【5月5日はこどもの日】端午の節句のご飯どうする? 子どもが喜ぶお祝いレシピ5選
こいのぼりや兜を飾る端午の節句は、男の子の成長を祝う年中行事。この日には縁起のよいものを取り入れた料理を用意してお祝いします。季節の食材も使って、端午の節句らしいお祝いメニューにしてみませんか?
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
5月5日は年中行事である端午の節句。この日は男の子の成長を祝う節句として、こいのぼりや兜、菖蒲の花を飾ったりします。どれも男の子が健やかに育ち、将来出世できるようにとの願いがこめられたものです。
端午の節句の食べ物として伝統的なものは「ちまき」や「柏餅」がありますが、どちらかというとおやつ……。お祝い御膳としてはほかにも必要ですよね。
端午の節句には特別にこれといった決まった料理はなく、ハレの日料理として定番のちらし寿司や、縁起のよい食材を使ったものをいただくことが多いのではないでしょうか。
今回は、この季節ならではの食材を取り入れたり、端午の節句らしさを感じるデコレーションをしたレシピをご紹介します。今年の端午の節句の献立を考える際のヒントにしてみてください。
こいのぼりいっぱい♪ モザイク寿司
モザイク状に飾った「モザイク寿司」は、のせる具材や飾り方次第で華やかにも可愛くもなると、ここ数年SNSでも大注目のお寿司。子どもの節句らしく、今回は可愛いこいのぼりをたくさん飾って仕上げました。
材料(4人分)
・酢飯……2合分
・まぐろ刺身……3切れ
・サーモン刺身……3切れ
・卵焼き……3切れ
・カニカマ……6本
・スライスチーズ……1/4枚
・きゅうり……輪切り15枚(1/2本程度)
・ラディッシュ……輪切り9枚(2個程度)
・小ねぎ……1/2本
・にんじん……輪切り6枚
・ごま……30粒
・海苔……適量
※使う具材はお好みで変えてください。
作り方
① 酢飯を重箱に詰め、縦横4等分にして目安のための線をつける。もし余裕があれば、このとき間に具材を挟んで2段にすると◎
② きゅうりとラディッシュに塩(分量外)をふりかけ、しばらく置いてしんなりしてきたら水気をしっかり絞る。
③ きゅうりは5枚で花の形に重ね、ラディッシュは3枚を少しずらして酢飯の上に並べる。
④ きゅうりの花の中心には卵焼き(後述⑧の卵焼きのこいのぼりを作る際にカットした残り部分)を崩してのせる。
⑤ カニカマの赤い部分を剥がし、2枚ずつ酢飯の上にのせる。
⑥ カニカマの白い部分はほぐして、酢飯の上にのせる。
⑦ さらに残っている隙間には海苔をカットしてのせる。
※それぞれ酢飯の線に添って、モザイク状にランダムにのせていきます。
⑧ 卵焼きは右端をV字に切り落とし(落とした部分を④のきゅうりのデコに使用)こいのぼりの形にする。
⑨ チーズと海苔で目を作って貼り、細ねぎの小口切りを3個のせる。
⑩ マグロとサーモンもこいのぼりの形にカットし、チーズと海苔で目と模様をつける。
⑪ にんじんはゆでて花形で抜き、ごまをのせる。
全体のバランスを見ながらそれぞれの具材をのせ、にんじんや小ねぎでデコレーションの仕上げをしていきます。きっちりきれいなモザイク模様を作るのは意外と難しいので、そこはこいのぼりの愛嬌で誤魔化しつつ、にぎやかな雰囲気に作ってみてください。
並べるときのコツは色の対比。近い色合いを隣にもってこないように気をつけ、色がハッキリするような配色を意識してみてくださいね♪
たけのことアスパラベーコンのガリバタ炒め
まっすぐにすくすく育つたけのこは、健康に育つようにとの願いをこめて端午の節句に食べられる食材のひとつ。時期的にもたけのこの季節。同じく旬のアスパラガスと一緒にベーコンも加えて炒めました。
今回は手軽に水煮になっているものを使用していますが、旬の新鮮なたけのこが手に入ったら、自分でアク抜きしてから作ってみてください。香りが格段に違いますよ。
材料(3~4人分)
・たけのこの水煮……200g
・アスパラガス……3本
・ベーコン……150g
・にんにく……2片
・バター……10g
・めんつゆ(3倍濃縮)……大さじ1
・水……大さじ2
・ブラックペッパー……お好みで
※ベーコンは厚切りがオススメ!
