキャンディー包みにする。
⑤ 耐熱皿の上にのせ、600Wの電子レンジで5分加熱。
⑥ 火が通ったら刻んだパセリをちらす。
※ご家庭の電子レンジのクセや、具材の量や厚みによって火の通り具合が変わります。火が通っていなかったら追加加熱してください。
味噌と生クリームにチーズが合わさると、それだけでうまみとコクが出せるのでオススメ。ポン酢をかけてさっぱり味にしてもおいしいです。
豊作を祝うお月見らしく秋の味覚をたっぷり使った一品ですが、こっくりとした濃厚な味わいは、この先の寒い季節にも食べたくなるメニューです。
さつまいものバターきんぴら
十五夜お月さまのような、きれいな黄色のさつまいもは、お月見にぴったりの食材。甘辛味のきんぴらに、バターを加えてちょっと洋風アレンジにしました。火の通し具合によって、ホクホク感にもシャリシャリ感にもできるので、お好みの仕上がりにしてみて。
材料(3~4人分)
・さつまいも……1本
・ごま……大さじ1
・バター……20g
・砂糖……大さじ1
・しょう油……大さじ1
作り方
① さつまいもを5mm幅に千切りにし、水にさらしてアク抜きする。
② しっかり水を切る。
③ フライパンにバターを入れて溶かし、さつまいもを炒める。
④ さつまいもの色が変わったら、砂糖としょう油を加えて炒める。
⑤ ごまをふりかけて混ぜて完成。
まとめ
十五夜には、お月さまやうさぎなどをモチーフとした料理や、秋の味覚を使った料理でお祝いをします。卵を使った定番の月見メニューや、芋類やきのこ、鮭や栗などの旬の食材を取り入れて、見た目的にも味的にも楽しめるよう献立を考えてみてくださいね♪