おお……僕のデザインが現れた! レーザーが刻むMy定規に息子が感激♡【科学技術館】2大体験プログラム(東京・千代田区)
昨年11月、航空宇宙関連のイベントを親子で取材した【科学技術館】。夢中になったあの体験を思い出しながら、後日同館のパンフレットを眺めていると、レーザー加工でオリジナル定規をつくる体験や、模型でクルマが走るしくみを学べるプログラムを発見しました。息子に「行く?」と聞くと即答で「うん!」。親子でさっそく取材に向かいました。
実験ショーに工作教室まで。人気の「演示プログラム」とは?
皇居のお堀に囲まれ、都心とは思えない深い緑と静けさをたたえる北の丸公園。その一角に位置する【科学技術館】は、科学や技術のしくみを“見て・触れて・体験しながら”学べるミュージアムです。
2階から5階までの4フロアに約20の展示室が並び、触ったり動かしたりしながら楽しめる体験型展示が充実しています。
そんな同館で人気のひとつが、スタッフが展示物を動かしながら仕組みを解き明かす「演示(えんじ)プログラム」。実験ショーやミニ実演など、科学がその場で動き出すライブ型のプログラムがそろい、展示だけでは出会えない発見を日々各フロアで楽しめます。
さらに、ものづくりを楽しめるワークショップもあり、親子で産業技術にふれるきっかけになる内容です。
演示プログラムは一部をのぞき、入館料のみ・予約不要で参加できるのも魅力。今回は、その中から「レーザーオリジナル定規づくり(土・日曜開催/有料/申し込み制)」と「クルマが走るしくみ(土・日・月曜開催/無料)」の2つを取材しました。
科学技術館 基本DATA
■所在地:東京都千代田区北の丸公園2-1
■開館時間:9:30~16:50
■休館日:水曜不定休 ※祝日の場合は次の平日
※学校の長期休み期間などの水曜日は開館
■料金:
◎入館料 大人 950円、中高生 600円、子ども(4歳以上)500円
※4歳未満は無料
◎レーザーオリジナル定規づくり 1,000円
■アクセス:
[電車の場合]
◎東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口から徒歩約550メートル
◎東京メトロ東西線・半蔵門線・都営地下鉄新宿線「九段下駅」2番出口から徒歩約800メートル
[車の場合]
◎首都高速都心環状線(外回り) 代官町出口からすぐ
◎首都高速都心環状線(内回り) 北の丸出口からすぐ
■駐⾞場:なし。ただし北の丸公園内に有料駐車場あり(台数に限りあり)
■トイレ:あり
■⾷事:館内にカフェあり
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※以上情報は変更がある場合がありますので、おでかけ前に公式HP等で最新の情報をご確認ください。
自分のデザインが目の前で刻まれる! 親子で釘付けのレーザー定規づくり
息子が最初に体験したのは、2階E室「ものづくりの部屋」で土・日曜に開催されているワークショップ「レーザーオリジナル定規づくり」。
自分だけのデザインを考え、それをレーザー加工機で形にしていく人気プログラムです。開催時間は、11:00~12:00と14:00~15:00の2回で、都合に合わせて選べます。
参加するには、入館当日に会場で申し込みが必要。先着順なので、入館したらまず会場に向かうのがおすすめです。参加券は9時30分から販売されます。
定規の色は6種類から選べ、息子が選んだのは透明感のある蛍光グリーン。光を受けるとふわっと発色し、学校の机の上でもすぐ見つかりそうな1本です。
デザインは専用のパソコンソフトで行いますが、パソコンに不慣れなお子さんでもスタッフがていねいにサポートしてくれるので安心。
しかも、丸や三角、四角といった基本の図形を組み合わせて形をつくるスタイルなので、ゼロから描かなくてよく、すっと取りかかりやすいのも魅力です。
クルマ好きの息子は、最初は「定規にもクルマを描きたい」と思っていたそうですが、図形を組み合わせてつくるなら、思い描いた形にしやすいのは飛行機かもしれない……そう気づいて、途中で方向転換。
図形の組み合わせに悩む場面もありましたが、パパにアドバイスをもらいながら、あれこれ試しつつ楽しそうに仕上げていました。
そして、できあがったデザインがこちら!
