共働き夫婦 共働き夫婦
2026年04月26日 17:31 更新

夫の転勤でキャリア中断。5年の専業主婦期間を経て、40歳二児の母が選んだ働き方

共働き夫婦にとって、仕事と家事・育児の両立は大きな悩みの種です。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで、息つく暇もないのではないでしょうか。そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るためのコツを実践しているママに、お話を聞きました。

共働き夫婦の1日スケジュールとは?

家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどう乗り切っているの?」と疑問を持つパパやママに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。

第43回となる今回は、女性向けリモートワーク実践スクール「リモラボ」を運営する株式会社リモラボで、ユニットリーダーを務め、子育てと仕事を両立するママのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。朝・日中編では、朝のタイムスケジュールと在宅勤務の様子についてうかがいました。

取材にご協力いただいた方

株式会社リモラボ マーケティング部 オーガニック集客ユニット ユニットリーダー 安原沙織さん(40歳)

新卒から会社員として勤めていたが、夫の転勤に合わせて退職。その後、専業主婦に。自身のキャリア形成に悩んでいた頃、Instagramで「リモラボ」の存在を知り、入会。未経験からWebマーケティングやSNS運用を身につける。
現在は、フリーランスで、企業のウェブマーケティングやSNS運用のサポート、オンラインイベントやプロモーションの企画・立案を行う。さらに、株式会社リモラボではユニットリーダーとして、マーケティング領域における複数のプロジェクトの進行管理を担い、講師としても活躍。
プライベートでは、小学校3年生の男の子、小学校1年生の女の子のママ。夫は転勤があり、多忙な生活を送るため、日頃の家事を外注するなど工夫し、ライフワークバランスをとりながら育児と仕事の両立を図っている。

<朝のタイムスケジュール>

■朝は子どもたちの「機嫌」が大事!

――毎朝、お子さんが登校するまでの準備はスムーズに進んでいますか?

安原さん そうですね。朝はバタバタしがちな時間帯ですが、私が比較的スムーズに過ごせているポイントとして、自分の身支度を後回しにできることは大きいと思います。これは在宅ワークならではのメリットのひとつですね。
子どもたちは8時頃に登校するので、7時過ぎに起きれば計算上は間に合います。ただ、子どもがぐずってなかなか起きず「あと10分寝かせて」と言われるのは、日常茶飯事です(笑)。

ーーその「攻防」をどう乗り切っているのでしょうか。

安原さん 以前は「早く起きなさい!」と大きな声を上げていた時期もありましたが、無理やり起こしても本人の機嫌が悪くなり、結局その後の準備がすべて滞ってしまうんですよね。
今は「朝だよ」とやさしく声をかけたり、抱きしめたりしています。やさしく接すると、子どもたちも「ママと一緒にリビングまで行く」と言って、ウキウキして1日を始められる。結果的に、みんなが気持ちよく過ごせるので、子どもの機嫌をコントロールすることには、かなり意識を注いでいますね。

ーー登校前の声かけで、とくに意識していることはありますか?

安原さん 1日の始まりなので、とにかくポジティブに送り出すことです。「いってらっしゃい、楽しんできてね」「帰ってきたら何があったか教えてね」と。学校での様子は、親にはどうしても見えにくいところがありますが、朝のうちに「お話聞かせてね」と種をまいておくようにしています。

ーー朝食作りで工夫していることはなんですか。

安原さん メニューをほぼ固定しています。朝から「何を作るか」で悩まないよう、ご飯と納豆、卵かけご飯、パンとスープなど、子どもが好きなもので、5分もあればパッと出せるもの。大人も同じメニューで済ませることが多いです。
夫は子どもの登校と同じタイミングで家を出ることが多いので、子どもたちと一緒に朝食をとります。

<日中のタイムスケジュール>

■夫の転勤で退職。子どもが小さくても働ける方法を模索

ーー今の働き方を選んだきっかけを教えてください。まず、会社員時代はどんなお仕事をされていたのでしょうか。

安原さん 以前は金融機関に勤め、事務職をしていました。その後、夫の転勤をきっかけに退職し、5年ほど専業主婦をしていました。その当時は転勤族であることに加え、子どもも小さかったので、もうキャリアは諦めるしかないのかなと思ったことも…。
でも、コロナ禍をきっかけに在宅ワークの可能性を知り、まずは自宅でできる事務関係の仕事から挑戦したんです。そこで収入水準はあがりましたが、私自身、過去にキャリアを諦めたということに引っかかりがあって。さらにスキルアップもしたいと思っていました。

ーー在宅ワークや副業を始めたばかりの時期に、多くの方がつまづきがちなポイントかもしれませんね。

安原さん そんな時期にInstagramでリモラボというオンラインスクールの存在を知りました。場所や時間にとらわれずにスキルを習得し、在宅や副業、フリーランスとして働くうえでも実践的なサポートがあると知って、未経験でも自宅でSNS運用などを仕事にできたらと、まずは説明会に参加したんです。
期間限定で終わる形ではなく継続的に講座を受けてスキルを身につけられるので、小さい子を育てながら、自分の好きなタイミングで学べるところもいいなと思いました。

