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2023年01月31日 14:21 更新

陣痛が早く来る?先輩ママも試した陣痛ジンクス11選!<効果はどうだった?体験談>

臨月になると、一体「いつ陣痛が始まるのか」ドキドキしますね! 未知の痛みを不安に思う一方で「いっそ早くお産になってくれればいいのに」と願う人もいるでしょう。ここでは、陣痛を早めるかも? とうわさの「陣痛ジンクス」と、先輩ママの体験談を紹介します。

<アンケート>臨月には早く陣痛が来て欲しかった?

臨月の妊婦さんのイメージ

長かった妊娠期間もいよいよ終盤となり、もうすぐ赤ちゃんに会える臨月。先輩ママは、臨月にどんな気持ちで過ごしていたのか聞きました。

半分以上の人が「早く陣痛が来て!」と願っていた

臨月には早く陣痛が来て欲しいと思いましたか?
臨月には早く陣痛が来て欲しいと思いましたか?

※マイナビ子育て調べ  調査期間:2021年10月28日~2021年11月12日 調査人数:93人(21歳~40歳以上の女性)
※ここで紹介した方法と結果は、個人の体験によるものです。記載の方法を推奨したり、結果を保証するものではありません。

先輩ママに聞いたところ、67%の人が、臨月には「早く陣痛が来て欲しい」と願っていました。「早く赤ちゃんに会いたい!」「ドキドキしながら待つのは落ち着かない!」という気持ちになった人は、やはり多いようです。

そうなると、気になってくるのがちまたでうわさの「陣痛が早く来る?」というジンクスですね。このあとどんなものがあるのか紹介します。

「陣痛を早めると言われるジンクス」は知っていた?

スマホで調べ物をする妊婦

根拠はよくわからないけれど、これをすると「陣痛が早く来るかも」とよく言われるジンクスについて、先輩ママはどんなものを知っていたか聞きました。

一番よく知られていたのは「ウォーキング」

陣痛が早くなるかもと言われるジンクスで、もっともよく知られていたのは「ウォーキング」

それに、「階段の昇り降り」「雑巾がけ」「焼肉」などが続く結果となりました。

でも、これらは「陣痛と少しは関係ありそう?」というものもあれば、「陣痛となんの関係が?」というものまでさまざま。

知っている人が多かったものから順に、それぞれのジンクスがどんなものかこのあと紹介します。

陣痛を早める!とうわさのジンクス11選

屋外にいる妊婦さん

ここからは、それぞれのジンクスでどんなことがよく言われているのか紹介します。

(1)ウォーキングをする

陣痛を早めると言われるジンクスのなかで、もっともよく知られているもののひとつが「ウォーキング」。

妊娠経過でとくに問題がないのであれば、ウォーキング含め妊娠中の適度な運動は、出産に備えた体力づくりや、必要以上の体重増加の防止などのメリットがあり、勧められています。ただし、それが「陣痛を促すか」どうかは実はよくわかっていません

臨月にはお腹がかなり大きくなり、転倒の危険は増えます。また、妊婦さんのなかには運動を控えたほうが良い人もいます。もし試してみたい人は、主治医に相談してからにしてくださいね。

臨月の運動についてくわしくは、下記の記事で解説しているので参考にしてください。

(2)階段の昇り降りをする

「階段の昇り降りをする」もよく聞くジンクスですね。家の中に階段があれば屋内で気軽に始められますが、昇り降りの速さによってはかなりの運動になります。

ただし、妊娠中ただでさえ負担がかかっている腰やひざにさらに負荷をかけたり、踏み外しによる落下の危険もあるのでくれぐれも無理せず、体調に不安がある人は控えましょう。

(3)雑巾がけをする

「雑巾がけ」もよく聞くジンクスです。床を四つん這いでふくことで、腰周りの筋肉がほぐれるなどすると、スムーズな出産につながりそうなイメージがありますね。

妊婦さんの腰痛予防や緩和、陣痛中の筋肉の緊張を和らげるためによく勧められる「キャットストレッチ(猫のポーズ)」も四つん這いで、雑巾がけと動作が少し似ています。

ただし、これも体調に注意すべき点がある人は控えたほうが良いので、行うなら事前に医師に確認してからにしたほうが安心です。

(4)焼肉を食べる

陣痛のジンクスのなかでも、ちょっと不思議なのが「焼肉を食べる」というもの。

出産を控えて「いかにもスタミナがつきそう」だったり、「赤ちゃんが生まれるとしばらく行けないから」などの理由で、陣痛と結びつけて言われるようになったのかもしれません。