本当は大きな飛行機をドーンと描きたかったようですが、レーザーで型抜きする部分が大きすぎると定規の強度が弱くなってしまうため、小さめの機体を2つに調整。つくりながら仕上がりを想像して、ちょうどいい形を探していきました。
ここから先は、いよいよレーザー加工機の出番。スタッフがパソコンのデータを加工機へ送り、いよいよ加工が始まります。
息子も機械にぐっと顔を寄せて、じっと食い入るように見つめています。
「おー、始まった……!」と小さくつぶやいたその声に、こちらまでふわっと胸が高鳴りました。
しばらくすると、機械の奥でスイッチがそっと入ったように、「チチチ」「スーッ」という細やかな音を立てながら、レーザー加工機が静かに動き始めました。
見ていておもしろかったのは、画面で置いた絵や文字の順番どおりに、光がスーッと彫り進めていくところ。
決まった方向(左から右へ、など)ではなく、デザインデータを読み取った順に文字や絵が彫られていくのが不思議で、つい見入ってしまいました。
その光のペン先が、まるで息子の想いをそっとなぞりながら形にしていくようで、胸の奥がジーンとする瞬間でした。
ジャ、ジャーーーン! 完成した定規がこちらです。
飛行機のかっこよさもバッチリで、星や雲のあしらいが効いたオシャレなデザイン。親のひいき目かもしれませんが、なかなかの出来ばえです。
息子も手にした瞬間、誇らしげで、とてもうれしそうでした。
クルマに囲まれて幸せ♪ 3つの動力を“見て理解する”しくみの世界へ
続いて参加したのは、2階D室のワクエコ・モーターランドで土・日・月曜に開催されている「クルマが走るしくみ」。ガソリン・電気・ハイブリッド、それぞれの動力のしくみを学べる内容で、参加費無料(入館料のみ)・予約不要で気軽に参加できるプログラムです。
会場に入った途端、息子の目がキラッと輝きました。見渡すかぎりクルマに関する展示がズラリ。
未来のクルマに出会えるコンセプトモデルのコーナーや、歴代の特徴的なクルマの展示、運転気分を味わえるシミュレーターまでそろっていて、「前回来たとき、どうしてここを見逃していたんだろう……」と思うほど、もったいないくらいの充実ぶり。
そんなワクワクに満ちた空間で、いよいよプログラムが始まりました。
最初に見せてもらったのは、身近な「ガソリン車」がどうやって動くのかを、ミニ実験で体感できるコーナー。筒の中に入れたエタノールに火花を点火した瞬間、内部の空気が一気に膨らみ……
ふた代わりのピンポン玉がポンッと跳ね上がります。
「燃料が燃えて空気がふくらみ、その力でクルマが走るんだ」──そんなしくみの大切な基本が、すっと理解できます。
ガソリン車のしくみを体で感じたあとは、電気自動車やハイブリッド車がどんな力で走っているのかも学びます。
電気自動車は、バッテリーからモーターに電気を送って、その力でタイヤが動くしくみ。
ここではラジコンカーを使ってその流れをイメージしながら説明を受け、音が静かで走行中に二酸化炭素を排出しないといった電気自動車ならではの特徴も理解できます。
そして、ガソリンエンジンとモーターを切り替えながら、効率よく走るための工夫がつまっているのがハイブリッド車。その中身を“丸見え”で教えてくれるのが、すぐ後ろに展示されている「ハイブリッド・スケルトンカー」です。
透明な車体の中で、エンジンとモーターの動きがそのまま見えるんです。しかも搭載されているのは、あの高級車ブランド「レクサス」のエンジンなのだとか。
ハイブリッド車が、坂道などでスピードを落とすときに電気をためる「回生ブレーキ」も紹介されました。そのしくみを体感できるのが、こちらの「坂道マシン」です。
ハンドルで道路を動かして、発電→充電。
ためた電気を使って模型車を走らせる実験で、車体がスーッと動き出したその瞬間、息子の視線も釘付けでした。
我が家のクルマは、ハイブリッド車。パパがドライブ中にモニターを見ながら「ほら、今電気がたまってるよ」とよく息子に教えていました。その画面のしくみが、目の前の実物とつながったようで「あ、これのことか」とすぐにピンと来た様子でした。
クルマ好きの息子にとっては、全体的におなじみの内容も多かったプログラムでしたが、実験を目の前で見て、自分でも試した瞬間、知識が一気に“生きた体験”に変わった時間。そして何より、「たくさんクルマが飾ってある中で学べたのが、いちばん楽しかった!」と満面の笑みで話していました。
まとめ
レーザーオリジナル定規づくりで週末に仕上げた1本を、週明けにはうれしそうに学校へ持っていき、今も大事そうに使っている息子。
飛行機好きのお友だちにも見せて、ほめられたことをうれしそうに話してくれました。
クルマが走るしくみについても、「実験も面白かったし、ラジコンカーが出てきてすごく良かった!」と心から楽しんだ様子。
その表情を思い返しながら、どちらの体験もさせてよかったなぁと、しみじみ感じました。
体験型展示だけでも十分に楽しめる【科学技術館】ですが、演示プログラムに参加すると、科学や技術の世界がぐっと近くに感じられます。ぜひ親子で楽しんでみてください。
今回は、取材のあとに常設展示も少しだけのぞいてみました。
インスタで見かけてずっと気になっていた「大きなシャボン玉」もようやく体験できましたが、まだまだ気になる展示がたっくさん。近いうちにまた遊びに行きたい気持ちでいっぱいです。
(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)
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