「育児行き詰まり。荒れてた」小森純さんが決断した息子たちの山村留学、帰宅後に起きた驚きの変化とは「ガストで正座」
三児の母で実業家の小森純さんが、小学生の長男と次男を山村留学に送り出した経緯と“その後”を、自身のYouTubeで語りました。育児に行き詰まりを感じていた中で決断した短期留学。帰宅後、子どもたちに見られた変化とは――。
■「1回リセットしてあげたい」
2011年7月に実業家の今井諒さんと結婚し、2014年に長男、2016年に次男、2022年に三男を出産した小森純さん。このたび小学生の長男次男に、沖縄・渡嘉敷島での“山村留学”を経験させたといいます。
小森さんは子どもたちを山村留学に送り出した経緯について、「大変だったの、去年。こんなことは人様になかなか言えない」と切り出し、背景に家庭内での生活態度や学校でのトラブルなど、日常の積み重ねがあったことを明かしました。
「家に帰ってきてダラダラゲームやったりとか、学校でのトラブルだったりとか。まあひどかったわけですよ、去年。荒れてた」「もうなんか生き苦しくて、育児、正直。行き詰まっちゃって、何をしていいのかわかんなくなっちゃって」と告白した小森さん。
苦しい状況の中で山村留学というものを知り、自然の中での生活を経験することで「1回リセットしてあげたいと思った」と決断の理由を振り返りました。
様々な方法を調べる中で、渡嘉敷島での山村留学について問い合わせると、「子どもたちはもともと有り余るパワーを持っているけれど、今の時代はパワーを出せていない子が多いでしょ。そういう子たちが遊びに来る感覚でもいい」と言ってもらい、プチ体験として数日間だけお願いすることにしたといいます。
■明らかに「変わった」息子たちの様子
今回の山村留学に当初、夫は反対しており、子どもたちも乗り気というわけではありませんでした。実際、島に到着した日、次男は「僕は別にここに来たくなかった。お母さんが『行ってみない?』って言うから来ただけで、自分の意思で来たわけじゃない」と消極的な態度だったそう。
しかし2日目には早くも都会での生活とは違う環境に順応し、「目つきも変わって、言葉遣いも変わって『生き生きとしてます』っていう連絡が来た」。現地ではヤギや鶏の世話などを経験したり、貝の採集をしたり、食事や自然との向き合い方など、生活習慣の面で大きな学びがあったと感じているようです。
数日間の滞在を経て帰宅後、子どもたちの変化は具体的な行動として現れました。象徴的だったのが外食時の振る舞いで、ファミリーレストランのガストで夕食をとった際、「椅子の上で2人とも正座して」いたのだそう。さらに、「長男が肘をついてたら次男が『肘はついちゃダメでしょ』って怒る」など、兄弟間で食事中の態度を注意し合う場面もあったといいます。
今までなら旅行の後始末は小森さんがしていましたが、兄弟は持ち帰った荷物を率先して片付け、トランクを倉庫部屋に戻すことも自分たちでやっており、小森さんは「できてるじゃん」「めちゃくちゃ成長したんですよ」と感心。
その変化は一時的なものではなく、帰宅から一ヶ月が経った今も「洗濯ものを畳むの手伝ってくれない? って言ったら『いいよ』ってナチュラルに手伝えるようになった。前までは『今ゲームやってるから絶対やだ。無理、やんない!』とかだったんだけど」「ゴミ捨てもやってくれる」と、生活に定着していることを明かしました。
そんな子どもたちの変化を目の当たりにして、山村留学に反対していた夫も「最終的には『行ってよかったんじゃない』って感じなんじゃないかな」と小森さん。子どもたちにとって、生活力・生きる力を育む良い体験になったと実感していました。
■思春期の手前にある「10歳の壁」
「10歳の壁」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。実は、9歳~10歳は、2歳前後のイヤイヤ期に次いで、子育てが難しくなる時期といわれています。9歳~10歳は心も身体も学習面でも、それ以前とは大きな変化に見舞われ、なおかつ、個人差が広がります。これがこの年代を「10歳の壁」と呼ぶ要因です。
この時期、心・身体・学習面すべてで大きな変化が起こります。まず、子どもはこの頃から客観的に自分を見られるようになり、他者と比較するようになるため、「自分はできない」といった自己否定の言葉が増えることがあります。これまでのように素直に受け止めてくれず、励ましが反発につながることもあり、関わり方が難しくなります。
親より友達の影響を強く受けるようになることも特徴です。親の言葉が届きにくくなる一方で、友人関係での出来事に大きく左右されるため、感情の揺れも大きくなります。
身体面では、この頃から第二次性徴が始まります。10歳前後から身長の伸びが大きくなり、生殖器が発達し始めます。また、授業の難易度や学習量が上がり、理解度の個人差が広がって、授業についていけない子が増えてくる年齢でもあります。
行動面でも、大人っぽさと子どもっぽさが混在し、気分や態度が揺れやすい状態の我が子に、どう接して良いのか戸惑う親御さんは少なくありません。しかしイライラや沈黙も自然な成長の一部。無理に聞き出そうとせず、話せるタイミングを待つ姿勢が重要です。大人側が安定した態度でいることが、子どもの安心につながります。揺れ動く時期だからこそ、子どもの気持ちに寄り添いながら見守ることが、その先の思春期を支える土台になっていきます。
