宇野耳鼻咽喉科・アレルギー科医院 宇野正志先生｜ 丁寧な説明で病気の理解を深め治療につなげたい

「アレルギーや耳・鼻・のどの病気に親子で悩まされている」という方は多いのではないでしょうか？
宇野耳鼻咽喉科・アレルギー科医院なら、アレルギーから耳鼻咽喉科疾患まで深い知識を持つ宇野先生の診察を親子で受けることができます。

大学病院で学んだ経験を活かし、免疫・アレルギーの診療に力を入れております。
当院では、舌下免疫療法、レーザー治療などのアレルギーの専門治療や、Bスポット療法などを受けることができます。
先代から続く耳鼻咽喉科診療に関しても、長年の経験と医療知識を基に患者さんに十分な選択肢を提示できるようにしています。

クリニックで診療を行っていると他科受診が必要な患者さんが来院されることもあります。普段から、地域の医療機関と連携を図っておくことで、そのような患者さんに対してもスムーズに対応できるようにしています。「病診・診診連携」を更に充実させ、患者さんの「今」はもちろん「今後」も見据えた対応をできるように心がけています。

耳鼻科の病気には継続的な加療が必要なものが多く、来院された時だけでなくご家庭でも治療を行って頂けるようにネブライザーの貸し出しを行ったり、自宅での鼻洗い指導も行っています。

お子さんを診療するときは、笑顔とアイコンタクトで安心感を持ってもらうことを意識しているという宇野先生。コミュニケーションを大切にしているからこそ、良い関係性が作れ治療がスムーズに進んでいるようです。

お子さんが来院したら、アイコンタクトを取り、「こんにちは」と笑顔で挨拶をします。会話をするときは返答を待つなど、たとえ小さなコミュニケーションであっても、意識してそれを図ろうと努めています。子どもの患者さんには、安心して治療を受けてもらえるように、出来るだけ丁寧に日々診療にあたっています。

病気を正しく理解してもらえるように説明することを心がけています。なぜなら、病気の治療は患者さんの理解があって成り立つものだと考えているからです。
難しい病気も、分かりやすく伝えられるようにかみ砕いて説明することを意識しています。

診療の中で印象に残っているのは、車椅子で移動する状態だった女の子が治療を通して歩けるようになるまで回復したことです。治療法が確定されていない病気で模索しながらの治療だったため、回復したときは本当に嬉しく思いました。
この経験から、治るか分からない状態の病気であっても、真摯に治療に取り組むことの大切さを学びました。
女の子のご両親からもらった手紙は、今でもずっと大切に取ってあります。患者さんに「ありがとう」と感謝されると、医師をやっていて本当に良かったと思います。

最後に、子育て中の保護者の方に向けてメッセージをいただきました。

子どもは、目の前のことが全てなので大人から見ると思いも寄らない発想や行動を取ります。
子どもは、人生経験が少ないのでどうしても大人から見ると「変」であったり「ありえない」行動を取りがちですが、それが子どもなのです。
保護者の方には、大人と子どもの判断基準は違うということを理解した上で関わって欲しいと思います。

子どもの頃祖母に「1年中勉強しておきなさい」と言われて「絶対に無理だ」と思ったことがあります。しかし、今になってみると「人生の中で1年くらい勉強しておいても良かったな」と感じるものです。
このように子どもの頃に違和感を覚えた言葉でも、大人になってからは素直に納得して受け入れられることがあります。
保護者の方は、お子さんとの考え方の違いに悩む機会も多いかと思いますが、あまり悩み過ぎず温かく子どもの成長を見守って欲しいと思います。

（取材・文：株式会社メディコレ）