【ママ調査】SNSでの妊娠報告ってあり? なし? 子育て中のママ126人の意見 #プレママ1年生
現代人にとって、SNSは大事なコミュニケーションツール。離れて住んでいる家族や友人とつながる手段です。ただ、妊娠というプライベートでデリケートな出来事を伝えるために最適な手段かというと、考え込んでしまう人もいるのでは? 今回は、SNSで妊娠報告をすることについて、みんなの意見をまとめました。
あなたが妊娠した際、SNSで報告しましたか?
22歳~40代までのママ126人に尋ねてみたところ、実際にSNSで妊娠報告をした人は、2割以下という結果になりました。妊娠は非常にプライベートな事柄なので、さまざまな人の目に触れる可能性のあるSNSで報告するケースは少ないのかもしれませんね。
ただ、実名利用が大前提のFacebookなどで、記事の公開範囲を限定して報告する方法もあります。妊娠報告SNSも使い方次第といえそうです。
あなたの友人や知人の中に、SNSで妊娠報告をした人はいますか?
一方、友人・知人のなかにSNSで妊娠報告をした人がいる、と回答した人は4割弱いました。
SNSは、自分の情報を一方的にオープンする場所です。報告の投稿を見た人は、反応してもよいですし、無反応でもよい、というある意味自由な立場に置かれます。相手に返信やお祝いのプレッシャーを与えなくていいところは、SNSのメリットかもしれません。
友人や知人がSNSで妊娠報告することについてあなたの考えに近いものは?
友人・知人がSNSで妊娠報告をすることについて、賛成は約2割、反対は1割強、約7割の人がどちらでもよいと答えています。SNSを使用した妊娠報告は、ある程度受け入れられているようです。とはいえ、しっかりしたリテラシーを持って発信しないと、トラブルの原因になることも考えられます。使い方には十分注意したいところです。
SNS報告どう思う?
●子どもが産まれてからならいいのかな。(34歳/医療・福祉/専門職)
●遠距離の友達はそれもありだと思う。(38歳/学校・教育関連/専門職)
●元々情報収集用に妊活時代から専用アカウントがあったので、経験と実績を書き残しました。(30歳/機械・精密機器/クリエイティブ職)
SNSの妊娠報告については、実際に報告した人、報告された人、どちらの経験もない人、それぞれに感じ方が違うようです。自分の経験から「よかった!」と肯定的にとらえている人もいますし、なんとなく否定的な人もいました。
従来、妊娠の報告は両親やごく親しい友人・知人、会社の上司などに限られていたことだと思うと、SNSで妊娠報告を目にしたときどのようにとらえていいのか迷う気持ちもよくわかります。
報告時期はいつ?
●母子手帳をもらったときに写真つきでアップした。(38歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
●安定期に入ってからSNSで報告をした。たくさん友人が祝福してくれた。(26歳/小売店/販売職・サービス系)
●3人目まではもうすぐ生まれますと投稿しました。特に普段なかなか会えない遠くの友だちは、また会いに行きたいなと久しぶりに連絡を取るいい機会になりました。(36歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)
実際にSNSで妊娠報告をした人も、報告の時期はいろいろです。ただ、多くの人が安定期に入ってから報告をしています。これは従来の妊娠報告と同じですね。
公開範囲は?
●親戚や日頃よく連絡をとっている友だちだけに限定公開をした。(27歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)
●記事だとずっと残るので、24時間で消えるInstagramのストーリーで投稿しました。安定期が過ぎてから3Dエコーの写真を投稿しました。(31歳/商社・卸/販売職・サービス系)
●友人が妊娠報告をSNSで行った際、見知らぬ方からも「おめでとう」というコメントをもらっていて喜んでいました。(35歳/金融・証券/事務系専門職)
匿名アカウントだからといって、無防備に情報を出していくのは危険です。誰でも見ることができてしまうSNSだからこそ、個人が特定されないよう、注意をはらう必要があります。情報公開の範囲を絞って報告をするのはよい方法ですが、友人限定で公開しても、回転寿司チェーン店で起きた若者によるトラブルのニュースのように、どこから情報が洩れるかもわからないご時世。実名アカウントを使用しているSNSならなおさら、情報の取り扱いは慎重にしたいものです。
妊娠すれば、自分はもちろん、赤ちゃんも守ってあげなくてはなりません。SNSのメリット・デメリットをよく理解したうえで、ベストな使い方を考えていきましょう。
うれしい人も! 複雑な人も……
●安定期に入ってからSNSで報告をした。たくさん友人が祝福してくれた。(26歳/小売店/販売職・サービス系)
●友人のSNSでの妊娠報告は、自分も妊娠していたので「(子ども同士が)同い年!?」となって、うれしかったです。(26歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
●友人の妊娠報告を、子どものいない別の友人が辛いと話していたのを聞いたことがあります。なかなか授からない子だったので、辛かったようです。(45歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
SNSの妊娠報告はおおむね好意的に受け取られ、たくさんの人からお祝いのメッセージをもらった、という声が多くあげられています。友人・知人のみならず、見知らぬ人たちからもお祝いしてもらえるのは、うれしいことですね。
しかし、なかには妊娠報告を素直に喜べなかったという人も。SNSの妊娠報告は、伝えたい相手以外にも情報が拡散してしまうことがあります。気軽に報告できる分、文面などには注意を払ったほうがいいかもしれません。
まとめ
芸能人やスポーツ選手など、多くのファンがいる人たちは、SNSを通じてさまざまな情報を発信しています。一方、私たちのような一般人はどうでしょうか。SNSの妊娠報告は、手軽で楽しい反面、意図しない受け取り方をされるという側面もあります。
SNSは多くの人に報告ができて便利ですが、リスクも含んでいます。誰に対し、どのように妊娠の喜びを分かち合いたいのか、しっかり考えた上で発信するかを決めたいものです。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年12月3日~5日
調査人数:126人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)