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2026年07月07日 10:01

問題の読み飛ばし・ケアレスミスが多い。算数問題のミスを減らす声かけは|忙しい親子でも「算数に強い子」に変わるおうちメソッド #3

「問題をきちんと読まない」「ケアレスミスが多い……」テストを見て思わず「また……!?」と声が出てしまうことはありませんか? そんな親子のあるある悩みに、幼児教育のプロで3人の子どもを東大理系に導いた柴田 希世美先生がお答えします!

書籍『忙しい親子でも「算数に強い子」に変わるおうちメソッド』(著:柴田 希世美/実務教育出版)は、幼児教育のプロとして1,000人以上指導、自身も共働きで子育てに奮闘し、3人の子どもを東大理系へと導いた柴田 希世美先生が、忙しい家庭でも無理なく取り入れられる「算数力を育てるヒント」をまとめた一冊です。

今回は、保護者のリアルな質問に先生がアドバイス!「Q&A」を、一部抜粋してお届けします。

忙しい親子でも「算数に強い子」に変わるおうちメソッド,実務教育出版

Q. 文章問題について、子どもがせっかちで、問題文 をすぐに読み飛ばしてしまいます。

A. 読みながら「わからないところ」に線を引きましょう。

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※画像はイメージです

せっかちなタイプのお子さんは、実は文章の内容をしっかり理解できていないまま、勢いで解こうとしてしまうことが多いです。

「だいたいわかった!」と先に進みたくなる気持ちはわかりますが、内容の理解が追いついていないまま先へ先へと解こうとしてしまうと、当然間違いが増えてしまいます。

頭の中の情報を整理する

まずは、親が少し文章を読んであげたり、内容をかみ砕いてあげたりしながら、「この文章は3つのことが書いてあるよ」「ここがポイントだね」とイメージできるように導きます。

もし子どもが「わからない」と言ったときは、絵や図にしてあげるのも効果的です。

「3つの袋に、それぞれ4つのボールが入っています。ボールは全部で何個でしょう?」という文章問題があれば、「3つの袋」の絵を描いてあげて、その中に、ボール(丸)を描き込んでいくのです。

「あ、これは4×3と考えればいいんだな」

と、頭の中の情報を整理できれば、落ち着いて解くことができます。

また、最初は短い文章問題からチャレンジしましょう。学校の宿題が長文なら、家庭では短めの文章問題の問題集を用意して、「読む→整理する→式を立てる」という練習を積むといいと思います。

手を動かしながら考える

そして、質問されている箇所や、子どもがつまずきそうな語句にアンダーラインを引く。あるいは丸をつけたり、波線を引いたり。親子で一緒に「どこが重要かな?」と確認しながら印をつけると、視覚的にも整理ができます。

これは「手を動かしながら考える」ための練習です。文章問題は、ただ読むだけではなく、手を動かすことで理解が深まり、読み飛ばしがなくなります。

ちなみに長女の場合、中高生になっても蛍光ペンを使って大事なところに色をつけて取り組んでいました。カラフルになって見た目も楽しいし、わかりやすい。

そうした視覚的なわかりやすさが「やる気」につながる子は、ぜひ積極的に取り入れてもらえたらと思います。

Q. とにかくケアレスミスが多いです。どうすればいいですか?

A. 「間違い探し」をするつもりで見直しに取り組みましょう。

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画像はイメージです

ケアレスミスが多いお子さんには、「見直しをするのが当たり前」という意識を育てることがとても重要です。ただ、「見直ししなさい」と言うだけでは、形だけの確認になりがちです。

わが家では、子どもにこう伝えていました。

「必ず1個、どこかに間違いがある、と思って見直ししてごらん」

解き終わって達成感があると、どうしても「まあ合っているだろう」と気持ちがゆるみがちです。

しかし「全部合っているはず」と考えるのではなく、「どこかに1つは間違いがあるはずだ。見つけてやるぞ」という気持ちで見直す癖をつけます。

そうすると、確認の質が変わってきます。

特に単位変換など、ミスが出やすいポイントは繰り返し意識づけをします。練習を積めば必ずできるようになるので、「単位は必ず見直す」というルールにしてしまうのもおすすめです。

せかす声かけは逆効果

「またミスしてる」「ちゃんと見直してよ」とつい言ってしまいがちですが、これは逆効果です。子どもは責められたように感じて萎縮し、「どうせまた間違える」と不安を抱えたまま問題に向かうことになります。結果として集中が途切れ、かえってミスが増えてしまいます。

大切なのは、気持ちを焦らせるのではなく、落ち着いて取り組める環境を整えることです。

机に座り、周りの音や刺激を減らし、穏やかな気持ちで集中して勉強できる状態をつくる。まずは机の上を片付け、必要な道具だけにする。これがケアレスミスを減らすための基本です。

また、声かけを変えるだけでも効果があります。「なんで間違えたの?」ではなく、「どこでズレたか一緒に見てみよう」「もう1回だけ確認しようか」と、責める言葉ではなく、手順に目を向ける言葉にします。間違いを責めるのではなく一緒に確認する形にすると、子どもは安心して見直しに向かえます。

せかされたり責められたりする空気の中では、冷静に頭を働かせることができません。だからこそ、親はまず落ち着いた空気をつくる。それが一番のサポートになります。

続きはぜひ書籍でご覧ください。

忙しい親子でも「算数に強い子」に変わるおうちメソッド
(2026/07/07時点)

※本記事は、『忙しい親子でも「算数に強い子」に変わるおうちメソッド』<著:柴田 希世美/実務教育出版>より抜粋・再編集して作成しました。

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