抱っこしてないとギャン泣き! 敏感で手強い赤ちゃんに「昔ながらのおんぶ紐」がハマった #本当に使える!イチオシ子育てグッズ
子育ては、便利なグッズの力を借りるだけで、もっと楽しくラクになる! そこで頼りになるのは、実際に子育て中の人たちの声です。今回はベテランのお母さんであり、様々なコラムを書かれている、きなこさんにおすすめを教えてもらいました。
おすすめグッズ:昔ながらのおんぶひも / 北極しろくま堂
昭和30年頃の型紙を使用して作った、おんぶ紐。背中の高い位置で背負うことによって負担を軽減し、長時間のおんぶをラクにします。お父さんやお母さんはもちろん、おじいさんやおばあさんにも使いやすいのが特徴。背あて、頭あて付き。
とにかく泣き続け、ほっといたら吐くまで泣く子だった
いちばん上の長男が生まれた12年前、とても敏感でよく泣く子だったので、常に抱っこしていました。なかなか寝てくれない、ベッドなどに置くと泣く、抱き上げると反り返る、少し大きくなると逃げるという、なかなか手強い赤ちゃんだったんです。
よく「赤ちゃんは泣くのが仕事だから、放っておけばいい」という意見がありますが、吐くまで泣いたりするし、寝てくれないので心配になりますし、そうそう放置もできません。私や夫が抱っこやおんぶをすると落ち着くんですが、一方で家事や用事もしないといけないし、赤ちゃんとはいえ長時間になると重いので、様々な抱っこ紐などを試してみたんです。縦抱きの抱っこ紐、スリングなど……たくさん買いました。
だけど私、じつはたいそう不器用でして、多機能で安全用ベルトやバックル、カバ―が沢山あるものって「これは……どこにどれを繋ぐ……の?」って戸惑ってしまうんです。
また、たくさんバックルがあると、背負ったり抱いたりするまでの間に子供が泣きすぎて暴れたり、少し大きくなると逃げ出したりすることもありました。反対にせっかく抱っこやおんぶで寝かしつけ、「背中で寝たな! よし下ろすぞ」と思っても、バックルをカチャカチャと鳴らして外していると、その間に起きてしまうことも。
シンプルなおんぶ紐にたどり着いた
そんな時に見つけたのが、「だっことおんぶの専門店 北極しろくま堂」の「昔ながらのおんぶひも」でした。昔からよくあるバッテンのおんぶ紐なんですが、これが微かな音と動きにさえ過敏な長男にぴったりだったんです。
試行錯誤の上、もっともシンプルなものにたどり着いたという感じでしょうか。唯一の欠点はレトロなデザインなのでお出かけ時には使いづらいところですが、近所や家の中では問題なし。とても使いやすいんです。
おんぶ紐を広げた上に赤ちゃんを置き、サッと背負ったら、あとは体の前側で紐を交差させてDカンを通してから蝶結びするだけ。実際にやってみたら、すごく簡単でした。そうして赤ちゃんが背中で寝たときは、前の蝶結びをほどくだけでそっと後ろへと下ろせるので、起こすことなくベッドやお布団に入れやすいんです。
とにかく寝かしつけの攻防戦が大変だったのが、初めての育児の思い出。「ずいぶん長く静かだから、もう寝ただろう」と思って振り返ったら、長男が背中でにこーって笑っていたり、後ろから髪の毛を引っ張ってきたり。もう、とにかく本当に寝てほしいといつも思っていました。
長男が次女を背負ってニコニコ顔に
2人目の長女が生まれたときも、おんぶ紐が役立ちました。長女はマイペースで穏やかだったんですが、何しろ今度は長男がチョロチョロと動きまわるので目が離せなくて。だから、いつも長女をおんぶして、長男を追いかけていました。長女は静かによく寝ていました。
3人目の次女も、先天性心疾患で入院している時もありましたが、自宅ではおんぶ紐を使いました。次女が2歳になった頃、当時10歳だった長男が「ぼくもやってみたい」とおんぶ紐で背負ったことがありました。長男も次女も、どちらともニコニコして嬉しそうで、とてもかわいかったです。おんぶ紐は、紐の調整がしやすいので、長男も私も夫も使える点も便利かもしれません。
布製なのでちょくちょく洗濯しながらたくさん使ったおんぶ紐。途中で買い直し、今手元にあるのは2代目です。もう普段はどの子も背負うことはありませんが、災害時に次女を背負って逃げられるようにと思って置いてあります。布でコンパクトにたためるので、持ち運びにも便利ですが、保管しやすいところもすごくいいんですよ!
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