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2026年03月27日 16:31 更新

うちの子の栄養は足りている? 実は多くの子どもに不足している、大切な3つの栄養素【小児科医解説】

子どもは習い事や塾、子ども自身の好き嫌い、親は共働きで忙しく食事が「手早く・好きな物中心」になりやすいという家庭も多いでしょう。文科省『学校保健統計調査』は肥満傾向児の推移を、厚労省『国民健康・栄養調査』は朝食欠食などの食習慣について言及しています。子どもの食について、私たち親はどう考えればよいのでしょうか?

\子どもには子どもの『栄養学』がある/
イライラしている、元気がない、朝スッキリ起きられない……。その不調、もしかすると毎日の食事が関係しているかもしれません。

小児科医として毎年約3万人を診療し、医学と分子栄養学の両面から多くの子どもたちの不調をサポートしてきた著者が、病気にならない体を作る食事術を伝授します。

今回は、子どもに不足しがちな3つの栄養素「鉄」「タンパク質」「ビタミンB群」について、書籍『うちの子、今の食事で栄養的に大丈夫ですか? 医師が教える 子どもの元気をつくる食事術』(著:面家健太郎/日本実業出版社)から一部抜粋してお届けします。

うちの子、今の食事で栄養的に大丈夫ですか? 医師が教える 子どもの元気をつくる食事術,日本実業出版社

鉄・タンパク質・ビタミンB群は、子どもの成長を助けるヒーロー

うちの子、今の食事で栄養的に大丈夫ですか? 医師が教える 子どもの元気をつくる食事術,日本実業出版社
イラスト:seesaw.

成長期に不足しがちな栄養

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なにか不調があって私のクリニックに相談に来たお子さんに対しては、必要があれば血液検査をして必要な栄養素をどう足していくかを、栄養面や生活面などからサポートしていきます。多くの子どもを診てきた経験から言えるのは、ほとんどの子どもに足りていないのが、鉄・タンパク質・ビタミンB群の3つです。

分子栄養学でも、成長期に最も不足しがちな栄養素はこの3つと言われています。

今、とくに目立った不調が見られないお子さんでも、鉄・タンパク質・ビタミンB群の3つを中心に毎日バランスのいい栄養を心がけていれば、基本的にはより体調が整い、やる気や集中力、落ち着きが生まれてくるはずです。

ちなみに、厚生労働省の「1日当たりの栄養摂取基準」というのは「日本人の大多数は正常である」という前提に立ち、日本の大多数の人の平均的な体格を基にしています。欠乏症を防ぐためには、この程度は摂ってほしいという推奨量が計算されているのです。

しかし、残念ながら、日本人の平均点は理想とは言えません。

鉄の貯蔵量を示すフェリチンの値を見ても、日本人の平均値は非常に低いのが現状です。

実際に子どもたちを診ている小児科医としては、体が実際に必要としている量はもっと多いはずだと考えています。

本来の力を引き出すための栄養

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また、「栄養摂取基準」は多くの人が参考にする目安ですが、分子栄養学が目指すのは、子ども1人ひとりが持つ本来の力を最大限に引き出し、「ハイパフォーマンス」を実現するための栄養です。

同じ食事量を摂っていても、吸収率や体格への影響は子どもによって異なります。

たとえば、学校の授業は標準的な教育を提供する場ですが、同じ内容を学んでいても、吸収がよくて成績が伸びる子もいれば、授業にプラスして塾での補習が必要な子もいますよね。

栄養もこれと同じです。

基準の食事量で十分に動ける子もいれば、追加のサポートが必要な子もいます。その子が持つ力を最大限に発揮するためには、その子に合った成長期に不足しがちな栄養素を毎日の食事でしっかり補うことが重要です。

また、必要に応じてサプリメントやプロテインを活用することで、子どもの可能性を最大限に引き出すサポートをしていきます。

なかには、栄養素を過剰に摂りすぎるのはよくないのではと気にされる親御さんもいますが、鉄・タンパク質・ビタミンB群は、基本的には過剰摂取は気にしなくても大丈夫です。

Point

多くの子どもに足りていない、
「鉄」「タンパク質」「ビタミンB群」

※本記事は、『うちの子、今の食事で栄養的に大丈夫ですか? 医師が教える 子どもの元気をつくる食事術』<著:面家健太郎/日本実業出版社>より抜粋・再編集して作成しました。

続きはぜひ書籍でご覧ください。

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