作り方
① アスパラガスは根元の固い皮をピーラーでむき、4~5つに切る。
② ベーコンは厚めの短冊切り、たけのこの穂先はくし切りにして、残りは短冊切りにする。にんにくは薄切りにする。
③ フライパンにバターを入れてにんにくを炒め、香りが出たらベーコンを加えてさらに炒める。
④ たけのこもアスパラガスも穂先以外の部分を加えて炒める。
⑤ 火が通ってきたら、残っている穂先部分を加えて炒める。
⑥ めんつゆを加えて水分が飛ぶまで炒め、ブラックペッパーをふる。
たけのことアスパラガスのしっかりした食感と香り、ベーコンのうまみとコク、ガーリックとバターの食欲をそそる味わい。春の味覚と色合いを楽しめます♪
端午の節句デコサラダ
ただのサラダも節句にちなんだデコをすれば、一気に特別なサラダに変身♪ うずらの卵で作った金太郎とクマさんをのせるだけで、端午の節句仕様に。サラダ以外の料理のデコとしても使え、お弁当のワンポイントなどにも活躍します。
材料(金太郎&くま ひとつずつ)
・うずらの卵……2個
・スライスチーズ……適量
・海苔……適量
・乾燥スパゲッティ……適量
・ケチャップ……適量
・しょう油……適量
※サラダはお好みの野菜で。今回はレタス、ベビーリーフミックス、トマト、オクラ、スナップエンドウを使用。ベビーリーフミックスはいろいろな形や色の葉が入るので、お洒落な雰囲気が簡単に出せます。
うずらの卵の色づけ
① うずらの卵をゆでる(ゆで野菜があれば一緒に)。
② うずらの卵の殻をむく。
③ 茶色にする卵は、鍋に少量のしょう油とともに入れ、転がしながら水分が飛ぶまで加熱する。
※茶色い卵はこうすることで短時間にきれいに色がつきます。味は焦がし醤油風に。この方法以外に、薄めたしょう油やめんつゆに浸けて色づけることもできます。
くまの作り方
① 茶色く色づけしたうずらの卵を1/4くらいの位置で縦に切り落とす。
② 切り落とした部分を小さな丸型で2個抜く(耳)。
③ 乾燥スパゲッティを耳の位置に刺して②を固定する。
④ 同じ小さな丸型でチーズも抜いて(鼻まわり)うずらの卵に貼る。
⑤ ハサミやパンチを使って海苔をカットし、顔のパーツを作る。
⑥ うずらの卵に貼りつけ、仕上げにケチャップを少量ほっぺにつける。
金太郎の作り方
① 海苔をおかっぱの髪の形にカットし、3辺には切り込みを入れる。
② うずらの卵に海苔を貼り、ラップで包んでなじませる。
③ ハサミやパンチを使って海苔をカットし、顔のパーツを作る。
④ うずらの卵に貼りつけ、仕上げにケチャップを少量ほっぺにつける。
最後におりがみで折った兜に爪楊枝を挿してサラダに飾って完成です♪
※乾燥スパゲッティはうずらの卵の水分を吸ってやわらかくなるので、そのまま食べられるようになります。
※細かいパーツはうずらの卵の水分で貼りつきますが、取れやすい場合は薄くマヨネーズを塗って接着してみてください。
※顔のパーツを貼ってからサラダに移動すると、崩れたり取れたりしやすいので、サラダの上に設置してから仕上げると◎
金太郎やクマさんの表情は、お好みのバランスでつけてみてくださいね♪
パリパリ海老のこいのぼり
海老を餃子の皮で包んで揚げたパリパリ揚げ。ぴょんと持ち上がったしっぽが風にたなびくこいのぼりのよう。風車も一緒に作って並べてみました。
