小森純さんが息子の山村留学を決断した理由「毎日頭がおかしくなりそうなぐらい悩んだ」
三児の母で実業家の小森純さんが、息子たちの「山村留学」を報告。実の母とともに、育児について語り合う様子をYouTubeで公開しました。
「育児に悩んだ。つまずいた」
小森純さんは実母とともに沖縄県にある渡嘉敷島を訪問。しかし目的は旅行ではありません。実は小森さんの息子たちが渡嘉敷島で行われる山村留学の体験プログラムに参加しており、一緒に宿泊するわけではないものの何かあったときのために保護者同伴が必要なため、同行していると明かしました。
保護者から離れ、ゲーム機の持ち込みは禁止、携帯電話も1日15分といったルールが設けられている今回の体験プログラム。開始2日目に保護者が子どもたちの様子を見に行くと、洗濯物を干して畳む、夕食のおかずにする貝を岩場で採り下処理も行う、ヤギのお世話をするなど、自給自足の生活を送りながら過ごしている様子があったといいます。
環境が大きく変わったことで、長男が普段なら「絶対食べない」梅のおにぎりを自分で作って食べていたり、いつもは「洗濯物を干して」と頼んでも「嫌だ」「無理」と返してくる次男が、何も言わず洗濯に取り組んでいたりと、「たった2日で成長が感じられた」と語りました。
小森さんが息子たちの山村留学に申し込んだのは、昨年のこと。「育児に悩みすぎた。つまずいた。毎日頭がおかしくなりそうなぐらい悩んだ」と当時の苦悩を振り返り、「一度親から離れて環境を変えたら、数日でも何か感じることがあるのでは」と考えたことがきっかけだったと明かしました。
再びこの場所に来たいと思うのか、別の体験に行きたいと思うのか、あるいは普段の生活の良さに気づくのか――どのような形であっても、「子どもたちが何かを感じるきっかけになれば」と願っていたといいます。自身が学校嫌いだった経験から、「いろんな世界があることを体験してほしい」と考えていたと明かしました。
そもそも小森さん自身、特に思春期は「やんちゃ」だったそうで、進学先として「北海道の全寮制高校に入れるか否か」を検討したことがあった……と、実母がカミングアウト。環境が変われば関わる人も変わると考えたこと、学校という枠組みになじめない様子を心配していたことを明かしました。
小森さんは「何のためにやっているのか全然わからなかった」と中学校にあまり行かない時期があり、高校受験をはじめ将来への不安はあったものの、それを素直に言葉にできない年齢でもあったと振り返ります。
そんな小森さんから見て、長男は周囲に気を遣いすぎて我慢してしまうタイプで、次男は楽しい/つまらないがはっきりしているタイプ。しかし今回の体験を通して、2人とも「顔つきや言葉遣いまで変わった」と感じているそうです。
体験中の子どもたちについて、「いきいきと頑張っていて、指示にも素直に応じながらルールを守っていた姿が嬉しかった」という小森さん。一方で、実母は「力のある子なんだと分かった」と評価しつつ、「その力を引き出せていないのは親かもしれない」と言及。「親も変わることができるのかな?」と問いかけます。
さらに実母は、「過保護と一括りにはできないが心配性な面がある」「本来の姿を見ないまま、下の子に合わせて幼く扱っているのかもしれない」と指摘。「自分たちの在り方を考えて、一緒に成長していかないといけない」と諭しました。
また、小森さんは現地の指導者の関わり方について、「怖くないのに、どうして子どもたちは自然に動けるのか」と不思議に感じたといいます。そこには「これが生活である」という前提があり、子どもたちはそれを受け入れて動いている様子だったよう。その姿を見て、小森さんは「自分は11年かかってもできていない」と感じたと語り、「お金はかかるが、それでも行く価値はあった」と、親子ともに多くの気づきを得る体験となったようです。
(マイナビ子育て編集部)