――スクールに入会したのはいつ頃ですか。

安原さん 2022年の10月ですね。スクールに入会後、最初はフリーランスの働き方や仕事の受注の仕方、SNSの運用やマーケティングを体系的に学び、経験を重ねて、今のキャリアにつながっています。
あと、1人で家で仕事をするとなると、孤独を感じるタイプの方もいますよね。リモラボには「メタバースオフィス」というバーチャル空間があって、表示しながら仕事ができるんです。
画面を見ながら作業をしていると、自宅にいながら、一体感や孤独感を解消しやすいので、気持ちにもメリハリがつきますね。

メタバースオフィスでは、同じようにリモートワークで働く仲間たちのアイコンを見ながら作業できます。

■仕事の量も時間の使い方も自分次第!

――今の働き方を確立するまで、育児をしながら仕事の時間を確保するのは大変だったのでは?

安原さん そうですね。家でできるとはいえ、仕事を始めた当初は、上の子が4歳で下の子が2歳。まだまだ、「ママが家にいるときは一緒に遊びたい!」という時期でした。
仕事も子育てもどっちつかずになってしまう状況は避けたかったので、その時期は、家族が寝ている朝5時に起きて、2時間だけ仕事時間を確保したり、夜の寝かしつけ後に短時間で集中して作業したりと、徹底的に隙間時間を活用していました。

ーー現在は、どのような時間の使い方を心がけていますか?

安原さん 子どもたちが小さいときに隙間時間の使い方や効率化を徹底したこともあり、今はかなり時間の使い方がうまくなったと思うんです(笑)。20分くらいあいたときにできるタスクをあらかじめ溜めておいたり、スマホでもできる作業はまとめておいたりして、ちょっとでも手があいたら、そのタイミングで一気に片付けています。
あとは週2回のパーソナルジムもそうですが、予定を先に入れてしまうことですね。自分で自由に働けるって、裏を返せば、いつまでもダラダラ仕事することもできちゃうので。
お出かけや美容院など、プライベートの予定を先にカレンダーに入力してブロックし、そこから逆算して朝早く起きるなど時間を調整して、仕事の納期を守る。自由を使いこなすには、仕組み作りが不可欠なので、しっかり自分で管理するようにしています。

予定を立てやすいので「子どもたちが一緒に行きたいと言ってくれる今のうちに!」と思い、よく旅行にも連れていきます。

――働きやすくなるにつれて、お子さんの成長も実感しますね。

安原さん 仕事中の私への、ちょっとした気づかいにも成長を感じました。私が仕事相手とミーティングしていると、2人で顔を見合わせて静かにしていてくれます。
先日は「ママ聞いて」って声をかけてくれたときがあって、ちょうどそのときは手が離せるタイミングだったので、しっかり向き合ってあげると「ママとお話するのがうれしい」ととても喜んでくれました。
私が仕事をしていることを、理解はしてくれているけれど、我慢もしていると思うんですよね。そういうところに、子どもたちの思いやりや成長を感じます。

ーー仕事をするお母さんの背中を見てくれているんですね。

安原さん この間、子どもが「大人になったらママみたいなお仕事をしたい」と言いながら、段ボールでパソコンを作って、タイピングする姿を真似していたことがあって。
それを見たら、普段から私が本当に楽しく仕事をしていることが、子どもたちにも伝わっているのかなと思って、とてもうれしかったですね。

――今の働き方を選んで、育児と両立するうえでの一番のメリットは何だと思いますか。

安原さん 何より、場所や時間に捉われずに働けることです。何時から何時まで仕事するというのがきっちり決まっているわけではないので、時間に縛られない自由があるのは、本当に大きくて。
子ども2人の授業参観や用事も柔軟に対応できますし、「ここまでに仕事を終わらせる!」と決めて、自分の裁量でコントロールしやすいのもいいですね。

――子育てが忙しい時期は特に、キャリア形成や働き方に悩む人が多いかと思います。

安原さん 私も、一時期は仕事ができない状況にあったので、悩む気持ちがとてもよくわかります。一度退職して社会復帰するとなると、保育園問題や小一の壁など、子どもの成長過程によっても仕事と育児の両立の難しさって変わっていきますよね。
だからこそ、「自分でコントロールして、業務量を調整しながら働く」「フリーランスとして在宅で働く」ことは、自分が望むライフスタイルを確立しやすい選択肢のひとつとして提案したいですね。
例えば、お子さんが寝ている間の数時間だけ働くということもできます。私もそういう過程をたどって、もっとキャリアアップしたいという思いが生まれて、今の働き方を実現できるようになりました。そのあたりも自分次第で決められますし、そういった環境を求めている方には、強くおすすめしたいですね。

(文:宮本貴世、撮影:佐藤登志雄、写真提供:リモラボ、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部)

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