材料(こいのぼりひとつ分)
・海老……1尾
・餃子の皮……1枚
・大葉……1枚
・スライスチーズ……適量
・海苔……適量
・水……適量
・揚げ油……適量
※風車は餃子の皮1枚でひとつ作ることができます。
こいのぼりの作り方
① 海老はしっぽ部分を残して殻をむき、背中に切り目を入れて背ワタを取る。
② 餃子の皮に大葉を重ね、海老をのせる。
③ 海老の頭側下の餃子の皮で胴体部分を包むようにたたんだあとに両端も包み、端に水を塗ってしっかり貼る。
④ 油でこんがり上げる。
⑤ チーズを小さい丸型で抜き、海苔も丸くカットして目を作って貼る。
風車の作り方
① 餃子の皮を四角くカットする。
② 角から中心に向かって切り込みを入れる。
③ 切り込みを入れた左端を中心に合わせて曲げる。これをそれぞれ4ヶ所同じようにして、中心に水を塗ってしっかり押さえて貼る。
④ ①で切り落とした皮を小さな丸型で抜く。
⑤ ④に水を少し塗って中心にしっかり貼りつける。
⑥ オーブンペーパーの上にのせ、そのまま静かに温めた油の中に入れて揚げる。
風車を作るときに出た切り落とし部分は、一緒に油で揚げておつまみにしてください。味つけは特にしていないので、少し塩を振ったり、ケチャップやマスタードをつけてもOK。スイートチリソースなんかも合います。
今回は簡単に目をつけただけですが、ヒレや鱗をデコレーションしたり、目を3重に重ねたりすると、もっとこいのぼりらしく仕上がります。
ぶりの香草チーズパン粉焼き
成長とともに呼び名が変わるぶりは、出世魚と呼ばれる魚のひとつ。端午の節句では、将来出世できるようにとの願いをこめて使われます。子どもでも食べやすいように、今回は洋風にチーズやハーブを混ぜたパン粉をつけて、香ばしく焼きました。
材料(2~3人分)
・ぶり……2切れ
・パン粉……大さじ4
・粉チーズ……大さじ1/2
・パセリ(乾燥)……小さじ1/2
・バジル(乾燥)……小さじ1/2
・ガーリックパウダー……小さじ1/2
・ブラックペッパー……適量
・マヨネーズ……大さじ1
・ハーブソルト……適量
・オリーブ油……大さじ1
※ハーブは手に入りやすい乾燥を使用しましたが、生の葉を刻んで使うと、香りがより強く立ちます。
作り方
① ぶりを3~4つに切り、ハーブソルトをかけてしばらく置く。
② 出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る。
③ パン粉、粉チーズ、パセリ、バジル、ガーリックパウダー、ブラックペッパーを混ぜる。
④ ぶりにマヨネーズを塗る。
⑤ ③をしっかり押しつけるようにまぶす。
⑥ オリーブ油を引いたフライパンで焼く。
※パン粉ははがれやすいので、焼くときはあまりいじらないようにして焼いてください。
まとめ
今回は、5月5日の子どもの日に作りたいお祝いメニューをまとめました。旬のたけのこや出世魚を使った料理、こいのぼりなどのデコレーションをした料理などを入れると、端午の節句らしいメニューになります。
子どもが食べやすく、喜ぶ味つけや調理方法で取り入れてみるとイイですよ♪
もしお祝い膳のメニューで悩んでいたら、ぜひ参考にしてみてくださいね!