妊娠中ももちろん焼肉は楽しめますが、食べるなら食中毒などには普段より注意が必要です。下記の記事でくわしく解説しているので、参考にしてください。

(5)スクワットをする

「スクワット」も、早く陣痛が来て欲しい妊婦さんはよく試す方法です。でもこれにもはっきりした根拠はありません

ただ、体調などに不安のない妊婦さんが体力づくりの一環として適度に行う分には問題はないでしょう。

臨月の妊婦さんもできるスクワットの方法を下記の記事で紹介しているので、参考にしてください。

(6)赤ちゃんにお願いする

妊婦さんのお腹をなでる幼児

お腹の赤ちゃんに「早く出て来てね」など、お願いする方法もよく聞きますね。臨月の赤ちゃんはすでに聴力があり、お腹の外の音もある程度聞こえています

言葉の意味はまだわからないながらも、お腹をやさしくなでながらお願いしたら何かを感じ取って、案外ママ・パパの願いをきいてくれるかもしれません。

(7)トイレ掃除をする

「トイレ掃除をする」と陣痛が早く来るというジンクスも。これも立ったり座ったりの運動が、陣痛を起こすのに役立つと考える人が多いから言われるようになったのでしょう。

真偽のほどはわかりませんが、トイレを毎日きれいにしておくと気持ち良く過ごせますし、こまめな掃除は陣痛を待つドキドキ感の発散にも役立ちそうですね。

(8)乳首のマッサージをする

アンケート結果ではそれほど知られていませんでしたが、実はここで挙げた陣痛ジンクスのなかでもっとも効果がありそうなのが「乳首のマッサージをする」です。

妊娠の経過が順調で、予定日を過ぎていない妊婦さんでは薬を使用せず陣痛を起こす方法として試されることもあります[*1]。

ただし、必ず効果があるというわけではありませんし、子宮口がまだ十分開いていない場合やママや赤ちゃんの状況によっては、かえってリスクがあるともいわれているので、試してみたい場合は事前に主治医に確認しましょう。

(9)栄養ドリンクを飲む

特定の栄養ドリンクを飲むと陣痛が早く来る!と言われることもありますが、これもとくに根拠はありません。

手軽に試せるのでチャレンジしたい人は、糖分やカフェインの摂り過ぎに注意しながら、適度な量を飲むようにしましょう。

(10)カレーを食べる

「カレーを食べる」も不思議な陣痛ジンクスのひとつです。もちろんこれも根拠はありません。「香辛料の刺激で陣痛が起こるかも!?」と考える人がいたのかもしれませんね。

陣痛には関係なさそうですが、妊娠中ももちろんカレーは食べてOK。食べ過ぎに注意しながら適度に楽しみましょう。

(11)ラズベリーリーフティーを飲む

「ラズベリーリーフ(ラズベリーの葉)」はハーブの一種で、妊婦さん向けのハーブティーによくブレンドされています。ラズベリーリーフには「子宮収縮作用がある」といわれており、伝統的に出産間近に陣痛を促す目的で飲まれてきました。

ただし、これもはっきりした根拠はいまのところありません。また、ラズベリーリーフは妊娠中に「過剰に」摂取すると「子宮痙攣」を起こす可能性があるとも言われています。飲みたい場合は、助産師などの医療専門家に事前に相談しましょう。

<体験談>ジンクスを試してみたらどうなった?

※マイナビ子育て調べ  調査期間:2021年10月28日~2021年11月12日 調査人数:93人(21歳~40歳以上の女性)
※ここで紹介した方法と結果は、個人の体験によるものです。記載の方法を推奨したり、結果を保証するものではありません。

どれもはっきりした根拠はない|無理せず楽しむ程度に

エコー写真を見る妊婦さん
Lazy dummy

「陣痛が早く来るかも?」と言われている、よく聞くジンクス11選を紹介しました。まったく根拠がないものから、少しは関係があるかもしれないものまでさまざまです。

ただ、どれも「科学的にはっきりした根拠がある」とか「試したら必ず陣痛が起こる」というものではありません

何か不調のある妊婦さんは避けたほうが良いものもあります。それぞれで解説したように、必要なものは事前に医師や助産師に相談してから試すようにしましょう。

まとめ

「早くお産が始まらないか」とドキドキ・ワクワクする臨月。そんなとき気になる、陣痛に関するジンクスについて紹介しました。どれもはっきりした根拠があるわけではなく、やり過ぎはかえって体にも良くないので、がむしゃらに行うのはNGです。試す場合はあくまで気分転換の方法として、無理せず楽しむ程度にしましょう。

(構成・文:マイナビ子育て編集部)

※画像はイメージです

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

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