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2023年03月14日 07:00 更新

東大生がひらがなを覚えた年齢、3歳までが半数以上、4歳までなら9割以上に上る

子どもにひらがなを教えるのは、何歳がよいのでしょうか? 小学校に上がる前から習うのが一般的ですが、その中でも、年齢が小さなころから始めた方がよいものなのでしょうか? 始めた年齢がその後の学力に影響していくものなのかも、親としては気になるところでしょう。そこで、興味深い調査データをご紹介します。

現役東大生がひらがなを読めるようになった年齢は

いつごろからひらがなを教えたら、子どもの将来的な能力のためにも望ましいのか、親としては気になるものです。「何歳から」という決まりはありませんが、1つの参考として、現役東大生220人を対象に行われた、「ひらがなは何歳くらいで読めるようになりましたか?」というアンケート調査の結果をご紹介します。

3歳までに読めるようになった人が半数以上

ひらがなを読めるようになった年齢で最も多かったのは、「2歳半~3歳」(20.8%)でした。「3歳~3歳半」も20.1%とほぼ同様の割合です。一方、「2歳までに読めるようになった」と回答した人と「2歳~2歳半」と回答した人が同数でそれぞれ16.1%でした。このことから、半数以上の人がすでに3歳までにはひらがなを読めるようになっていたことがわかります。

個人差があることなので一概には言えませんが、幼児向け教育などでは3歳以降にひらがなを教えている場合が多い点を考えると、早い傾向ではあるようです。

男女別では男子の方が少し早め

次に男女別で見て行くと、男子で最も多かったのは「2歳半~3歳」で24.6%でした。それに比べ、女子では「3歳~3歳半」が最も多く、23.5%を占めています。

また、3歳までにひらがなが読めるようになった人数を比較すると男子は54.8%、女子は49.9%で若干、男子の方が多い結果となっています。今回の調査では男子の方が早い傾向が見られました。

文系は3歳までに読めるようになった人が多い

最後に学部別にも見て行きます。今回の調査に参加しているのは文系学部48人、理系学部(医学部除く)50人、医学部51人でした。

そんななか、文系学部で最も多かった年齢は「2歳~2歳半」で27.0%、次いで「2歳半~3歳」と続いています。理系学部では3歳~3歳半が最も多く24.0%、医学部では「2歳まで」と「3歳~3歳半」が同数でどちらも21.6%でした。

3歳までにひらがなが読めるようになった人は、文系学部が58.2%、理系学部は50.0%、医学部では50.8%と文系学部が最も多い結果となっています。これは、もしかしたら、文系の人は子どもの頃から文字や言葉に対する興味が強かったということなのかもしれません。

まとめ

今回は、現役東大生が何歳くらいからひらがなが読めるようになったのかという調査結果を見てきました。ひらがなを覚えた時期が、東大に合格するような高学力につながるかどうかはわかりません。しかし、子どもがひらがなや文字に興味を持つことは、周囲の大人がそのような環境を用意しているかどうかも関係するでしょう。子どもの興味や知りたいという意思にしっかりと応えてあげられる環境を与えられるかどうかが、その子どもの将来的な学問の選択にも関わっていくのかもしれませんね。

(マイナビ子育て編集部)

※画像はイメージです

調査概要

■「ひらがなは何歳くらいで読めるようになりましたか?」/ひまわり教育研究センター
調査対象:現役東大生220人(有効回答数149人)
調査時期:2022年2月17日~19日
調査方法:インターネット調査

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